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2008.03.27

まず3階から「狂言劇場」を

3月26日(水) 「狂言劇場 その四」 14:00~ 於・世田谷パブリックシアター

Bプロ 「盆山」萬斎、万之介」 能楽囃子(亀井広忠、吉阪一郎、観世元伯、一噌孝之) --休憩--「唐人相撲」万作(皇帝)、萬斎(相撲取り)、石田幸雄(通辞)、万之介(髭掻)ほか

 世田谷パブリックシアター10周年記念プログラムの掉尾を飾るのは、やっぱり芸術監督・萬斎さんの狂言劇場。Aプロもメインは「唐人相撲」なのでそちらだけにするつもりだったのだが、ちょうど水曜昼が暇で、亀井さんの大鼓だな~とか、いろいろ考えて3階から見てみましょう、と。1列目のほぼ真ん中から。

 「唐人相撲」は、「パブリックシアターの能舞台」をうまく使ってあって、すごく面白かった。近くから見るのがとても楽しみ。

 狂言はどちらも初めて見る演目。「盆山」の方は他愛ないお話、といえばそれまでかな。盆山を盗みに入った男と、そこの主人。そもそも盆山とは何よ、といえば、箱庭のように盆など浅い鉢の上に、石や砂で山の形を作ったものなのだそう。盆栽をイメージすればいいのかなあ。流行ってたのかしら(いつ?) 要するに、男が隠れているのを知った上で、「犬だ、犬なら吠えてみよ」←「びょう びょうびょう」。「犬かと思ったら猿」←「きゃー きゃーきゃーきゃー」。その後が難題で・・・。落語にもそんなのあるよね、とか思いつつ、あっさり単純で、でも狂言らしい、という感じ。

 「唐人相撲」は、そういう演目があるということは存じておりましたけれども、わたくし拝見するのは初めてで(←若干、落語めいて)。そして大人数というのも知っていたが、いや~、実際にその数・総勢35人というのは圧巻。

 なぜか日本の相撲取りが唐に渡っていて、帰国を願い出ると、お別れに相撲を取ってみせよ、と言われる。次から次へと出てくる武官や楽人、子どもを相手に強さを見せると、ついには皇帝が相手に!! 主に通辞のめちゃくちゃな中国語(音の面白さがあるのと、でも雰囲気で意味がわかる、相撲の相手になる人の名前もわかる)の楽しさ、相撲の勝負のダイナミックさ(うまく決まって拍手喝采)、皇帝の舞など、見どころがいっぱい。衣裳の色合いなんかも素敵でした。

 そして、初めと終わりには、後ろの空間をうまく使った演出で、シルエットが綺麗だったなー。千秋楽にもう一度見るのがとても楽しみ!!

 27日は昼・夜で「獅子虎傳阿吽堂」という能楽・歌舞伎囃子のコンサートで、解説なんかも面白いから行きたかったけど、諸般の事情にて断念。次の機会を待つことに。

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コメント

私も、本日の「阿吽堂」を諸般の事情で断念。
あとから、なんで今日「トゥーランドット」のチケット取ったんだ!何でその日の昼間に遠くで会議の予定なんて入れたんだ!と地団太ふんだんですが(T_T)
三響会が東京でない分、これには行きたかったなぁ。

そういえば唐人相撲、松井今朝子さんが「野村家よりは茂山家向きの演目かも」なんてブログに書いてましたが、そういわれたら茂山版も見たいぞって思った猫並でした(^^ゞ
私には野村版も充分面白かったですが。

投稿: 猫並 | 2008.03.28 00:10

猫並さま
今回の阿吽堂には逸平くんもご出演なのに・・・(と、傷口に塩を塗る)。私もパブリックシアターのチケット購入サイトで、迷いながらも席を選ぶところまで行ったことが2回くらい。一番端なら遅れて入っても許される?とかね。でも、まあすっぱり諦めましたワ。次よ次!

「唐人相撲」。Sept版だけじゃなくて能楽堂でも見てみたいな、と思ったのですが、茂山家のもぜひ見たいですね。

投稿: きびだんご | 2008.03.28 01:17

阿吽堂、チケット持ってたのに、行けませんでした(号泣)。くぅ~~~、悔しい!
でも、圧倒的な人手不足でわたしが抜けるわけには行かない収録が・・・。
チケット取った段階では、昼の部なら行けるはずだったんですけどね・・・。
世の中、そんなに甘くないですわ・・・。

狂言劇場は、なぜかAプロ2回(笑)。源次郎先生の出演日で選んだら、そうなってました。
あー、もう12時まわった。抜け出す算段をせねば・・・。

「子盗人」の万之介さんが、なんかかわいいです(笑)。といいつつ、1回目は途中で意識が飛んだので、今日こそしっかり見てきます(^_^;)

「唐人相撲」は、野村家はお行儀のいい演出?らしいので(萬斎さんがプログラムに書かれたことと、ポストトークでお話されたことをものすごく簡単に意訳すると、ですが)、茂山家の「これでもか!」的な演出だと、もっとすごいことになるのかもしれませんね(言葉選びが不適切かも・・・。悪意はないので、ご容赦ください)。

投稿: おまさ | 2008.03.28 12:05

おまささま
チケットもってたのに それはあんまりお気の毒すぎます。
でも、(私は関係ないけど)年度末でもあり、1日だけというのは、あまりにもキビシイですよねー。お互い、次ですよ次
能楽囃子も、わかる人が見ればまたずいぶん楽しいんだろうな、と思いながら、私は単に「この大鼓の鋭い音がいいなあ」とか、終わりごろの笛の意外にも穏やかな音色に心惹かれたりしてました。

私は狂言はまさに万作家から入って、いま茂山家も面白いなあと思っている段階なので、ほんと江戸と京都の違い、ぱっきりとはんなり?みたいなのを、これから楽しんでいきたいと思ってます。


投稿: きびだんご | 2008.03.29 01:17

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