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2008.03.03

「春琴」ポストトーク

3月1日(土) 出演/野村萬斎、本條秀太郎、野田学

 この日はポストトークがあるせいか(土曜でもあり)、立ち見の人もいっぱいでした! 2時間弱の「春琴」公演後、10分の休憩をとって開始。進行役が萬斎さん(当たり前か)。マクバーニー氏は2月末で帰国されたとのことで、演出家通訳(の他にもステージ作りに関わってらっしゃる)の野田さんが出演された。秀太郎さんは舞台の袴姿とは打ってかわって、首タオル?のガテン系の格好で、短髪でもあり大道具さんですか、みたいな感じだったなー。

 でも、丸2日も経ってしまったので、内容はあんまりよく覚えてません。以下、発言というよりは、このトークで明かされたことなどを・・・。(別項を立てるほどではなかった)

 萬斎さんはこの日、初めてご覧になったそうです。マクバーニー氏はそもそも「陰翳礼讃」を上演したい、ということで、ほぼ10年前からワークショップをなさっていたそうで、秀太郎さんもその当時から加わっていたとのこと。

 使われるのが、棒であり畳であり、動きも含めて幾何学的である。昔の日本家屋の造りもまさにそうだけれど、そういう幾何学的な部分にマクバーニー氏は「日本的なもの」を見いだしているのでは。←萬斎さんの言。

 とにかく「舞台上で全てを見せる」というのが氏の考え。なので、秀太郎さんは舞台の上で三味線を組み立てる(どうやら初めて会った時に、三味線を説明するためにそうやって組み立てて見せたのがかなり衝撃だったらしい)。そして演奏しない時でも彼はずっと舞台の上にいる。そもそも出演者は全員、舞台上にいるかあるいは何かしら運んでいるかで、そういう意味では「出ずっぱり」なのである。

 萬斎さんが気になったのは「畳」。ひっくり返したときに裏にカタカナ(製造所名?)が見えるのはいかがなものか(たぶんそれで急に現実に引き戻されるから)。それに対して野田さんは、「いや、全てを見せるということなんですよ」。じっさい、畳探しも苦労されたそうで(滑りの具合とか)。そういえば、私が気になったのは、舞台上で「琴」が着物を着るシーン。たぶん、人形に見せてた宮本さんと、深津さんの2回だったと思うけど、その着物がおはしょり部分を縫ってあったり、帯がくっついてたり、まことに美しくない。それも「全てを見せる」ことなんでしょうけど。

 ポストトークはちょっとしたボーナスみたいなもので、「へえ、そうなんだ」という話が聞けて嬉しい。またそんな(パブリックシアターで萬斎さん出演のトークに行ける)機会があったらいいな。

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