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2008.03.10

芝雀さん、喋る、化ける

3月10日(月) 「歌舞伎の舞台うら(芝雀トーク+歌舞伎鑑賞教室)」 10:30~ 於・国立劇場伝統芸能情報館&大劇場

歌舞伎鑑賞教室「解説 ようこそ歌舞伎へ」宗之助 「芦屋道満大内鑑 葛の葉」芝雀(葛の葉)、種太郎(安倍保名)、吉三郎(信田庄司)、京蔵(妻 柵)ほか

 朝日カルチャーの企画もの。ちょうど都合がいい月曜午前中だったので、フラフラ申し込んだ。会場は伝統芸能情報館の3階レクチャー室。ここは何回か行ったことがある。私ってば、けっこう勉強好き? まさか。身近に役者さんの素顔が見られる機会なんだもーん。

 芝雀さんは、なんていう色かなあ、暗く深い青緑のような着物と羽織、羽織紐も細めの(房じゃないの)同系色に見えたけど・・・前の方に座ったわりには見えづらかったな。インタビュアーの国立劇場の人は、真正面に見えたのに。

 ま、そのインタビュアー氏がちょっと水を向けると、芝雀さんが流ちょうに喋る喋る。で、あっという間の1時間なのでした。内容としては「女形」そして「葛の葉」というところ。父の雀右衛門さんが戦後、復員してから、先代の幸四郎さんに女形になるよう勧められたとき、「女形としてものになるのは60過ぎてから」と言われたのだそうで、彼も今後、たたずまいだけでお姫様が表現できるような、そんな役をやりたいとのこと。つまりは「三姫」ですねー。

 「葛の葉」は以前、巡業でやったことがあるので、今回が2度目。前回の写真を見た時のことを、「まあ、字が下手!」と(そうしたらインタビュアー氏が「ま、狐ですからね」。これってフォローになってるのか?) あとは早替わりにも関連して、鬘の説明が面白かった。古風なのから順に、「みの、羽二重、あみ」となっていくこと、それに合わせて化粧も違う(ピンク色を使う)などなど。

 あ、普段は普通のオジサンのカッコで、スーパーなんかで買い物しているので、そういうのを目撃しても声をかけないで、とかなんとか(笑)。

 鑑賞教室は12時開始だから、それまで「しのだ寿司」をパクついた。しかし予想したとおり、朝日カルチャーの席は16列(今日までチケットは渡されていない)。最近、国立でこんな後ろから見たことない。ド真ん中ではあったけども(このセンターブロックって、15列までほとんど学生だった)。女子高生たちはみんなお行儀よく・・・よく寝てました。

 宗之助さんの解説は、ちょっとお芝居仕立てになっていてとても面白かった。出雲の阿国に扮した京妙さんが、今どきのギャグで沸かせたりもした。私が一番おおっと思ったのは、黒御簾の中を見せてくれたところかな。京紫さんの鷺娘も綺麗でした!

 さて「葛の葉」。事前に話を聞いていたから、というわけではないけど、早替わりとか狐の手や言葉なんかに、どうしても気をとられてしまった感がある。なので、見終わって、妙にアッサリ淡泊なイメージ。あと、保名が種太郎くんなので、凛々しいんだけども、保名としては、と・・・。襖に書く文字は、うーむ流麗さを求めてはいけないかな。

 でも、鑑賞教室の演目としては、いろいろ仕掛けがあったりして楽しいのではないかしら。義太夫もよかったし。

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コメント

私も、「葛の葉」は鑑賞教室にむいた演目だと思いました。こういうケレンいっぱいのか、あるいはいっそ「桜姫」のような濡れ場いっぱいの方が、興味を持って見られると思うのです(^^ゞ
芝雀さんて、拵えてないと普通のオジサンですよね。役所か信金の係長って感じ(爆)意外にしゃべることが面白いので、もっと露出するといいのになぁと思うんですが。

投稿: 猫並 | 2008.03.11 08:16

猫並さま
解説もいろいろ工夫してますよね。
今回は、「『またか』という解説でもなく、『理解できない』というのでもないのを」、ということで、ああなったとのことでした。
芝雀さん、今月は一人芝居もなさいますが、都合がつかないのが残念。ほんともっとあちこちでお目にかかりたいものです。

投稿: きびだんご | 2008.03.11 21:41

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