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2008.03.04

重鎮・豪華な顔ぶれの歌舞伎座

3月3日(月) 「三月大歌舞伎 夜の部」 16:30~ 於・歌舞伎座

鈴ヶ森」芝翫(白井権八)、富十郎(幡随院長兵衛)、段四郎(飛脚早助)ほか 「道成寺」藤十郎、團十郎、翫雀、扇雀ほか 「お祭佐七」菊五郎(佐七)、時蔵(芸者小糸)、田之助(世話人太兵衛)、仁左衛門(鳶頭勘右衛門)、團蔵(倉田伴平)ほか

 夜の部の本番、じっくり見るのはまだまだ先なのだけれど、またもやWEB松竹の罠にはまって、3階1列があるなら早いうちに1回見とこ、と出かけてしまった。今回は私の両隣も、一人で来ている年輩女性客でじっくり見ることができてよかった。

 ところで、「鈴ヶ森」の出演者は芝翫、富十郎というのだけ頭に入れていた。歌舞伎座でちゃんとチラシを見たら、他の出演者も、段四郎、左團次、彦三郎となっていて、いや~、思わず平均年齢は何歳かしら、なんて思ってしまった。何しろ、七之助&橋之助なんかで見た記憶が、まだ新しいもので・・・(おお、それって芝翫の孫と息子なんだ)。

 ま、いくつになっても前髪立の若者やお姫さまができる、というのが歌舞伎のいいところ。こっくりと味のある「鈴ヶ森」で、なんだか不思議と心地よい舞台だった。

 「道成寺」には、團十郎の押戻しがつく。私はこの押戻しが妙に好き。ゆえに友だちにも「押戻しが見られるし夜の部にしようよ!」と、誘って後日一緒に行くのである(実は菊五郎は夜の部でしょ、という大きな理由もある。吉田屋にしないでゴメンネ・・・なのだ)。藤十郎の喜寿記念の演目でもある。衣装も目新しい(特に最初の濃い藤色の)。「鈴ヶ森」同様、動きなんかはゆったりだけれども、そのリズムが意外といい感じ。所化には壱太郎、虎之介の孫たちや、松嶋屋がずらり。「まいまいづくし」担当の扇雀さんは、ちょっとヨロヨロしながらで、唯一このシーンだけが不安だったところかな(笑)。ほんと「押戻し」はいいねー。

 「お祭佐七」。これって、なにげにものすごく豪華キャストなのでは・・・。最初のお祭のシーンがすごい! 群衆として出てくる鳶の若者に、亀三郎さんや松也くんたち。彼らが上手にいるのに、下手では、あれ?芝のぶちゃんがお軽として踊ってたよねぇ(勘平は誰か確認できず)。どっちを見たらいいのよ。鳴物さんたちも浴衣のお祭一行でした。

 仁左衛門も、さらっとカッコよく出てきて、あっという間に引っ込んじゃうし。で、菊五郎はやっぱり江戸前の男が決まってたなあ。時蔵の芸者、團蔵の悪役と、まあお約束って感じ? 最初にドーンと盛大な花火が打ち上がって、やがて哀しき祭りの後、じゃないけど、よけいにもの悲しいのかもしれないね。

 「鈴ヶ森」の後が食事休憩で、1階喫茶室に行ったら、なんでこんなに混んでるの?・・・ぱっと目に入った上村以和於さん、利根川さんはじめ、評論家の方々が10人以上いらしたもよう。サンドイッチがもう売り切れてて、やむなくモンブランを注文したんだけど、完食するのがとても苦しかった(涙目だったかもしれん。笑)。

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コメント

ああ、びっくりした。
3月3日の昼、私が見た演目と違う!と思ったら…夜ですよね(^。^)
今週末に見ます、楽しみだぁ。

投稿: 猫並 | 2008.03.04 22:49

猫並さま
あっちゃー。こそこそっと、いま直しましたです。ありがとう。
アタマの中は、すでに明日見に行く「昼の部」ということで

投稿: きびだんご | 2008.03.04 23:16

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