« 「大学祝典序曲」がぐるぐる | トップページ | 三番弟子デビューの日 »

2008.04.15

「どん底」で、初めましての俳優さんたちを見る

4月14日(月) 「どん底」 19:00~ 於・シアターコクーン

作/ゴーリキー 上演台本・演出/ケラリーノ・サンドロヴィッチ 出演/段田安則(巡礼)、江口洋介(ペーペル)、荻野目慶子(ワシリーサ)、緒川たまき(ナターシャ)、若松武史(大家)、大森博史(サーチン)ほか

 ゴーリキーである。「どん底」である。・・・なーんにも知りません。とにかく、ロシアもの、というだけで尻尾まいて逃げだしたくなる、という長い年月を経て、さいきんやっと壁が低くなってきたのかな、チャレンジだけはしてみよう、というところだもん。

 んじゃ、なんで見に行ったのか。ま、勢い、もののはずみ? 江口、荻野目、緒川という主要な役らしい3人を、見たことがなかったから、というのもあるかな。

 またもやあわててコクーンに駆けつけたけど、開演まで20分ほど余裕があったので、劇場内でコーヒーとピロシキを1個(小さいけど300円)。これで3時間15分ほどを頑張った。

 web松竹で買った席がB列のなかなかいい場所で、その点はラッキー。衣装なんかもよく見えた(でも、メインの洞窟のような木賃宿の「上」を使うシーンは、さすがにあまり見えなかったが)。そういえば、ラスト近くで、建物がグヮーンとせりあがってきて、歌舞伎座か?という感じで、驚いたのだった。

 作品自体は、ケラさんが潤色しているらしいので、原作はどんなふうで、舞台はどう違うのかは全く不明。ロビーでは岩波文庫も売ってたけどね。

 役者さんでは、今まで時として浮いてるイメージもあった若松武史が、わりと馴染んで見えた。ちょっと時代がかったような濃ゆ~い役だからかな。それとは逆のタイプで、大森博史の内省的なサーチンが素敵だったな。勿論、段田安則も。彼は最初がどうも、だったんだけど(初見は「リア王」だったと思う←「マクベス」じゃん。妻役、南果歩だもん)、徐々にファン度が増してくる。にしても、老人の役をあえて彼に振った演出家の意図は?

 さて、最初に名前を挙げた人たちの中では、緒川たまきが一番「また見たいな」という感じ。荻野目慶子って、エキセントリックな役がはまりすぎてて、こわかった。そして、朝日新聞でイヤに褒めてた江口洋介・・・。やっぱり「直線的」なのでありました。

 随所に入る4人の生演奏が印象的だったけど、私自身はスクリーンの文字で、状況を説明する手法は苦手。1回だけでもね。 そして、ラストからカーテンコールにかけての「カチューシャ」の合唱には意表をつかれた。希望のある終わり方、と言っていいのだろうか。そして人生は続く・・・。

|

« 「大学祝典序曲」がぐるぐる | トップページ | 三番弟子デビューの日 »

演劇」カテゴリの記事

コメント

私、去年の初めくらいから何度か緒川たまきを見てまして、ちょいハマっとります。あの植本潤と夫婦役だったのが一番よかったかなぁ。不思議ちゃんぽいけど、この「どん底」の役なんかは、ああこういう女が一番ずるいんだよな、男にとって天使で女にとって悪魔なんだ、なんて思う、そういう雰囲気がなんともツボです(^^ゞ
私もこれ、web松竹でとってC列だったんですが、最近のweb松竹って微妙じゃないですか?これみたいにいい席が取れちゃう上に送料手数料無料で手に入る場合もあれば、カリギュラみたいに一瞬で売り切れって場合もあって。web松竹は発売情報がどこよりも遅いからコレを待ってるともしかしたら見られないかも…と思ったりもする。で、先にプレオーダーコストまでかけて取ったチケットが、実はあんまり人気がなくてweb松竹のがいい席で出てたりすることもある。うーん。
ちょうど今それで悲しんでいるのが、道元の冒険(爆)

ところで。ケラさんって何人なんですか?
日本人ですかね?

投稿: 猫並 | 2008.04.16 09:02

猫並さま
緒川たまきって、ほんと雰囲気ありますよね。いろんな役で見てみたい。荻野目慶子も興味はあるんですが、大竹しのぶに通じるような「憑依系」がちょっと苦手なもんで。
コクーンはweb松竹で取ればいいか、と思い始めてます。「カリギュラ」は特別だったんじゃないかなぁ(と思いたい)。来月の「わが魂~」も一瞬で売り切れるかと思ったのに、私の認識には相当ズレがあるんでしょうかねぇ。
プレオーダーもよほどじゃないと利用したくなくなりました。手数料が高くて席がよくないんだもん。先日イープラスのアンケートがあったので、そのあたりを思いっきり書いたもんね
ケラリーノ・サンドロヴィッチ。顔写真を見ると、思いっきり日本人ですけど、さて何者。

投稿: きびだんご | 2008.04.16 09:36

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 「大学祝典序曲」がぐるぐる | トップページ | 三番弟子デビューの日 »