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2008年5月

2008.05.30

相棒!!

 いや~、劇場版「相棒」公開に際しての、特に水谷豊の露出はすごかったですねぇ。なんかテレビをつけると彼が出てる、という感じで、ついにはNHKで歌まで聞いちゃったよ(もう随分前だけれど)。新しく録音したCDも出てるようだし。正直、また出てる、と思ってしまった。

 テレビ「相棒」の再放送も、気がつくとやってる。私は今まで全く見てなかったのに、つい見たりして。土曜日の12時からの再放送、というのが、ちょうどタイミングがよくて、そもそもの発端、つまり水谷(杉下右京)と寺脇康文(亀山薫)がコンビを組むことになった初回を見ることができた。

 翌週の土曜日は生瀬勝久さんが出演している回で、これは途中から見た。生瀬さんが誰なのかパッとはわからず。今より少し顔が細いし、エリート検事の切り裂き魔という役作りのためもあるのか、ずいぶんイメージが違ってた・・・って、「サラリーマンNEO」と比べちゃいけません(細めの生瀬さんは「爆笑問題」の太田光みたいだった)

 で、水谷豊のテレビ出演も落ち着いた今になって、今度は週刊文春の阿川対談に出ている(今週発売号)。メディア露出戦略とは、こういうものなのか、とも思う。対談の中では、観客動員200万人、と言ってるから、やっぱりヒットしてるのかー。私なんかかえって、テレビで充分と思っちゃったのに。

 そうそう、寺脇さんは今年、二兎社のお芝居を見に行った時にお見かけした。まんま薫ちゃんの雰囲気でしたね、そういえば。

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2008.05.29

8月の予定は未だ空白

 我が家は3人家族だけれども、それぞれに趣味はバラバラで、「勝手にどうぞ」状態である。一緒に出かけることも滅多にないかも・・・ 「隣は何をする人ぞ」どころじゃない、というのは言い過ぎにしても。

 それなのに、夫が突然「こんなのがあるよ」と見せてくれたのは、某銀行の会員サービス誌。「会員さまのためにお席を特別価格でリザーブ」というのの中の、8月2日「第六回 囃子の会」(@歌舞伎座)の案内である。かの「鼓の家」・亀井&田中家の方々に、お能や歌舞伎、舞踊のクラクラするようなメンバーで、一日限り(一回限り)の公演。よく気がついたわねぇ(でも財布が別だから、お金を出してはくれないんだ)

 前にも触れたけど、今年になって「鼓の家」というNHKの番組を録画したものを入手して、何度も見ていた。その中でも、「囃子の会」(@国立劇場)でのシーンは印象的だったっけ。うひゃー、見たい。

 ・・・とは思えども。私みたいにワケわかんない奴に1万7000円はあんまりかも。もっと安い席に他の方法でチャレンジするか? いやいや、どうせなら初心者こそいい場所で見るほうがいい(でも、S席にもピンキリでどんな席かはわからない)。などなど、いまだに考えておりまする。というか、これだって絶対取れるわけではないのでしょうし。

 さらに、この「囃子の会」のある8月2日は、いろいろ「気になる」会が集中している、私にとっての「特異日」である。さらにさらに、もっと重要なのは、旅行に行くかもしれない頃だということ。うーーん。悩む。まずは、旅行の日程を最初に決めるべきという気がしてきた。すでに6月が来ようとしてるのだし。

 去年も、一応どこかへ行こうという気はありながら、あれこれ半端に予定を入れたりして「まっ、いいか」と出かけなかったので、今年はとりあえず8月に予定をいれていない。真っ白。うん、やっぱり、旅行に行く/行かない→行くなら日にち、を、とっとと決めて、そこからだなぁ。「囃子の会」の申込みは、まだちょっと先なので、それまでにいろいろ考えなくっちゃ。

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2008.05.28

続・亡霊こぼれ話:ハムレット編

 すっかり頭の中から消えてたけど、月2回水曜日に、小田島先生の解説でシェイクスピアを読んでる。もっかテキストは「ハムレット」なのでした。まだ第1幕だけどね(だいたい前回、多忙ゆえに初めて欠席しちゃったし)。で、今日はハムレットと父親・前王の亡霊との会話シーン。やたら亡霊に縁があるわい。

 小田島先生のお話は、しばしば脱線して昔のお芝居のこととか、駄洒落とか出てくる。ハムレットに関しては、エノケンの「ハムレットの恋」という喜劇が楽しそうだったなぁ。エノケンが亡霊、ガートルードは宮城まり子。

 で、今日の話題はそれではなく・・・市川森一作のテレビドラマで、山崎努がシェイクスピア学者をやったときのこと(小田島先生は古~い本を小道具に貸し出しただけでなく、喫茶店の客として一瞬画面にも登場したそう)。その中で、ハムレットの芝居も劇中劇で上演されたのだけど、そこで亡霊を演じたのが蜷川幸雄さん!! 亡霊の台詞を「もっと重々しく!」と言われて、「そういう芝居はするなと劇団員には言ってるんだけど」と言いつつも要求通りになさったそうです。ちょっと見てみたい、蜷川さんの亡霊!

 ハムレットといえば、ローレンス・オリヴィエの映画版の500円DVDを買ってあるんだけど、なかなかまとめて見られず、変に断片的に見てるだけなんだなー。

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私だけの亡霊:コクーン余話

 5月も終わったぁ・・・カレンダーにはあと4日もあるんだけれども、惰性で流れていくだけだわ。コクーンも團菊祭も終わってしまった今となっては。

 そんなちょっとせつない気持ちにも襲われるいま、タイトルの「亡霊」とはなんぞや。勿論、「わが魂~」の美しい亡霊サマとは関係ない話。超個人的に、私の前だけに現れたる「亡霊」、それはリアル連合赤軍の彼女、死刑は執行されてないと思うので亡霊にしてしまっては申し訳ないけど、過去の人、という意味で。

 生まれてから四半世紀ほど、私にくっついていた名前が、なんと彼女と同じだったのぉ。同姓同名ってやつですね(漢字表記が同じということです)。あの騒ぎのさなかに中学校を卒業して高校に行ったという、自己紹介には最適の季節!! ほんとーーーに迷惑した。

 だから、いまだに、ひどい犯罪者が平凡な名前だったりすると、山ほどいるであろう可哀想な同姓同名の人のことを思っちゃう(でも、変わった名前なのに同姓同名という方が、もっと悲惨か)。

 ああ、今気がついたけど、その迷惑した名前と、その後の別な名前の「使用期間」が、ちょうど現時点で半々くらいかもしれない。もう自分の昔の名前は忘れたし(いやいや、そんなことはないけど)、それ以上に、連合赤軍事件そのものがとっくに過去のものとなり、みんな過去の人となった。・・・はずなのに、なんでいまさら、こんなところで出てくるのよ!!

 でも、だから4回も見ておいて私がことさら連合赤軍に触れていない、というのではない。どこかに避けたい気持ちも、もしかしたらあるのかもしれないけど(しかし気絶しそうなくらい昔のことだ)、「わが魂~」を見るぶんには、特に必要ないような気がしている。初演当時には、とても意味があったとしても。

 ま、それでも、現実には、名前という「亡霊」が飛び回りつづけたことに変わりはない。千秋楽を迎え、しずかに消えていってもらいたいものである。どさくさに紛れて、ちょっとした告白(笑)なのでした。年もばれちゃうね。

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2008.05.27

私の千秋楽:シアターコクーン

5月26日(月) 「わが魂は輝く水なり」 19:00~

 コクーン千秋楽は27日のマチネなのです。なんでなんで・・・。私は月曜日も水曜日も、マチネOKなのに、火曜日はぜったいNGなんだよぉぉ。ゆえに、歌舞伎座の楽を捨てて、コクーン前楽ということになってしまった(理由はまあ他にもあるけどね)。だから、私にとっての千秋楽、すっごい意気込みが周りの人にも伝わっていたかもしれない

 で、席は今までで一番前、2列目の右ブロック、でも比較的通路寄り、というあたり。菊ちゃんがほぼ真正面に来たりして、そうすると頭の中でストーリーがややお留守になってしまうのさ。萬斎さんをたっぷり見た、という実感があるのは、やっぱり近かったゆえでしょうか。

 表面的にはそう難しくはない話だと思う。目の前に与えられるものを、素直に受け入れていけばいい。そういう意味では、今までに見た中で、初日に一番心打たれた「泉のほとりでの親子の夢幻のような世界」とか、透明感があって自在な存在の亡霊とか、美しいままに記憶にとどめたい。考え始めると、いくらでも難しくなっちゃう、というあたりが、演出家の罠、と勝手に決めました(つまり、考えることを放棄したというわけ)。居直り、とも言う?

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2008.05.26

勢揃い!を楽しんだ白浪五人男

5月25日(日) 「團菊祭五月大歌舞伎 夜の部」 16:30~ 於・歌舞伎座

通し狂言 青砥稿花紅彩画 白浪五人男」菊五郎(弁天小僧菊之助)、團十郎(日本駄右衛門)、左團次(南郷力丸)、時蔵(赤星十三郎)、三津五郎(忠信利平)、田之助(柵)、富十郎(青砥左衛門藤綱)ほか 「三升猿曲舞(しかくばしら さるのくせまい)」松緑

 夜の部の外題は、どちらも難読。歌舞伎検定では、読みを問われたりするのかしら。とくに有名な「あおとぞうし はなのにしきえ」の方は。読めたとしても、雑学以外、なんの意味もないかな。でも、お芝居ができた背景なんかが、この7文字の中に込められているそうで、そんな楽しみもある。「青砥」だものね、がぜん青砥藤綱に興味を持っちゃったわー。

 などと、なんだかワケのわかんないことから書き始めてしまったけど、それもこれも、「この人にこの役」というのがほんとにピタリと決まっていて、すごく面白くて、余韻に浸っているから。冒頭の田の助さん、ラストの富十郎さん、團蔵さん、東蔵さんなどなど、少しだけ登場の皆さんもそれぞれに素敵で、いや~満足満足。

 ところで、すぐに忘れる私は、以前に「通し」で見たのはいつだったのか、と、ものすごく考えてしまった。それが知りたくて筋書を買ったようなものかも(いや、もちろん舞台写真入り、というのも楽しみだけど)。そうしたら、4年前の4月、勘三郎(当時はまだ勘九郎)の弁天小僧の時だった。彼の弁天と三津五郎の南郷力丸コンビは、すごく記憶にあるのに、それは通しで見た時だった、というのが結びついてないんだわー。

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2008.05.25

「次は、えびす(顔)」

 23日に恵比寿へ行ったとき、久しぶりに日比谷線に乗った。地上に出てからのルートのことばかり考えていたので(もともとJRで行く予定で、出口などを想定していたから、地下鉄出口からはとても不安)、いきなり耳に飛び込んできた、車掌さんのアナウンスの「次は恵比寿」という声にびっくり~。いや、その「恵比寿」が初めて聞く「えびす」だったのですよ 平板アクセントの「えびす」。

 そら~今までも、大学の「ゼミ」(大学生の息子を持つ知人、姪、車内会話などの事例)とか、海老蔵発言の「富樫」とか、たびたび耳慣れぬアクセントに驚いてきたけれども、ちゃんとしたアナウンスですからねー。帰宅してから、自分でもちょっと発音してみたりして。平板だと「えびす・・・顔」と繋げたくなっちゃうワ。確実に古い部類の人間になっちまったのかなぁ。

 さて、我が家の鉄っちゃんに、ちょっとちょっと、と、そのアナウンスの件を報告したときは、そのことを話そうと思ってたのに、ついうっかり「JRで恵比寿に行ったら」と言ってしまい(帰りが山手線)、鋭く事情聴取(笑)されてしまった。「女の人の声じゃなく?(←テープではないのかと言いたかったらしい)」「うん、男の人」「山手線だよね」「そう」・・・などという、不審な会話の末に、はい、みずから「乗ったのは日比谷線でございました。JRではゴザイマセン。間違っておりました」と訂正するに至った。私は単に「恵比寿」の発音のことを言いたかったのに、なんでそうなるの。

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2008.05.24

そうじゃ、SOJA、総社。

 (ついに・・・東京新聞ネタ) 本日の東京新聞・夕刊に、「茂山千五郎一門 東京で初の『追儺式』」という記事が出ていた。6月7日に、東京で初めてとなる創作狂言「北野天満宮追儺式」が上演される、という話題。

 これは千五郎家のファンクラブ「クラブSOJA」主催で、年1回開催される「お豆腐の和らい」という狂言会での上演という。それはともかく、目を奪われたのが、「豆腐のもとになる大豆がフランス語で『SOJA』で、狂言でも『そうじゃ』はよくあるせりふ」というくだり。今まで、茂山家の「お豆腐狂言」とか「和らい」とかについては、よく目にしていたけど、へぇぇ、そうだったの。ホームページのURLに soja があるのはなんでかなー、なんて一瞬思ったことはあったっけ。

 そう、「そうじゃ」に反応しちゃったのだ。実は私の生まれ育った所が「そうじゃ」なんであるよ。総+社、という文字からもわかるように、神社に関係する地名で、たぶんあちこちにあるとは思うけど。小さいころから、古墳とか、吉備真備とか、桃太郎とかが近かった・・・うーむ、昨秋の「夢てふものは」という新作狂言も、出会うべくして出会ったんだねっ。

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白バラと喪服と、赤バラと。

5月23日(金) 「劇団AUN 第15回公演 リチャード三世」 19:00~ 於・恵比寿・エコー劇場

原作/W.シェイクスピア 翻訳/小田島雄志 演出/吉田鋼太郎 出演/吉田鋼太郎(グロスター公リチャード)、中井出健(バッキンガム公)、谷田歩(ヘースティングズ卿)、坂田周子(アン)、千賀由紀子(エリザベス)、高橋努(暗殺者)ほか

 いやはや。私の頭(手帳)の中では、いつの間にかこの公演を見に行く日が、5/27(火)と記録&記憶されていた! そもそも公演自体、26日までだというのに・・・。間違いに気づいたのは22日。危なかったねー。何度目かの(しかし久しぶりの)大ボケを無事に回避して、いざ恵比寿へ。

 初めて行く劇場であるから、道に迷うのは当たり前さぁ。どんなに事前に地図をチェックしていても、なにゆえ逆に歩き出してしまうのであろうか。でもまあ、早いうちに修正できて余裕で到着。小さいロビーで、小栗旬くんから高橋努さんに贈られた花が、ひときわ目立っておりました。

 開演19時、終演21時10分とのことで、意外に短い。久しぶりに白水uブックスの「リチャード三世」に目を通したんだけど、読んでるとリチャードが萬斎さんになっちゃうのはご愛敬(笑)。けっこう「国盗人」のイメージが強く残ってるのかも。・・・と、そんなこんなで開演なり~。(若干ネタばれあります)

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2008.05.22

【メモ】文楽に行くと劇場バスに乗ってる

5月20日(水) 「五月文楽公演 第1部」 11:00~ 於・国立劇場小劇場

鎌倉三代記」入墨の段、局使者の段、米洗ひの段、三浦之助母別れの段、高綱物語の段 「増補大江山」戻り橋の段

 今月の文楽公演、重鎮方は第2部に集中してません? 第1部に出演予定だった綱大夫さんが病気休演で、千歳大夫さんが代演されたから、余計にそう思ってしまう。こういう時、千歳さんは毎度、大活躍という感じですね。

 私はどちらかというと「大江山」が楽しみで、「鎌倉三代記」は、それほど見たい!ということもなかった。どうしたって寝そうだし で、実際に途中でちょっと それはどこかと言えば「三浦之助母別れの段」。前後の「米洗ひの段」や「高綱物語の段」はちゃんとしてたんだけどねー。面白いし、華やかだし。燕三さんの三味線だし

 「大江山」みたいに鬼女が出てくるのは、それだけですごく好き。あの、突然こわーい顔になっちゃう「角出しのガブ」とかいうかしらを、近くで見てみたいな。渡辺綱と鬼女との戦いは想像以上に派手で、獅子の毛振りみたいなのもあってビックリ。床が遠い下手側4列から見ていて、この時の「八雲」という楽器が全く見えなかったのが残念。この「大江山」で、これから2人の戦いのいいところ、という時に、3列目あたりの派手めの年輩男女が退場! 床からでも一番に見えそうな場所だったのよねー。あらあら。そして終演後に劇場バスに乗ったら、その人たちが座ってたんで、何よりもバスの席を確保したかったのね、と。私も老母を連れて観劇に行ったりするから、気持ちはわからなくはないけど・・・。

 見終わって外へ出る時には、半蔵門駅に行くか永田町にするか、なんて考えてるのに、目の前のバスを見ると、つつつーっと引き寄せられてしまう(座れそうだというのが大前提)。新宿まで、ボンヤリ窓の外を見ながら、今日の舞台のあれこれを思い出したりする時間はけっこう楽しい。

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2008.05.21

「わが魂は輝く水なり」から思いをめぐらす

5月20日(火) 「わが魂は輝く水なり」その3 19:00~ 於・シアターコクーン

 時々話題にする「おけぴ」で、中2階のバルコニー席(袖席ですかね)が安く出たのを急遽買ってしまった。でも同じA席なら、正面つまり2階の後ろから見たかったな、と、思ったりもしたので、今後はA席を買う時は気をつけよう(手放す場合も考えて)。 で、私が買った右側のバルコニー席には、後ろに立ち見の人がいた。終盤、その後ろの人の鼻息が耳の近くで聞こえて、一瞬、気分が悪くなったのかと心配してしまった。興奮したのかしらん。

 右側だけど、見切れるということもほぼなくて、気楽にじっくり見られてとても満足。誰かと見るのももちろん楽しいんだけど(特に歌舞伎なんかはね)、こういうお芝居は、自分ひとりだけで浸るのが私には合ってるなあと思ったり。

 (で、以下はそんな「思い」があちこち飛び回っての、まあタワゴトなのです。)

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2008.05.19

文楽第2部は、ちょいとコッテリ

5月19日(月) 「文楽五月公演 第2部」 16:00~ 於・国立劇場小劇場

心中宵庚申」上田村の段(住大夫/錦糸)、八百屋の段(嶋大夫/宗助)、道行思ひの短夜(津駒大夫・英大夫ほか/清友・団吾ほか) 文雀(姉おかる)、簑助(お千代)、勘十郎(八百屋半兵衛)、紋寿(平右衛門)ほか 「狐と笛吹き」春/冬(文字久大夫・咲甫大夫ほか/清介・清志郎ほか 夏/秋(呂勢大夫/清治) 和生(ともね)、玉女(春方)ほか

 今月は文楽には行ってらんない、と思っていたのだけれども、なんとか大丈夫そうだったので、ついつい・・・。だから、席もあんまりよくないけど、まあいいでしょ、と。やはり住大夫さんを聞いておきたい、というのもあったし、北条秀司の作品という「狐と笛吹き」って、なになに?と。実のところ、心中ものはそれほど好きじゃないのです。

 半蔵門駅から国立劇場に向かっていたら、向こうから歩いて来る人に見覚えがあって、うーん・・・一瞬後に、あっ、三味線の寛治さん! 普通にお一人で、文楽見た帰りです、みたいに歩いてらっしゃった。こういう調子で、オジサン以上の世代の人だけは見つけられて、ぱっと目立つはずの人には絶対気がつかない私。やっぱり目と頭の回路がどうかしてるのかもしれん。

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2回目のコクーン「わが魂~」

5月18日(日) 「わが魂は輝く水なり」 14:00~ 於・シアターコクーン

作/清水邦夫 演出/蜷川幸雄 出演/野村萬斎(斎藤実盛)、尾上菊之助(五郎)、坂東亀三郎(六郎)、津嘉山正種(ごんず)、秋山菜津子(巴)ほか

 4日(初日)以来、2週間ぶり。初日は正直言って、ひたすら萬斎さんと菊之助くんばかり見ていたようなところもあった(と思うよ)。全く冷静さを欠いてたんだね。でも初日ってのはそんなもんでしょ。えへへ。

 今回はしっかり落ち着いて見たからか、亀三郎さんの存在感がいちだんと強く感じられた。なんだか、菊ちゃんは初日よりも少し抑え気味に思えたんだけど、実際はどうなんでしょう。中日も過ぎて、役者さんも若干お疲れ気味なのか、台詞を噛んだりして(そしてそれは伝染するらしい)。

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2008.05.17

立ち読み雑誌から

 ・今週の週刊朝日、親子対談は茂山千作・千五郎さん。私は茂山家のことがよくわかってないので、いちいち確認しないと親子・兄弟関係がアヤシクなってしまうんだけど 何年か前、同じ時期に千作・千之丞兄弟が倒れたことがあったなど、知らなかったなぁ。大きなファミリーでなごやか、というイメージですね。

 ↑この対談は目次で確認して、読もうと思って読んだんだけど、パッと開いたページに菊之助くんの写真が。「ナルニア国」の吹き替えの話でした。しかし、真正面からの写真が今ひとつ・・・。

 ・「わが魂は輝く水なり」に関係したものでは、「Look at Star」と「婦人公論」。婦人公論は、蜷川さんと萬斎さんの対談ですごく面白かったんで、買っちゃうかも。比べれば前者はビジュアル中心の雑誌ですからねー。2つの雑誌で萬斎さんの衣装が同じだったのが、プチ発見。婦人公論を見たときは、「あらま」と思った衣装が、Look~だと違和感ナシ。

 これらの記事では、連合赤軍事件など、作品ができた背景が必ず語られてるような気がする。それこそ団塊さんあたりならリアルに思い出せるだろうけど、演じてる人も見てる人の多数も、その時代の空気なんてわからない。だけど、あえて「その時代」を意識する(させる)んだよね。ま、私はだから今・・・という部分をむしろ考えたいかな。って、書いてるだけできっと考えやしなくて、ポワポワ見てるんでしょう。

【ささやかな追記】また朝日だ、と思われないよう念のため(笑)。新潮、文春も手に取って見たんだけど、伝芸ネタがたまたま週刊朝日にあったのだよ。そして、Look at Star の誌名を確認すべく検索してたら、この2人のページの切り抜き(=4ページ)をオークションで売る、というのも引っかかった。世の中もうワケわかんないね。

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能楽堂で「知盛」を

5月16日(金) 「国立能楽堂 定例公演」 18:30~

狂言・大蔵流「子盗人」茂山忠三郎、古川道郎、茂山良暢 観世流「碇潜いかりかづき) 船出之習」シテ岡久広、ワキ森常好、笛・寺井久八郎、小鼓・林光壽、大鼓・亀井忠雄、太鼓・小寺佐七 ほか

 なんとか仕事も片付いたところで、疲労困憊で観能っていうのはあまりに危険だけれども、がんばって行ってきた。6時過ぎに会社の通用門を出て、タクシーで10分少々で千駄ヶ谷。会社からだとタクシーが便利だと改めて思ったよー(しかしこのルートは深夜作業の後、外苑前から高速に乗る時と同じだった)。

 今回は脇正面4列6番。すなわち一番橋掛かり寄りの席で、前に座席がないからいいような、でも悪いような・・・。狂言「子盗人」は、パブリックシアターの狂言劇場で見たばかり。大蔵流のは初めて。

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2008.05.16

市馬落語は、大人な雰囲気なのだ

5月14日(水) 「柳亭市馬独演会」 19:00~ 於・国立演芸場

前座(市朗・やかん)、市馬・不動坊火焔--仲入り--白山雅一(歌謡声帯模写)、市馬・鰻の幇間

 そんなこんなの忙しさの中、落語にだけは行ってる、というのが、なんともどうも、だね。つまるところ、コクーン<義母訪問、チェコ語<独演会。2つを選べない時に、どっちにするかという折々の判断の問題だった気もするが(って複数回見る予定のものは諦めただけかも)。まあ、落語を聞くのって頭を休めるのにちょうどいい部分があるようで・・・。

 市馬独演会、春は国立演芸場で秋に鈴本、ということになっていくのかしら?? 私は国立の方が何かと都合がいいんですけど。こういう時の前座はやっぱり一番弟子の市朗くん。独特のかわいげがある・・・んだけど、どうも私には「やかん」はあんまり面白くない。講釈のクダリ、言葉がはっきりしなくて、思いっきり自分で叩いて調子を取ってる膝が痛そうだなあなんて、余計なことを思っちゃうよ。いま、生で「これが『やかん』だ」というのを聞いてみたい。それで、?だったら、「やかん」を却下する・・・なんて前座さんの噺で判断しちゃいけないね(笑)。

 市馬師匠、まずはグレーの着物+黒の羽織で登場。ま、こういう雰囲気はいつもの感じ、かしら。やっぱり大阪の春團治師匠の会に行ったマクラ(すなわちお江戸の喜寿・川柳師匠ネタ)から。誰かをけなしたりからかってるようでいて、ちっとも嫌な感じじゃないところがいい。昇太さんが師匠を語る時もそうだけど、言葉とは裏腹に愛情が溢れてるもの。それのない「悪口」はすごくイヤだ。

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2008.05.15

【告知】すずめ二人會・夏の巻

Suzume  掛け合い噺「すずめ二人會 夏の巻」(中村芝雀&林家正雀)のお知らせです。昨日チラシを貰ってきたので、自発的にPR活動を。やっぱり夏は怪談よねっ。しかも、谷中・全生庵という幽霊の本場で!?

7月4日(金)です。なんと、最初から3回公演が組まれてる。12:00~ 15:30~ 19:00~。できれば、雰囲気のある夜がいいと思いますよ。去年と同じくご住職も加わっての鼎談もあり。掛け合い噺は「怪談牡丹灯籠 栗橋宿」。

 ところで、このところ仕事に精を出してたけど、やっと一息つくことができた。なんとか博多遠征の費用も調達できたかな 自転車操業。またゆるゆる観劇方面に復帰いたします。この間、行けなかった歌舞伎座・夜、シアターコクーン、チェコ語教室。うーん、あんまり仕事しない方がいい気がしてきた。

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2008.05.11

【メモ】府中で落語を聞き落語家を語る

5月10日(土) 「府中の森 笑劇場 柳家一門新緑落語会」 18:00~ 於・府中の森芸術劇場 ふるさとホール

“五代目小さん七回忌”追善公演 三三「道灌」 喬太郎「午後の保健室」 市馬「猫の災難」--休憩--花緑「唖の釣」 小さん「笠碁」

 先代小さんが亡くなった時には、落語を聞くようになっていたのは確かだから・・・いつの間にか7、8年くらいは聴いている、ということになるのかなぁ。それにしても、はや七回忌とは。府中の森(とはいいながら、最寄り駅は府中ではなくて東府中)では、小さんの息子、孫および、弟子たち(孫弟子も)の落語会が、昼夜、行われた。私は夜の部だけ参加。いや、これ発売がものすごく早くて、なんとなく夜だけ買っていたのだけれど、それはとてもラッキーだった。昼のうちに、母親を東京駅に送っていき、その足で東府中駅へ。

 チケットを買ってくれた大阪のSさん、そして熱心な喬太郎ファンのYさんは、昼の部から続けて。私は昼の様子も2人から聞きつつ、夜の部を楽しんだ。

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2008.05.07

図書館に行かなくちゃ

 昨日、留守中に図書館から電話がかかってきてた。はいな、借りている「清水邦夫全仕事 1958~1980 下」の返却期限が過ぎてる。普段は、多少遅れたって何も言われないけど、時期が時期だもん、「予約が入ってます!!」 考えることは皆同じ。図書館からはご丁寧にも、「お近くの分館にも返せます」との伝言。知ってますとも。

 借りに行く時はとても近い図書館だけど、返す時は遠いね 中央図書館が駅に近くて便利と絶賛してるくせに、いざとなると、「自宅は駅の北側だけど、図書館は南だから行きにくい」とかなんとか、ほざいたりする。ああ、ごめんなさい。これから返しに行きますです。

 ところで、この「清水邦夫全仕事」で読んだ「わが魂は輝く水なり」。文字だけで見てるとちょっと違和感があった言葉遣いも、実際に耳で聞くとその方が「話し言葉」としては自然なんだと実感したりして、戯曲ならばこそだなあ、と。初日ゆえ、台詞がヘンだったところを確認してみたりも。だからどう、ということは全くなくて、いつもは予め戯曲を読むなんてこともしないから(後から読むことはある)、ちょっと面白がってるだけ。

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2008.05.06

親孝行はこれでオシマイ? コンサートに同行

5月6日(火・休) 「フジコ・ヘミング ピアノ・ソロ・リサイタル」 14:00~ 於・東京芸術劇場大ホール

Fuzjko スカルラッティ、ショパン「別れの曲」「革命」ほか--休憩--ベートーヴェン「テンペスト」、アルベニス、リスト「愛の夢」「ラ・カンパネラ」ほか (アンコール:ショパン「ノクターン9-1」、ブラームス「ハンガリー舞曲5」)

 実家の母と一緒に池袋へ。何しろ、上京の目的はこれなのだからねー。画像は終演後、3階席から携帯で写したもの。やっぱり遠かったけど、最前列だし聞きやすくはあった。演奏は、私が聴いた中では(今日が3回目)一番よかったように思う。ご本人がノッてたのでしょうかねぇ。2階の最前列くらいで聴きたかったな。というわけで、今日はとても楽しんだのでした。

 フジコのコンサートでは名物のような、弟・大月ウルフ氏の「ブラボー!」 今日は「お見事」と「素晴らしい」というのもあったよ。

 休憩20分とアンコール込みで、ちょうど2時間くらいかな。私はとっとと帰りたかったけども、老母は「楽屋に行くのだ~」。ほんとに泣く子と老人には勝てないんだ。物販が殆ど終わるまでウルフ氏を待って、何人かで楽屋訪問。取材が入ってるとかで、ここでも待たされた。が、とにかくどこでも「おばあちゃま、先にどうぞ」と、言ってもらえるので一番に、ご挨拶・・・というか、サインを貰ってた。*取材は「誰でもピカソ」らしかったけど、今週金曜のNHK「生活ほっとモーニング」にご出演とのこと。

 楽屋口から外に出たら、「出待ち」らしき人が何人か。申し訳ないです・・・。喉が渇いて、ちょうど目についた「銀座 ライオン」に入りたかったけど、なにぶん母親と一緒ではダメなので諦めた。だけど、どこかで食べさせないとエネルギー切れを起こすしなあ(=胃を切除した後遺症)。というわけで、電車では「座る」のを第一に、食べ物は? トイレは?と、気がつくと幼児連れのようでした。ふー。

 歌舞伎座にも連れて行ったし、これで親につきあうのはオシマイ。仕事がちっとも進んでないんだもの、「明日からは勝手に行動するように」と言い渡してしまいました。

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2008.05.05

【ミーハーメモ】祝・初日、シアターコクーン

5月4日(日) 「わが魂は輝く水なり」 19:00~ 於・シアターコクーン

 前日、シアターガイドの上演時間情報を確認したら、休憩込みで2時間35分(とあったような気がする)。意外と短くて、ちょっと安心した。

 ちょうど開場時刻くらいにコクーンに到着。会場に入るのに少し並んだけど、公演プログラムを買うのはそれほど苦労しなかった。ワインを飲んでいる頃には、プログラム売り場にも結構な列ができていた。

 さて、お芝居の方は・・・戯曲を読んだ時点で秋山菜津子が巴なんだな、というのはわかったんだけど、それだけだった。でも、今日、コクーンの席についたとたんに、「朧の森に棲む鬼」のことを思い出した。とっとと思い出せ、という感じだけど、こんなふうにその場になってみないと思い至らない、ってことで。席はG列左ブロック。

 萬斎さんが60歳の実盛なんてちょっとどうかな、と思ってたけど、かなり自然な感じ。もうちょっと「作った」雰囲気(発声とかがね)かと。対する菊ちゃんは亡霊ですから、この世のものじゃないイメージがグッドでしたわ。読売新聞4月30日夕刊で、「菊之助 他流試合」と題して、「わが魂~」が出ていた。そこで、蜷川さんが「両性具有的な空気に魅力がある・・・」と彼のことを評していたけど、この亡霊なんかまさにそのために選ばれたのでしょうか。

 戯曲を読んだ時に、「笑えそうだな」と思った台詞は案の定 亡霊さんがけっこうコミカルだったりも。とにかく、私の好きな俳優さんがいっぱいご出演で、夢のような時間でしたわー。ゴールデンウィークはこれだけで幸せ

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2008.05.04

【メモ】花横から見た、團菊祭・昼の部

5月3日(土・祝)

「義経千本桜 渡海屋 大物浦」 「喜撰」 「幡随長兵衛」

 母親を連れて歌舞伎座へ。このところ半年に一度くらいは行ってるのかなぁ。このペースだと、前回「こうすればよかった」と思ったことをすっかり忘れていて、おんなじ失敗をすることになる。そして、超スモールサイズの母親だから、桟敷からの方が見やすいとは思ったものの、やっぱりそういうガラじゃないのは明らかなので、普通に。まあ花横だったので、大変喜んでおりました・・・大物浦で、海老蔵の知盛が薙刀を持って駆けてくるところは、リアルに怖かった

 その海老蔵。綺麗だわー。とはいえ、知盛は若さ全開と言いましょうか、いちいち全てがナマナマしく感じられた。だいたいあんなに血まみれだったっけ。今夜、夢でうなされるかもしれない(眉毛ピクピクが入るとお笑いバージョンの夢かも)。

 團蔵さんは好きなんだけども、うーん。この弁慶は好きじゃない。

 母親は、去年の團菊で三津五郎「三つ面子守」にノックアウトされていて、今回も「喜撰」を大絶賛。ナニユエあんなにかわいらしく踊れるのか、と、帰宅後もさんざん言っておりまする。

 「幡随~」は、母は子どものころ講談で馴染んでいたらしくて、そういう点ではわりとすんなり話の中に入れるのかもしれない。昔の人は、あんまりお芝居を見る機会がなくても、そういう土台はいろいろ持っているんだなぁと思ったのだった。 

 機会があったらまた書き足します。というか、もう一度見る、のか?? さて。

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2008.05.02

うっき~、5月だ。

 うっき~なんて、別に浮かれているわけではなくて・・・あれこれ楽しみな5月になったはいいけど、なんだか自宅仕事がギチギチになってしまった。いま抱えているのを連休明けに渡したら、交換物件がすでに予約済み。これがなかなか大物らしい。猛スピードで大ボリュームと予告されてます。16日まではアップアップということになりそう。

 まあ商売繁盛は有り難いのは事実。「仕事します」とアピールした結果なんだし。でも、私は切り替えがとっても下手なんで、仕事→観劇がスムーズにいかないんだよね~。仕事は仕事、遊びは遊びと、割り切ればいいんだけど、いや割り切ってはいても頭が仕事をひきずっちゃう。だから、歌舞伎座へ行くのだって着物を着るなんてとても無理、という感じ。余裕がないの。こういう自分がちょっと、いやかなり情けないね。

 ま、うだうだ言わずに、できるだけスッキリ劇場に向かえるように、がんばらなくっちゃ。ってなわけで、楽しみはいっぱいですが、メモ程度しか書けないかもです。

 今月は、歌舞伎座の昼夜、シアターコクーン、柳亭市馬独演会@国立演芸場、文楽第1部には必ず行きます。ええ、一度ならず行くものも それ以外にも予定はあれこれありますが、挫折するとムムムなので書かないでおこうっと。

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