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2008.07.23

毒(白鳥)をもって、毒(笑福亭)を制す?

7月22日(火) 「WAZAOGI ろっく・おん 白鳥倶楽部」 19:00~ 於・内幸町ホール

開口一番(市朗・弥次郎)、白鳥・はらぺこ奇談、古今亭今輔・影武者--仲入り--白鳥・牛丼晴れ舞台

 なんかやたら落語が続いてるんですけど・・・。しかも、先日の大銀座、笑福亭の2席が、未だにもたれてもたれて こんなときに白鳥さんじゃあ、「返り討ち」に遭いかねないなあ、と。ちょっぴり不安を感じながら。

 ちょうど大銀座というイベントの直後のためか、客席はやや薄め。前座の市朗くんが終わったあとで、白鳥さんと今輔さんが出てきてちょっとだけトークをしたんだけど(このときは今輔さんはまだ着物ではなかった)、白鳥さんが「400人の博品館」と比べてたよー。

 市朗くんは、秋には二つ目なんだよね。うーむ、「弥次郎」が面白くない。・・・って、この噺そのものをどう捕らえていいのか、私にはわからないんだけど。ただ、ハッタリでもなんでも、自信もってやってほしいな、というのが一番。本人の不安って、ぜったい聞いてる人に伝わってしまうと思う。ちょっと弱気っぽい部分がのぞくのも、キャラクターとしてはいいのかもしれないけど、それと噺そのものとは別だと思うので。

 白鳥さんの1席目は、「はらぺこ奇談」というホラー落語(笑)。3年ほど前のドラマで、鬼軍曹役をやったとき、2週間で10キロくらいダイエットしたというマクラがあったので、噺の中の、「腹減った~」のあれこれが、とても切実に感じられた。転んでもただでは起きないというのか、苦しい体験もしっかり生かしてるんじゃないの。

 貧しい芸人の父子が旅をしていて(いったい時代はいつなんだ)、崖っぷちの小さな家にたどり着く。しかしその家は・・・。いや、スケールが大きくて(この家の仕掛けもリアルで)面白かった。細部の笑いもいっぱい(サイオンジミヤコという財閥の女性が、太っているがゆえに熱海でカンイチに振られたりするあたり、ツボでした)。

 今輔さんは真打ち披露興行を終えたところ、とても大きな名前を襲名したんだけど、私にはその大きさがちっともわかってません。新作落語の人で(以前、聞いたこともある)、白鳥さんの暑苦しさとは対極にあるかも。うまく言葉にできないけど、独特の雰囲気がある人だなぁ。クイズマニアでもあって、「アタック25」の予選は通ってるそうです。

 白鳥さんの「牛丼晴れ舞台」は、2回目(のはず)。最初聞いたときは、今ひとつ面白くなかった記憶がある。ストーリーはすっかり忘れてたけど、今回はアハハハと楽しんで聞けた。ここでも、マクラでの円丈師匠の話が、噺の中で不思議に生きていて、今までそんな風に白鳥さんの噺を聞いたことがなかったなあと。意外と緻密な人なのか? まさかね。

 日曜と今日と、やたら新作落語を聞いたゾ、という気分。でも、今日はバカバカしい設定の中にスッと入っていけて、ケラケラ笑ってた。(私にとって)破壊的な上方落語のリハビリには最適だったな。何も残らないけど、気分すっきり

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コメント

二日酔いの迎え酒が効いたようですね。(笑)
福笑さんとたまさんはネタが強烈でしたね。
私は聞いたことがなく、うわさで聞いて、聞きたくない、と思っていましたよ。(笑)
それほど破壊的でないネタなら良かったのにね…。

投稿: やどかり | 2008.07.26 11:47

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