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2008.08.10

微妙に野田秀樹の日:まず池袋

8月9日(土) 「OUDS Japan Tour 2008 ロミオとジュリエット」 13:00~ 於・東京芸術劇場 小ホール2

Romeo 作/W・シェイクスピア 出演/オックスフォード大学演劇協会(OUDS) 英語上演・日本語字幕付き

 オックスフォード大学演劇協会は100年以上の歴史を持つ学生劇団で、ローワン・アトキンソン(ミスター・ビーン)もここの出身なのだそう。日本での公演は2003年以来6年連続、東京芸術劇場では4年連続の公演という。私は、去年初めて見たいなぁ、と思ったものの予定が合わなくて、めでたく初観劇。全3回公演だけど、前売りは完売とのこと。自由席で、私が入ったときにはかなり埋まっていた。まあ前後左右の中央あたりの席を確保。字幕はシアタートラムでのいくつかの公演と同じく、左右に置かれた横長のモニターにて。

 キャスト全員の写真入りの、立派なパンフレットを貰った(写真参照。チラシと同じ)。そこには「野田秀樹メッセージ」がまずあって、あら~。肩書きが、東京芸術劇場芸術顧問、だからなのね。全ての挨拶、俳優・スタッフ紹介は、英語/日本語の併記。

 さてお芝居は・・・主役の2人がとてもよかった。とても初々しい可憐なイメージのジュリエットと、ロミオは不思議に魅力的(声が適度にセクシーで適度に固い)。それと登場人物みなの洋服(正装)姿が、カッコよすぎ。これって、ふだんは何とも思ってないことだけど、やはり洋服の国の伝統なんですかね~。単にスタイルの問題か?

 実際には若い人たちなんだけど、なかなか貫禄があったりして←キャピュレットなんか特に。でも、最初のうち、ロミオとベンヴォーリオとマーキューシオの誰が誰やら判別がつかなかったりもした。みんな同じ顔に見えるんだもの

 シンプルな舞台装置の、人が入れ替わると場所も変わっている、という設定で、どんどん進んでいく。そういう場面設定というのは、意外とわかるものなんだなぁ、というのが正直なところ。時に、二重に進むときがあって(舞台の真ん中では横たわるジュリエットのそばで親たちが嘆き悲しんでいる/両サイドに、追放されたロミオとそこへ手紙を届ける修道士)、一瞬混乱を来したりもしたが。

 若い二人の出会いの場、仮面舞踏会のシーンはとても好き。踊りが素晴らしくて、当日のウキウキした雰囲気が自然に醸し出されてた気がする。これに代表されるかもしれないけど、スピード感があって、たたみかけるようなところと、比較的ゆっくりたっぷりの場面もあって、飽きさせない。

 字幕はシアタートラムでも思ったことだけど、タイミングが違ったりすることも間々あるのが残念だった。ちゃんと聞き取れれば問題はないんですが。ダメです(きっぱり)ま、字幕をいちいち見てるわけにもいかないから、適当に見てたところも多い。小間使いの台詞が、年取った召使い(男)っぽくなってたのは可哀想だったな。これは字幕作成にあたり小田島訳(白水社)を参考にした、と書いてある、その部分でしょう。

 プログラムの最終ページには日本側スタッフ名が入っていて、そこで目を引くのが「東京芸術劇場インターン」という人たち。制作、舞台技術、文芸、アテンド、記録として、大学生が大勢参加しているのを知った。そういえば、比較的年齢層が高い客席で、私の後ろは「大学生で演劇をやってます」というのが、喋ってる内容からわかる人たちだった(というか、スタッフたちの知り合いのよう)。

 翌10日はマチネの前に10時からトークセッションも開かれる(9日ソワレ後は交流会)。 すごく盛りだくさんな内容がぎゅっと詰まった2日間。暑い暑い日本の夏に、ご苦労さまです。

 そして私は、ついふらふら買ってしまった納涼歌舞伎・第3部を見るべく歌舞伎座へ。初日なんだよねー。なんとなく「野田さんつながり」の日だな、と、こじつけて。そしたら、お話もなんか微妙につながってました(笑)。

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