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2008.08.26

歌舞伎の「らくだ」に大笑い

8月25日(月) 「八月納涼大歌舞伎 第1部」 11:00~

女暫」 福助(巴御前)、轟坊震斎(勘太郎)、若菜(七之助)、彌十郎(蒲冠者範頼)、三津五郎(手塚太郎光盛)、勘三郎(舞台番)ほか 「三人連獅子」橋之助、扇雀、国生 「らくだ」勘三郎(久六)、三津五郎(手斧目半次)、亀蔵(駱駝の馬太郎)、市蔵(家主左兵衛)ほか

 「女暫」では、福助の巴御前って、けっこう好きだな、と思いながら見ていた。鼻っ柱が強くて気っ風もいい雰囲気の役の時が好きなのかもしれない。あんまりそのあたりを自分で追求してみるつもりはないけど。勘太郎くんのひょうきんな役もいい。まぁ、オペラグラスでしばしば覗いてたのは、松也くん(木曽次郎)だけどね。第1部の幕開けには、時間的にもちょうどいいくらい。

 「三人連獅子」は全く初めてなので、舞台の背景などにもいちいち驚いたりして。そして、第2部と同じく長唄&お囃子なのが楽しみだった。・・・けど、舞台のチビッコとストーリー性に気を取られて、「酒呑童子」ほどは音楽を楽しめなかった。国生くんは何歳だっけか。頑張ってます、というところだよね。うーむ、母獅子まで出てくる過保護両親の連獅子は、好みではありません。あまりにわかりやすすぎるでしょう。・・・「踊りはよくわからない」「わからなくて寝ちゃった」とか言ったりしながら、この発言はなんなんだ、と自分でも思うけれども。

 さて、楽しみだったのは初めて見る「らくだ」。これは落語でお馴染みだから、ストーリーはわかっていた。でも、松也くんの役=半次の妹、なんて落語には出てこないよ(じっさい出番も少しだけど)。亀蔵さんが駱駝ということで、怪演(?)がなんとなく聞こえていて、それが楽しみでもあるし、辟易するタイプのものだったらツライな、という不安も少し持ちつつ。

 結果的に、いやー、すごく面白いの一言。駱駝は最初っから死人だから、基本、おとなしく横たわっていて(笑)、動かす時に笑い爆発。勘三郎、三津五郎のコンビがそれぞれに呼吸を心得ていて、ほんとに可笑しかったなぁ。家主の女房、彌十郎さんのオーバーアクションも楽しくて。そういえば、小山三さんが糊屋のばあさん役で元気に出てらしたのも、嬉しかった。

 もともと可笑しい話だけども、それを「笑わせよう」というよりは、舞台の上でも楽しんでいるような雰囲気があって、よけいのどかに笑える、という感じかしら。次に落語を聞いたら・・・久さんに駱駝を背負わすあたり、そして大家の家でのかんかんのうのシーンなどがが甦ってきそうです。

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歌舞伎・文楽」カテゴリの記事

コメント

面白かったですよね、らくだ。
勘三郎と三津五郎ががっぷり組んだら面白いのはアタリマエとも思うけれど、亀蔵と弥十郎が絶品だったなと。
松也くん、今月5役でわきとはいえ踊ったり説明したり、けっこう大忙しですよね。で、私は長いこと暖めていた一乃会への入会を決めました(^^ゞ
11月の花形でもたくさん出番があるんじゃないかと期待していいですよね。

投稿: 猫並 | 2008.08.27 08:37

おはようございます

「女暫」、私も相当な時間、松也クンを覗いておりました

落語の「らくだ」には松也クン、じゃなかった、半次の妹は出てこないのですか!
小山三さんがお元気に出ていらっしゃると嬉しくなりますよね。飄々とした味が何ともいえないし。

そうそう、客を笑わせようとしているより、舞台で楽しんでいる姿が可笑しくて、というところ、ありましたね。

「らくだ」だけはもう一度見たかったのですが、ついにその機会なし。強烈な思い出を歌舞伎チャンネルで甦らせることにします。

投稿: SwingingFujisan | 2008.08.27 08:53

猫並さま
うんうん。亀蔵&弥十郎って、いま思い出しても自然に笑ってしまうくらいです 
弥十郎さんって大柄だから、動作が目に飛び込んで来るのと、市蔵さんとの対照というのもあったかも。ナイスな大家夫婦でありました。
それより 一乃会にお入りになるんですね。私も音羽会に入るのをずっと暖めた後、決めたんですが、納涼での5役の地道な精進が後押ししたのかな。またいろいろお話が伺えそうで楽しみです。

投稿: きびだんご | 2008.08.27 15:15

SwingingFujisanさま
こんにちは。久しぶりの太陽・・・。
「女暫」の松也くん、綺麗だからつい目がいっちゃうんですよね。今月はいろんな姿の松也くんを見ることができて(踊りもあったし)、楽しかったです。来月は演舞場ですね
「らくだ」は歌舞伎チャンネルで・・・なるほど。私も友人に録画を頼もうっと。落語も機会があったら聞いてみてくださいね。

投稿: きびだんご | 2008.08.27 15:25

20日に「らくだ」を観たのですが、小山三さんに大向こうがかかっていました。その後引っ込む場面で三津五郎の半次が「そういゃ婆さん、今日は米寿の祝いだってな。」と懐から一輪の花を。小山三さん、手拭で涙を拭きながら引っ込んでで行きました。そのまた後の場面で勘三郎の久六が半次に「婆さん何だか裏で泣いてましたぜ」。ほのぼの、おかしい「らくだ」でありました。

投稿: クヮン | 2008.08.28 12:00

昨日、通しで納涼歌舞伎、見てきました。
一番!は「つばくろは帰る」でしたね。
もう、三津五郎さまと小吉くんに、すっかり泣かされてしまいましたよ・・・。
ぜひ、再演していただきたいですわ、この芝居(その時は、時蔵さんの君香が見たい!!)。

「らくだ」は、千秋楽ということもあってか、大家さんの家は、大変なことになってました。
弥十郎さん、何度も上がり框から落っこちてて、大丈夫かしら?!と心配になったぐらいです。
市蔵さんは、縁側の淵を握ってこらえてるし・・・(爆)。
あの手この手で、お客を笑わせようとするのじゃないところが、好感度高いですよね。
大家さんちから撤収する時に、勘三郎さんが三津五郎さまに「今度は、あなたが背負っていってくださいよ」と言うと、三津五郎さまが「俺はもうムリだ!」とおっしゃってたのが、ほんとにおかしかったです。力尽きたのか、最後は亀蔵さんが背中からずり落ちちゃったのを、勘三郎さんが無理やり腕をつかんで引きずって引っ込んでましたよ。

松也くんもそうですが、巳之助くんもお役をたくさんいただいて、こんなに働いたのは初めてなんじゃないかしら???というぐらい、でした。

松也くんの可愛らしい舞妓ちゃん姿、よかったですねえ。
花形でも、活躍して欲しいです。松竹さん、おねがいしま~す!!

投稿: おまさ | 2008.08.28 12:44

クヮンさま
っまぁぁ。20日はそんなことが
想像しただけでもウルウルきそう。
貴重な情報をありがとうございます。
ちょうどそのときにご覧になってるなんて、
日頃の行いがよろしいのかしらん
ただでさえ楽しい「らくだ」に、ほのぼの暖かさも加わったのでしょうね・・・私も参加したかったナ。

投稿: きびだんご | 2008.08.28 22:54

おまささま
おおっ、おまささんは通しでしたか。
納涼は肩の凝らないものが多いから、通しで見ても楽しそうだし、まとめて見る面白さもありそうですね。
「つばくろは帰る」。人情味のある、でもきちんとした棟梁がカッコよかったです。「泥棒と殿様」(でしたっけ。松緑さんとのコンビ)もそうでしたが、三津五郎さんて、押しつけがましくなく余韻が残る、そんな芝居の人だなぁ、なんて思ったのでした。
巳之助くんもそういえば大活躍でしたね。20前後の人たちの成長も楽しみです。松也くんはちょっとお兄さんだけど。そうでした、花形 演目は何かなぁ。


投稿: きびだんご | 2008.08.28 23:14

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