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2008.09.16

「牡丹燈籠」は知ってるつもりだったけど・・・

9月12日(金) 「怪談 牡丹燈籠」 19:00~ 於・あうるすぽっと

原作/三遊亭円朝 脚本・演出/加納幸和 出演/桂憲一(円朝)、水下きよし(飯島平左衛門)、大井靖彦(お露)、加納幸和(お峰)、小林大介(伴蔵)、丸川敬之(孝助)ほか

 仕事帰りに行くにはなかなか便利な「あうるすぽっと」。いつもエレベーターが混んで階段で上がる羽目になるからと、今回初めて、地下からエレベーターに乗ってみた。・・・が、これもダメ。ほんとに全然来ないんだもん。こういうところも、私の地元の図書館&劇場が入ってるビルと似てるゾ。結果的にB1からは、いかにも演劇関係のヒト?というご老人、後で植本潤さんが挨拶してた男性、花組芝居の制作の女性などが乗り合わせてたのでした。待ち時間が長いから集まっただけか?

 というわけで、やっと2階の劇場に行くと、植本さんが物販コーナーで声を張り上げてらっしゃいました。今回は出演ナシなので、こういうところでお手伝いなのね。

 さてさてお芝居は・・・。最初に円朝が出てきて挨拶するあたり、歌舞伎を思い出すけど、そのまますぐに円朝役の桂さんが刀屋の主人になって、そもそもの発端:飯島平左衛門が黒川孝蔵を斬り殺す場面に。いや~、「牡丹燈籠」といえば、平左衛門-お国-源次郎、お露・新三郎、伴蔵・お峰の話と思ってたのに、最終的に、平左衛門に殺された孝蔵の息子、孝助の仇討ちだったのね。しかも仇討ちったって、相手は平左衛門じゃないし。俄然、円朝の「牡丹燈籠」を読みたくなっちゃった。

 この流れでは、加納さんがお峰といっても、それほど出番はない。ま、さすがの存在感というか、中盤に出てきてキチっと締めてはいたけど。植本さんが出てないからか、女方がどうもねぇ。求ム美人、という感じ。でも、若い孝助、平左衛門あたりは見映えがするし生き生きしててすごくよかった。それと、人相見だの和尚だののアヤシイ人たちも面白かったよ~。

 山本志丈(谷山知宏)の顔としゃべり方を見てると、どうしても落語家・柳家喬四郎(二つ目。しかも私は苦手なのだ)を思い浮かべてしまったんだけど。誰か私に賛同してくれないかなぁ。誰も喬四郎なんて知らないか。

 去年の花組芝居「仮名手本忠臣蔵」の全段通し(@パブリックシアター)は、あの長い話を一度に通しでやる面白さがあったけど、「牡丹燈籠」の方は、「円朝が作ったのはほんとはこんなんだったの!?」 という驚きもあった。

 あ、場面転換の手法なども、ほほー。文字でうまく説明できないんで説明放棄ですが。 そういえば音楽は杵屋邦寿さんだったのに、あんまり頭がそっちへいってなくて、残念なことをしてしまいました。

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コメント

加納さんとか篠井英介とか、いかにも美人に作れそうな顔立ちのヒトは別として、なぜに植本潤があれほど美人に化けるのかは謎ですよね…
市川笑也もそう。
メイク・テクの本を出して売れるのは、春猿じゃなくてぜったい笑也だと思うな。
それにしても円朝って、アタマん中が凄いですよね。黙阿弥よりずっと複雑な因果関係で。よく、わけわかんなくならないなぁ…
現代の落語家さんって、アレを通しで一気にできるんですかね…

投稿: 猫並 | 2008.09.18 07:17

猫並さま
機会があったら、メイクしていない素の植本潤さんを、まじまじと見てみたいです。顔の部品はハッキリしてますよね。役になると、てても躍動感があるし、輝くんだなぁ、これが
「牡丹燈籠」は岩波文庫で買ってたはずなのに、すでに行方不明。花組の方々は全生庵にも行ったり(@パンフレット)、ちょっと楽しそう。

投稿: きびだんご | 2008.09.18 22:09

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