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2008.09.18

文楽でいつもと違う楽しみ方ができた、かも

9月17日(水) 「文楽九月公演 第1部」 11:00~ 於・国立劇場小劇場

近頃河原の達引」四条河原の段(松香大夫・清友)、堀川猿廻しの段(住大夫・錦糸/綱大夫・清二郎) 簑助(おしゅん)、玉女(伝兵衛)ほか 「五世豊松清十郎襲名披露 口上」 「本朝廿四孝」十種香の段(嶋大夫・宗助)、奥庭狐火の段(津駒大夫・寛治) 清十郎(八重垣姫)、簑助(勝頼)、文雀(濡衣)、勘十郎(謙信)ほか

 今月はあれこれあって、文楽はパス・・・と思っていたのだけれど、今日なら大丈夫と思い直して、第1部のみを見ることにした。あぜくら会の発売日の夜に、ネットで見たら、もはやこの日の一等席はナシ。一般発売で買うよりも、口上目当てだし二等席でいいや、と17列の通路際にしてみた。16列は一等席だから、まあいいんじゃないの?というところ。実際、見やすいしよかったんだけど、開演から10分くらいは、遅れて来た人が傍を通るから視界がさえぎられたり、ちょっと集中できなかった。

 私は珍しく15分ほど前に到着。ちょっと寝不足・・・。小劇場に入ったら、右側の受付テーブルに、襲名するご本人がいらしたのでビックリした。全然関係ない私なのに、「おめでとうございます」と言いたくなる雰囲気。

 まず口上のことを。以前、三味線の燕三さんの襲名披露口上を見たときは、床に咲大夫、燕三、住大夫の3人が並んで、住大夫さんが挨拶、というビックリするくらい地味なものだったので、さて人形遣いは?と思っていたら、こちらは舞台にズラリ、賑々しかった。文字久大夫さんの司会で、住大夫→寛治→簑助→勘十郎の順に。でも、歌舞伎や落語なんかを考えると、質実剛健という雰囲気の口上だわねー。後は、大夫さんの襲名披露口上を見たい!!

 「近頃河原の達引」は、四条河原での立ち回りの時に入る唄がとても印象的だった。えっ、こんな刃傷沙汰のシーンで歌ですか、みたいな。それと、堀川猿廻しの段でも三味線がかなり派手というか面白いというか。イヤホンガイドを借りたら、いろいろ説明してくれてたかなぁ。

 ちょっと寝不足ということもあって、「十種香」で時々 いや、最初から、ここが一番危険だなぁとは思ってたのよね。動きという点では地味だもん。「奥庭」ではバッチリ起きるんだけどな。

 今日の浄瑠璃では、意外なことに松香大夫、津駒大夫のお二人の声が、すっと入ってきたんだなぁ。今まであまり・・・だったのに。どうしたことでありましょう。松香大夫は、官左衛門のワルな感じとピタッと来た気がする。

 あ、今日は私の一人おいた右隣に、「待ってました」「5代目」「住大夫」などなど、声をかける人がいた。声もスパッと大きいけど拍手もハンパじゃなく炸裂してた。どうやったらあんな大きな音が出るのか、手を見せてもらいたいくらいだった。

Bunraku ←12月の文楽公演。おおっ。来月あたりなら、演舞場からの流れでなおいいのに、と一瞬思ったけど、これ以上予定を詰め込むわけにはいかないから、12月のお楽しみで。次は呂勢大夫さんを聞かなくっちゃ。

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コメント

わたしも「十種香」で・・・(-_-;)
「狐火」は、すべてが派手だから、さすがにシャキ!っとなりますけどね(笑)。

先日、長唄の方にうかがったら、あの歌舞伎でいうところの下座唄みたいな唄と三味線も、若手の技芸員さんがなさってるそうです。
以前、たのまれて「七段目」の下座唄をちょっとお稽古してあげたことがあったとか・・・。
唄も三味線も、わたしなんかには異次元のモノに思えるので「わ、あれも文楽の方がなさるんだ!!」と半分びっくりでした。

「源平布引滝」は、たしかに演舞場とつながりますね。そういえば「廿四孝」も来月の歌舞伎座でも出ますね。
それぞれの面白さがもちろんありますが、ケレン味のあるところは、人形の方が面白いかも?と思ったのですが、玉三郎さんはどうなさるか、興味深いです。

投稿: おまさ | 2008.09.18 08:08

超個人的に(^^ゞ、奥庭では寛太郎くんの琴に注目してたんですが、床に上がってから琴爪を嵌めるのに、ちゃんと口元を覆って指を舐めててちょっとびっくり。
そりゃ阿古屋や朝顔で女形が舞台上でする時はしとやかに顔を背けて口元を覆ってしますが、あれは演出だとばっかり。
私なんて、本番の舞台上で爪が緩んだ際に、思いっきり指を口に突っ込んでましたが、あの時は結構焦ってるので日頃から鍛錬しとかないと失敗を繰り返すだろうなぁと反省(爆)
でもまたやりそうな気がする…

投稿: 猫並 | 2008.09.18 12:28

おまささま
え~っ、てっきり歌舞伎の黒御簾みたいな感じで、そういう専門の方がなさってるのかと思ってました。太棹だけじゃなくて、琴やら胡弓やらも弾くでしょ、その上
来月の十種香も楽しみです。実は文楽を見ながら、勝元は菊ちゃんがやるのよね、ウフフなどと一瞬思ったのでした

投稿: きびだんご | 2008.09.18 22:19

猫並さま
そうそう、寛太郎くんはずいぶん青年っぽくなってましたね。口元を手で覆うしぐさに、えっ何が始まるの?と思いました。琴爪というのはわかったんですが、指を舐めるものなんですか。
私なんか高校生の頃だったか、友人に琴を弾かせてもらったとき、反対向きに爪をつけたのは覚えてます 琴を弾いたのはそのとき一度きり。

投稿: きびだんご | 2008.09.18 22:26

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