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2008.09.01

歌舞伎の秋は、演舞場から

9月1日(月) 「新秋九月大歌舞伎 昼の部」 11:00~ 於・新橋演舞場

「源平布引滝 義賢最期・竹生島遊覧・実盛物語」海老蔵(木曽義賢/源実盛)、門之助(小万)、松也(葵御前)、梅枝(待宵姫)、権十郎(折平実は行綱)、市蔵(瀬尾十郎)ほか (「枕獅子」は未見)

 あっという間に9月がやってきた。暑さがぶりかえした朔日。観劇の季節の幕開けはなぜか演舞場である。初日に行くほど熱心だっけ? いやいや、とりあえず今日ならなんとかOKかな、と。月曜は基本、義母訪問の日なので、そちらが優先。上演時間によっては「枕獅子」は見られないかも、と覚悟しつつも、全部見られますように。・・・そうしたら、予定では3時40分終演で、しかも実盛物語が終わったところで、10分以上押してるようだったので、きっぱり諦めた。なにぶん郊外まで行かなくちゃ、だからねぇ。

 後日を期して、と言いたいところだけれど、チャンスは果たしてあるのか。傍から見れば、時蔵さんをパスしてる海老ファン、みたいかしら? 違うんだよー。すごく見たかったのに(3階右袖の前の方の席でした)。

 「義賢最期」と「「実盛物語」は見たことがあるけど、「竹生島遊覧」は初めて。なるほどなるほど、この3幕が並ぶと、話がよーくわかる。私なんか、「義賢最期」なんて、戸板倒し(っていうんですか?)が強烈すぎて、他のことはあんまり覚えてないくらい。立ち回りのシーンになった時には、つい、まだかまだかと思ってしまった。

 海老蔵は文句なしにカッコよくて、はぁぁ、と見つめているだけで終わった感じ(笑)。眼福ですわね。あの独特のくぐもった声は好きずきかしら。

 「義賢最期」では特に、女形の演技がみなよかったなぁ。松也=葵御前、梅枝=待宵姫、門之助=小万。右上から見ていると、下手側から相手に対する時の表情がよく見えて、ちょっとした場でもその感情の込め方に打たれるというか。門之助は今まで見た中では一番好きかも。これに「実盛」の右之助=小よしを加えて、女形に注目、というところ。新蔵の百姓九郎助も味があって素敵でした。

 とはいえ、3階の右の前方ということは、舞台の上手側が見切れる、ということで、「実盛」では松也くんを見るのだけでも(小万の復活もね)一苦労。わかっていたこととはいえ・・・。

 そうそう「竹生島遊覧」は、20分ほどしかないんだけど、これを見てると「実盛物語」がガッテンできて、とてもありがたい。琵琶湖畔と船上のシーン。船の上では、照明の関係で、人の影が背後に映って、烏帽子の角度から、湖の怪獣のシルエットのようでした(というより、円朝コレクションの幽霊画の「海坊主」みたい)。と、こんなことを考えるようではイカンね。

 帰宅してから、web松竹を見たら、とりあえず見には行ける日の3階1列が戻っていて、あやうくポチっとしそうでした。・・・が、そんなことをしては身の破滅。自宅仕事の予約が入ってるんだから、と我慢。仕事が片付いたら、また考えてみようっと。

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コメント

またも!
私は今日の夜の部でした!
昼がすっごく押してて、采女橋の交差点のところで4時半を回ってるってのに出てくる人がいっぱいいてびっくり。案の定劇場前は人の山で、入場できたのは開演の20分前をきってたんじゃないだろか…

投稿: 猫並 | 2008.09.02 00:01

猫並さま
あらまぁ。夜の部でしたか
お互い月曜日は、他の予定とのかねあいで、観劇しやすいということでしょうか。ま、私の場合は、7時開演のストレートプレイで我慢しておいた方がよさそうですが。・・・そう思いつつも、「あら、1日が初日なのね。行けるじゃない」と。
私は夜の部は来週です。そちらも楽しみ。

投稿: きびだんご | 2008.09.03 00:41

松也クン、ほとんど上手でしたものね。私は1階下手寄りで、全体としては最高といってもいい席だったのですが、赤ちゃんを抱いた葵御前は柱の陰になり、あまり見えませんでした ま、欲張りすぎてもいけませんので(゚ー゚)
その一方で、死んだ小万さんが黒衣さんの広げた黒い布の後ろでしっかり起き上がって引っ込む様子がバッチリ見えてしまいました。あそこまではっきり見えたのは初めて

枕獅子、ご覧になる機会があるといいですねえ。幕見ってわけにいかないし…

投稿: SwingingFujisan | 2008.09.03 10:20

SwingingFujisanさま
おはようございます。お返事が遅くなってすみません。頭の中が「お能」だけになってました
1階からご覧になったのですね。うらやましい。「義賢最期」もすごい迫力だったでしょう!! 私は(演舞場だから)とりあえず3階Bを確保、別の日にちゃんと行こう、というくらいの気持ちだったのですが、だんだん他の予定が入ったりして・・・でもまだ諦めてはいませんよー。

投稿: きびだんご | 2008.09.04 07:32

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