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2008.10.17

喜寿おめでとうございます

10月16日(木) 「万作を観る会 喜寿記念公演」 18:30~ 於・国立能楽堂

連吟「猿唄 」竹山悠樹、高野和憲、深田博治、月崎晴夫、破石澄元 狂言「酢薑酢売万之介薑売石田幸雄 狂言「花子万作萬斎太郎冠者三宅右近--休憩--半能「石橋 三ツ臺シテ粟谷能夫ワキ森常好アイ野村小三郎 大鼓國川純、小鼓鵜澤洋太郎、太鼓観世元伯、松田弘之

Mansaku Mansaku2

←プログラム。表紙(左)と、開いたところ。

 この雲の帯封は「切らずに上下にずらして下さい」と渡される時に言われた。中は右のように折りたたまれていて、表紙を除いて12ページ。裏面は全く内容が違う19日の公演プログラム。

 「万作を観る会」は16日と19日の2日公演(全く違う演目)。もともと日曜日の19日を希望していたのだけれど、木曜日に回されてしまい、あらまあ。とはいえ、演目は見たいものばかりだから、仕事を「ごめんなさい」と早じまいさせてもらうことにした。席が正面2列だったので、これは誰かに譲ったりは絶対しないゾ、と。仕事を休んでも行く、という勢いでした。

 連吟「猿唄」は「靱猿」の中で猿曳が猿を舞わせるときに謡われるものだそう。お弟子さんたちがピシっと謡った。実際に「靱猿」を見たのは4年半ほど前だったっけ、などと思いながら聞いていた。

 「酢薑」は、薑(はじかみ=生姜)売りと酢売りの勝負なんだけど、それが洒落合戦というか、ま、言葉遊びなのねー。最後は二人一緒ならうまくいく、とばかりに和解するし、楽しくて和やかな狂言。「万作の会」の方々の中では、ほのぼのふんわかな雰囲気のお二人にピッタリだった。

 さて万作さんの「花子」 これが一番見たかったのではある。だから木曜日に回ってよかったのかもしれない。両方見られればなおいいんだろうけど、そこまではがんばれません。所要時間が70分ということを後から知り、そんなに長かったのかと驚いたくらい、ものすごく集中して見たのだった。「花子」のことはいろいろ聞いたりしていながら、見る機会がなくて、やっと。お話は歌舞伎「身替座禅」のもとになったものだから、わかりやすいんだけど、やはり(当然)、ずいぶん雰囲気が違うものだと思った。特に後シテの、花子との逢瀬をさまざまに謡うところは圧巻。それに対する、萬斎さんが「最高にわわしい女」なのよ~。着物が、濃紺地に白い立涌と花丸で、花はいろいろあるみたいだったけど、季節がら菊がとても目についた。いかにも「あの女房」らしい強さのある着物で、さらに印象的。

 「石橋」も初めて見る迫力ある面と、赤く長い巻き毛のシテ。台の上に台を重ねた演出で、躍動感があふれてました。紅白の牡丹といい、この獅子の様子といい、「おめでたい」雰囲気が満ちていた。いつもながら、これら全体の構成の素晴らしさには感心してしまう。トータルで満足感がさらにアップするんだもの。

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コメント

突然お邪魔いたします。
SwingingFujisan様のところでお名前を拝見しておりました。

私は万作師の「花子」見たさにこの日を選びました。昼間は中村座のCプロ、夜は能楽堂という私にしてはハードな一日でした(^_^;
花子との逢瀬をさまざまに謡うところ、思っていた以上にエロチックでした。でも万作師にかかるとなんかほのぼのと感じてしまったのは私だけ?

たしか正面4列あたりだったと思うので、きびだんご様の後姿を拝見していたかもしれません。

一月遅れのコメントで失礼いたしました。yoiya2の来年のカレンダーが楽しみなからつぎでした。

投稿: からつぎ | 2008.11.18 10:26

からつぎさま
初めまして。ようこそ!!
私も一番見たいのは「花子」ではあったのですが、木曜というのがネックで日曜日を第一希望にしていたのです。でも、やはり「花子」を見なさい、ということであったような・・・
はや一月以上過ぎたのですが、花子の所から戻ってくる万作師のお姿が、妙に頭に浮かんできます。
そうそう、カレンダー楽しみですよね。
あっ、私は狂言劇場はパブリックシアターの会員貸切日に行くのですが、当たったのは2階席でした。でも「花子」を正面のしかも近くから見られたのだから、あんまり贅沢は言わないことにします。

投稿: きびだんご | 2008.11.18 13:37

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