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2008.10.09

朝も昼もシェイクスピア

10月8日(水) 「キーン」 13:30~ 於・天王洲銀河劇場

翻案/サルトル 翻訳/小田島恒志 出演/市村正親、高橋恵子、中嶋しゅう、鈴木一真、須藤理彩ほか(手元にチラシ類がないのでアヤフヤ)

 月2回のシェイクスピア精読(by小田島雄志)は、今月からテキストが「から騒ぎ」になった。今日は初回なのでシェイクスピアの作品の中での「から騒ぎ」の位置づけや、まあいつものように、いろんな作品も含めて縦横無尽のお話・・・。オセロやフォルスタッフの名前も出てきていたのである。

 で、授業から1時間半後に開演となった「キーン」でも、主人公キーンは「オセロ」を舞台で演じるし、フォルスタッフの名を言ったのはデンマーク()大使夫人のエレナ(高橋恵子)だったか。特に何も思わずに、今日のチケットを買っていたけれど、朝も昼もシェイクスピアだったのねー。

 とはいえ、正直言って「ツカミ」 冒頭でキーン=市村正親演じる「リチャード三世」が、なんかサラっとしすぎてて、結局、それが象徴したかのように最後まで乗り切れないままだったな。あの部分、ぐいぃっと名優キーンの世界に引き入れてほしかった。

 パンフレットを買えば、劇中に出てくる様々なシェイクスピアの台詞が確認できただろうな、と思うけど、その部分ではそこそこ楽しんだからヨシとしましょう。「このままでいいのか、いけないのか」--To be,or not to be--という、小田島「ハムレット」で何度も聞いた台詞が出てきたとたんに、訳者がご子息だというのを思い出して、ちょっとおかしかった。

 1幕がやや退屈だったのに比べれば2幕は面白かった。特に楽屋でキーンがオセロのメイクを始めて、役になっていく過程を見せたりする場面では、キーンではなくて市村さんをそこに見てたっけ。役者さんでは、プロンプター役の中嶋しゅうさんがいい味。・・・でも、不満が残るのは、作品そのものに対してなのかなあ。

 カーテンコールでは、全員、衣裳ではなくていかにも「稽古着」というスタイルだったのが、途中の幕やら客電やらの仕掛けとともに、「らしかった」とも言えるけれど。2幕の前半で地震があって、実際の震度2よりは強く感じられた。舞台上は何事もなく進行してたのに、客席は少しザワついたあたり、集中度を正直に表していた気がする。

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コメント

私も、だんだんオセロが出来上がっていくサマが見られたことだけ「良かった」と思いました…

投稿: 猫並 | 2008.10.09 22:35

猫並さま
ここは前に「ヴェニスの商人」を観に来たなぁ・・・と、ちょっと懐かしかったんですが。
もうちょっと渋くなった(笑)市村さんに期待しようかな。

投稿: きびだんご | 2008.10.10 08:17

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