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2008.11.30

11月の忘れ物:演舞場でかぶりつき

11月16日(日) 「花形歌舞伎 昼の部」 11:00~ 於・新橋演舞場

通し狂言 伊勢音頭恋寝刃 序幕/相の山、妙見町宿屋、追駈け地蔵前、二見ケ裏 二幕目/油屋店先、同 奥庭」海老蔵(福岡貢)、獅童(奴林平)、門之助(今田万次郎)、吉弥(万野)、猿弥(お鹿)、笑三郎(お紺)ほか 「吉野山」菊之助、松緑ほか

 すっかり忘れていたけど、2週間前に見に行ってました そして写真入りの筋書きを買ったのがちょうど1週間前(矢来能楽堂から雨の中を演舞場まで買いに行き、それから帰宅した)。もう記憶にはすっかり霞がかかった状態ではありますが・・・。

 しかし、この日は席が最前列でして(しかもセンターブロックの右端=通路際)、伊勢音頭で後ろから通路を歩いてきた海老蔵&門之助が、ほぼ目の前で立ち止まって喋るという重大事件が いい年をしたオバ三人組は、その後ずっと夢の中にいるようでしたワ(笑)。

 今まで「伊勢音頭」は何回か見てると思うけど(なぜか貢=三津五郎のイメージが大きい)、通しは初めてで「油屋」に至る状況がよくわかった。

 9月の演舞場に引き続き、門之助さんが印象に残っている。なんか今田万次郎の頼りなさがピタッとはまってるんだもの。それと家来役の新蔵&新十郎コンビ、獅童くんの「追っかけっこ」がおもしろかった。特に新十郎さんは見ているうちに、ああ、幡随長兵衛の舞台番だった人、と思い出して、あの時の姿などが甦ってきた。

 そして、猿弥さんのお鹿がすごくよかった。もっともっと滑稽なイメージがあったんだけど、けなげで一途で、なんだか台詞に聞き惚れてしまったのだった。もちろん万野は憎々しくてよかったのだが、あまりにも舞台に近すぎたため、怖さ倍増という感じだった。

 海老蔵さんは今にして思えば(見てる時は何とも思わなかった)、「御師」っぽくはなかったかなー。いい男すぎ? 青井下坂の刀を手にしてからの殺戮が、ほんとに妖刀にあやつられたかのような浮遊感があって、凄みを感じた。私たちもこの妖刀パワーにやられたかのようでした。

 「吉野山」はその分ワリをくったのかもしれないし、そもそも最前列は踊りを見るにはあんまり嬉しくないのかも・・・。なんとなく菊ちゃんお疲れ?という気がしたんだけど、夜の大役があるからね~。

 ほんとはその政岡をもう一度見たかったけど果たせず。でも記憶に残る11月の花形歌舞伎であった(筋書きの写真でも愛之助・八汐が怖い!!)

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コメント

ひと月ほど前の楽しかった舞台を思い出しました。
海老蔵さんステキだけど、声がお父上そっくりなのが気になっていました。
これもお家芸なのかしら?

それにしても菊ちゃんの静御前は綺麗で、品があって素晴らしかったです。
また観たいなぁ~

投稿: やどかり | 2008.12.05 19:44

やどかりさま
お家芸というよりは単なる遺伝だと思いますけどねぇ・・・。
でもでも、あんなに美しい海老&菊ちゃんを、いま見られる幸せってありますよね
7月の松竹座「十二夜」では菊ちゃんのいろんな姿を堪能できますよ

投稿: きびだんご | 2008.12.05 21:25

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