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2008.11.24

連日の萬斎さん

11月24日(月・祝) 「第一回 桂諷會 神々の饗宴」14:00~ 於・矢来能楽堂

素謡「神歌 父尉延命冠者父尉浅見真州、延命冠者長山耕三 舞囃子「養老 水波之伝」 観世銕之丞 大鼓亀井広忠、小鼓大倉源次郎、太鼓小寺真佐人、一噌幸弘 狂言「福の神シテ野村萬斎、アド高野和憲、アド竹山悠樹--休憩--仕舞「道明寺」「龍田クセ」「賀茂」 能「三輪シテ長山桂三、ワキ宝生閑、アイ石田幸雄(お囃子は同じ)

 能は結局よくわからないままなのに、このような会を見に行くわたくし。かなり前に買っていたので、23、24日と、続けて萬斎さんを見ることに。正直言って、この2日のために、演舞場(夜の部)にもう一度行くことができなかったのであり、このチケットは知人に譲ろうかなどなど考えたりもしていた・・・けれども、去年からの出雲大社=「福の神」の縁もあり、「三輪」も含めて「神々の物語」というコンセプトにひかれて、やはり初志貫徹、なのでした。

 能楽堂の中では矢来に一番馴染んでいて、でも最近行ってなかったから、駅からの道中、新しいお店を見つけたり、月日の流れを感じてしまった。今日の席は「脇正面」ということなんだけど、正面席の一番右端(最前列)で、柱に相当さえぎられるから「脇」なんだなぁと。

 開演前に、切り火が打たれたので、??と思っていたら、素謡「神歌」って「翁」のシテの謡だからなのねー。「とうとうたらりたらりら」。やっぱり新年には「翁」を見たいなぁ。

 ところで今日、一番インパクトがあったのは、実は舞囃子「養老」。お囃子の迫力と銕之丞さんの舞が一体となって、いやぁ素晴らしかったです。お能が日本のオペラと言われることの一端が、わかったような気さえした。「福の神」は去年は万作さんで見ていたのを、今度は萬斎さんで。やっぱり若さが前面に出た、天真爛漫な酒好きの神さん(笑)。おや、そういえば昨日も酒好きでしたわね。

 ここで休憩。一瞬、これで席を立って演舞場に行ったら、超ヒンシュクだよな、と心の中で思ってた。なんたって主催者のシテのお能を見ないなんて許されません。そう思ったということだけ、打ち明けておこう

 仕舞の中では「賀茂」が観世喜正さんで、まあ迫力があること! ちょっとボヤボヤしそうになってたところに活を入れられたみたい。「三輪」は国立25周年能で、喜多流の「神遊」の小書きで見たのでした。今回も時々チンボツ。後場の舞がかなり地味だと思うんですけど・・・。その舞も私の方(右端)には来てくれないし(笑)。

 いつものように「何を見たんでしょう」、ではあるんだけど、「神々」をテーマにした面白さは充分味わうことができた。こういう切り口もあるんだというのは、新鮮な驚きでもある。そして今、なぜか福の神の高笑いが頭の中に響いてまーす。

 帰りには雨の中を演舞場へ回り、筋書だけ買ってきたのでした・・・。これで我慢する

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能・狂言」カテゴリの記事

コメント

私は結果的に、野村さんと茂山さんを連チャンで見ることになりました。
しかも茂山さんでは「木六駄」があり、次回には「彦一ばなし」をやるという…野村さんで貰ったチラシには年明けに「木六駄」をやるという。
張り合ってるわけじゃなく、単に観客や演者にとって魅力的と思われる演目が少ないから重なっているということなんでしょうか…
見比べるのは面白いんですけど、その家だけの極めの曲ってのも、もっともっと観たいもんですから…

投稿: 猫並 | 2008.11.28 19:10

猫並さま
私は萬斎さんを週に3回、見ることになりそうなんですよ。明日もなので(と言っても明日はアイ狂言)。能狂言に関しては自分の中ですっごく波があるなぁと思っています。
木六駄はやはりパブリックシアターでの万作さんが忘れられません。彦市(一?)はイメージ的には茂山家の感じですね。
もう少し茂山さんも見られればいいんですが、そこまで手を広げるわけには

投稿: きびだんご | 2008.11.28 23:22

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