« 今月の「和楽」 | トップページ | 明日は第九@上野・・・じゃなくて仕事 »

2008.12.21

茶ごころがブクブク

Morisita Tea  このところの電車本は森下典子「日日是好日」であった。新潮文庫11月の新刊。元版はもう7年近く前に飛鳥新社から出ている。単行本が出たときも、手には取ったんだけど、買うまでには至らず。今回も、何度か迷いつつ・・・。

 なぜ迷ったかというと、私も著者と同じく学生時代にお茶を始めて、先生も好きで、でも何も考えてなくて、という状況までは同じ。だけれど、私はあっさりやめちゃってそれ以来、近寄っていないから。なまじ「挫折」してるだけに、ちょっと複雑だったのよー。挫折、と言っても、東京に住むことになって、続けるのが不可能だった、というだけなんだけど、でも好きなら、場所が変わろうと、先生が変わろうと、続けているだろうな、と。

 読んでいるうちに、書いてあるのは著者・森下さんの体験であるにもかかわらず、私が習った先生の家の玄関、庭、大きな備前焼の壺、などなどを思い出す。また、お茶会で行った宝福寺(雪舟が修行した禅寺)での1コマなんかもね。あ~、若かったよ、私 そう、そもそも著者と同い年のワタクシ。

 偶然にも、この元版に惚れ込んで文庫にした人が友人なので、そういえば「今日は撮影用のお菓子をお店で受け取ってこなくちゃ」なんて言ってたのは、これのことか、とかね(文庫にだけ載ってる和菓子の写真もある)。解説は柳家小三治師匠で、とっても素敵な人だったとも。

 そうこうしている時に、洋服ダンスの棚に置いていた文箱を開けたら、お免状一式、扇子、袱紗などなどが、まとめて出てきた。まったく「開かずの文箱」だったのさ。

 画像・右は、まさにそんな発掘された過去の遺物なんだけど、私の場合は、ほんとに単なる過去。なんの役にも立ってない。でも、今なら、お茶を習いに行く、時間的経済的な余裕はあるのかもしれない。問題はどこへ?ということでして・・・。朝日カルチャーとかは、どうも気分が出なくってねぇ。一軒家のおうちがいいんだけどな。というわけで、1冊の本のおかげで、もっか「茶ごころ」が沸騰中。

|

« 今月の「和楽」 | トップページ | 明日は第九@上野・・・じゃなくて仕事 »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 今月の「和楽」 | トップページ | 明日は第九@上野・・・じゃなくて仕事 »