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2008.12.27

千穐楽の国立劇場は2階から

12月26日(金) 「通し狂言 遠山桜天保日記

 3回目。13日には1階右側の2等席から見ていて、ほんとは千穐楽も1階左側の2等席チケットを持っていたの(何しろ、1階は油断してると売り切れちゃうからね。1月に備えて緊縮財政の気持ちもあったし)。でも、やっぱり上から見たくなってしまい、花道の右上というあたり、1列目を買ってしまった。手持ちの2等も無事、買い手がついてホッ。

 今回は左右や後方の人たちにも恵まれて、集中してみることができてそれもよかった。前日の歌舞伎座は環境的には悪くなかったけど、道成寺の乱拍子の時に(遠くで)着信音が2回鳴ったのは残念だったなー。

 上から見ていて特によかったのは、成田山の不動明王のシーンと、新潟の海岸での立ち回り。初日には立ち回りで少し物足りなさを感じたのだけれど、いえいえ遠くから見ても動きが綺麗だし迫力あるし。成田山では大薩摩&三味線の4人がボワッと浮かび上がってるのも込みで、すごく雰囲気があってよかった。反対に、行形亭の窓外の美しさは、あまり視野には入らず、残念。

 場面転換に要する時間など、見てる側も慣れたのか?気にはならなかった。トンカン、音は聞こえてて「ご苦労様です」ではあったけど。初日あたりはそれは大変でしょうね・・・。前回の感想で、確か「テレビ時代劇」と書いたと思うけど、それはそれとして、お江戸の風俗なんかも感じられるし、下座音楽の楽しさなんかも満喫。昨日から頭の中で三味線によるピンクパンサーがぐるぐるしてるよー

 菊ちゃん祐天小僧が、政五郎宅を訪ねるところは、ほんと「切られ与三郎」が見たいよぉ、と思ってしまう。うーむ見たいゾ(その場合、お富はどなたが)。菊パパもさすがよね、な2役(3役か)。でも思い出すとしたら、やっぱラストの桜吹雪のカッコイイ金四郎かな。「よいお年をお迎え下さい」という口上もありがたく、きもちよく劇場を後にしたのだった。ええ、来年も音羽屋さまについて参りますわよ(ロンドンには行けないけど)。

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コメント

あら、2階席はあとから買われたんでしたか。私は前回3階の後ろのほうから見て、行形亭から見るあの美しい海の風景が視野の外にあったのを残念に思いましたが、2階1列目でも見えなかったのですね。
場面転換に要する時間は、私も気にならなかったです。私の場合、イヤホンガイドを聞いていたからかなと思っていたのですが、客の側も進化したのかもしれませんね
三味線のピンクパンサー、なかなかオツなものでした。

投稿: SwingingFujisan | 2008.12.28 22:27

SwingingFujisanさま
そうなんですよ。手持ちがあるのにまた買うってのは・・・と思いつつも、我慢できずにポチッ。これからは、もう少しよく考えなきゃ、と思いつつも、きっと学習しないのでしょう
行形亭からの海の風景、少しは見えたのですが、あの美しさがわかっていただけに残念でした。まあ、あれもこれも欲張ってはいけませんね。立ち回りは、ほんと綺麗でした。カッコイイ・・・というのも、前日の「佐倉義民伝」の最後、寛永寺の場で少し立ち回りがあったのですが、美しくなかったので余計に。捕り方の色のコントラストもよかったし、惚れ直しましたワ

投稿: きびだんご | 2008.12.29 09:21

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