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2008.12.14

12月14日は忠臣蔵でしょう・・・しかし。

12月14日(日) 「柳家喬太郎独演会 カマ手本忠臣蔵スペシャル」 14:00~ 於・三鷹市芸術文化センター星のホール

小ぞう・道具屋、喬太郎・按摩の炬燵、左龍・淀五郎--仲入り--喬太郎・カマ手本忠臣蔵

 日本人なら忠臣蔵(笑)。今日はテレビでもそんな時代劇があるらしいですねぇ。そういう正統派は脇において、私は落語ですよ、しかも「仮名手本」じゃあありません。「カマ手本」、カマ・・・。私は初めて聞いたのだけれど、新作落語(当たり前)で、松の廊下の刃傷は、二人の痴話喧嘩から、という、まあそんな狂気の落語でございます。

 この公演は13日の夜と、14日の昼の2回。いちおう、せっかくこういう日にやってくれるんだから14日にしてみた。熱心な喬太郎ファンは両日とも行くという。えっ、2日とも同じ噺じゃないの? いえいえ、たとえ同じ噺でも行くから、熱心なファンなんですねぇ(ゲストは違う)。星のホールの入口に、「開場13時30分、開演14時 終演未定」なんて書いてあって、まあ正直ですこと(実際は17時ごろ終演でした)。

 しかし三鷹市民ではない私だけれど、バスさえうまく来ればドア to ドアが20分弱くらいの会場で、行きも帰りも、そのバスをチャーターしたのかというくらい、すぐに来たから驚いた。地元のホールに行くより楽ちんだね(バスさえ来れば)。

 小ぞうくん。最初の入り方が固かったねー。だんだん調子が出てきてホッとした。喬太郎さんの1席目、「按摩の炬燵」も題だけは聞いたことがあったけど、初めて。あっとその前に、マクラで青森のラーメン店の「みそ カレー 牛乳」ラーメン、バター載せ、というのが美味しかった、それが12月にカップ麺になって売られてる、なんて話をしてたんだけど、三鷹のスタッフが近くのコンビニに買いに走ったとかで、仲入り時にはそれが1個、飾ってあったらしい(私は帰りに見た。写真を撮ってる人大勢。ちょっとはずかしくてそれはせず)。マルちゃんの「みそカレーミルク」とかいうもの。うーむ、食べてみます?? 

按摩の炬燵は、お店の主人とおかみさんのところへ揉み療治に来た按摩さんが、寒さに震えて寝られない奉公人たちの「炬燵」(文字通り、ほんとの)になっちゃう、というアホらしい話なんだけど、なんたって昨日、菊五郎の按摩さんを見たばっかりだから、どうしてもその顔が頭に浮かんじゃって・・・

 弟弟子の左龍さん。そうか、忠臣蔵スペシャルだからこのネタを頼まれたのね。いちおう目眩がするようなカマ忠臣蔵(笑)の前に、正統派の噺を。いつもは市馬師匠で聞く噺で、最初の部分がちょっと違ってて何かと思っちゃった(いや、私が忘れてただけかも)。忠臣蔵で判官に抜擢されて名題にも昇進した沢村淀五郎と、團蔵、中村仲蔵の、忠臣蔵四段目のおはなし。しかし、こういう独演会では、左龍さんみたいな立場が一番やりにくいよねぇ。それを正面からたっぷり聞かせてくれて、よかった。

 さてさて、問題の「カマ手本忠臣蔵」は、客席の照明が落とされて、羽織袴の喬太郎さん登場。痩せてみえるのは照明のせいね。・・・と思っていたら、後ろの黒い幕が左右に開いてお能のときに使う松の絵が。うひゃっ、松の廊下。それは刃傷の場面だけで、また閉まったんだけども、ラストにはそのバックの黒いところへ雪が降ってきた。パブリックシアターでもそうだったけど、私はどうもこういう演出が好きではないのだ。噺で雪を感じさせてよ、というところで(しかし、新作だからいいのかもしれないけどもねぇ)。

 徹底的にちゃかしているようで(実際そうなんだろうけど)、ほんとに何のためにみんな死んだの?ということがどこかにあって、いろーんな忠臣蔵ものの、落語だからこその表現法だな、とも思う。

 そうそう、ここのマクラでは忠臣蔵を噺家(寄席芸人)でキャスティング、というのが受けてた。もちろん一番受けたのは、吉良=談志。大石は亡くなった志ん朝か、あと10年もして貫禄が出れば市馬だそうで、でもこれって師匠の歌の十八番、俵星玄蕃なんぞに影響されてませんかね。

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