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2009.01.17

野村狂言座に行きやすくなったので

1月16日(金) 「第45回 野村狂言座」 18:45~ 於・宝生能楽堂

狂言「牛馬牛商人萬斎、目代万作、博労深田博治--休憩--小舞「貝尽し」裕基、「住吉」万作、素囃子「男舞」大鼓柿原光博、小鼓森澤勇司、成田寛人、狂言「節分高野和憲、竹山悠樹--休憩--狂言「山伏石田幸雄、何某万之介、鬼茸萬斎ほか

 年に4回、公演が行われる「野村狂言座」。去年までは「水曜日」「木曜日」のどちらかを選んで4回分を先払いする方式だった(1回券もあるけど)。私は水曜夜に行けなくなったので(木曜はそもそもダメだし)、縁がなくなったなぁと思っていたら・・・今年は「木曜日」「金曜日」になったのですよ しかも開演時刻が15分遅くなって6時45分から。この15分は大きい。

 なので、ついうかうかと、という感じで中正面を申し込んで、これが本年第1回。申し込んだ頃は、宮島へ行ったり、「万作を観る会」があったりで、私の中では最高に盛り上がってたんだけど、今はそうでもないの ほら今月来月は歌舞伎座のことで頭が一杯だし

 だけれども、こういう万作家でじっくり取り組む公演を見ると、やはり気持ちが改まるというか、なかなか刺激的なんですワ。いつも演目構成に関心してしまうし。

 「野村狂言座」の性格上、あまりポピュラーではないような演目も多い(気がする)。「牛馬」はまあ丑年ということでトップバッター。よくある「一番乗り争い」なんだけど、牛商人と博労が、それぞれ「牛は(馬は)こんなに立派な謂われがある」と滔々と喋るのがミソ。これがかなり難しいの。プログラムの語句解説の2/3はこれ。中国古代から説かれちゃうからねー。雰囲気と、それが馬ですか牛ですか、という工夫が面白い。でも、これもう少し語句を頭に入れてリベンジしたいな。

 小舞では、地謡4人の前に、万作さんと裕基くん。このところ見てなかったけど、裕基くんはずいぶん大きなってくしっかりしてる。でも、細くて顔がちっちゃいのは変わらない。しかも能楽堂という舞台では、ひたすら凛々しさ厳しさを感じる。万作さんの「住吉」はほんとゆっくりとした動きで不思議な曲(あんまり聴いたことがない曲調というか)。

 「節分」も、ちょうどいいタイミングですねー。これは「狂言劇場」で見たはず。やはり若手2人なので、今ひとつテンポがよろしくない感じ。後見の万作さんが、鬼の髪を直す場面があって、あらーと思ったのでした。

 今回は、難しいわ長いわで、疲れた人へのプレゼント(笑)が必要ということか、最後は「茸」で陽気に。万之介-石田コンビも、いい味出してます。「茸」は電光掲示狂言でも見たけど、いろいろに演出もできるね。大蔵流ではおなじ「くさびら」と読んでも「菌」という文字とのことで、一度、大蔵流のも見てみたいな。

 狂言の会だから8時半には終わるかな、と思ってたら、とんでもない。9時を少し回ったくらいだった。次回(4月)は、「吃」という全く聞いたこともない演目が予定されている。

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コメント

もう野村狂言座の時期になったのですねぇ。
年間券をしばらく持っていたのですが、結局2回か多くても3回しか行けなかったので手放してしまい、その後行っておりません(涙)。そうですか、今年から曜日が変わったのですか。
そう、たしかにマニアックな曲が多くて、お勉強してからでないとわからなこともしばしば。でも、好きなんですよね>狂言座。大きくなった裕基くんも見てみたいし、4月は行ってみようかしら。
わたくし、実は万之介師がだぁい好き♪以前、世田谷パブリックシアターでの公演の際、なんと行きの新玉線(あ、今はこうは呼ばないのね)で乗り合わせてしまいうれしいやら驚くやら、ってことがありました。
今年のよいやよいやのカレンダーを間違って捨ててしまったうつけ者のからつぎでした(涙)。

投稿: からつぎ | 2009.01.18 13:41

からつぎさま
大阪で遊んでまして、お返事がおそくなってごめんなさい。
からつぎさまも「よいやよいや」の会員でいらっしゃるのですね。そういえば、私も今年のカレンダー、どこへ・・・
野村狂言座は、1年分の予定が決まっているから、計画を立てやすい、とは思うのですが、私も全部は行けずに友人に譲ったりしてました。今年はなんとか行きたいです。
万之介さんのあの飄々とした雰囲気、ほんと素敵です

投稿: きびだんご | 2009.01.19 22:24

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