« 「ザ・ダイバー」日本語バージョン | トップページ | 箱根駅伝が舞台になった »

2009.01.14

チェコ映画の後に、ドイツビールって・・・

1月13日(火) 「英国王 給仕人に乾杯!」 19:00~の回 於・シャンテシネ

監督/イジー・メンツェル 原作/ボフミル・フラバル (2007年チェコ・スロヴァキア合作チェコ映画)

 感想を書かなくちゃ、というのがたまりつつあるんだけど、とりあえず一番最近見たものから。朝イチで、仕事を手放してスッキリしたところで、懸案の(というか念願のというか)映画を見に行った。劇場で前売り券を買えば、「チェコの切手付き」だったのに、残念だったなぁ・・・。が、結局のところ「夫婦50割引」とやらで安く見たのでした。これを利用している人たちが散見されて、けっこう定着してるんだ、とも思った。普段は趣味が全く合わない夫が見たのは、何よりビール好きだから? 現代史(も)好きだから?? 映画の後は、なぜかガード下のドイツ料理店に行き、2006ワールドカップ・ドイツ代表チームの写真の前で食事&ビール。

 切手がオマケに付いていたのには意味があったのでした。切手は主人公ヤンの金銭的成功にとって大事なものだったので。

 各種映画評などで、見終わったらビールが飲みたくなる、とあった(と思う)ので、どんなにビールが出てくるかと思ってたけど、それほどでもなかった。ラストシーンが象徴的なのかな。むしろ、百万長者オヤジたち、金も名誉もある特権階級ってことだけど、にとって関心は「美食」と「若い女」のみ、という部分が徹底的。ビールよりも食べ物と綺麗なお姉さんが、むせかえるほどに登場したのだった。

 それよりも何よりも、タイトルロール「英国王給仕人」とは、チラシに載ってる勲章をさげた小男(主人公ヤン)ではない、というのが、あらまあ、だった。この英国王給仕人=ホテルパリの給仕長が、役者も役柄もカッコイイのだ。思ったより明るく華やかでコミカルで・・・だからこそチェコの歴史、戦争の狂気が浮かび上がってくるのかもしれない。

 ところで原作者のフラバルはとても有名な作家(いわゆる反体制の)で、しかし日本でその著は殆ど訳されていない。私の記憶の中では、「ある日病院の窓から飛んだ」作家。それは千野栄一「ビールと古本のプラハ」(白水uブックス)に書いてあったんだっけ、と本を開いた。その記述はなかなか探せなくて、むしろ、1ページめがイジー・メンツェル監督の「スウィート・スウィート・ヴィレッジ」から始まっていたという符合にビックリ。チェコのビール及びビヤホール事情を描いたこの項には、フラバルとチェコのハヴェル大統領、クリントン大統領の3ショット(ビヤホール「黄金の虎」にて)が載っていた。フラバルの死のことはずいぶん後ろにさりげなくあって、「鳥に餌をやるため、病院の窓から墜落死」とあった。私の記憶では、本人が鳥になって飛んでたのだった。同じことかな。

 なまじチェコ語を勉強しているばっかりに、台詞に気を取られて・・・というのが、ちょっと問題だったな。最初っからワカンナイ言葉、と思えばスッキリしたのに。でも、初学者であるから、たまに単語がわかるくらい(これは「最上級」と文法?がわかった時だけ嬉しかった)。こういうのって、一番中途半端な存在の気がする。DVDが出た暁には、家で何度も何度も見れば勉強になるかしら。英語(あるいはハリウッドスター)に興味を持ち始めた中学生くらいの感じだな。

|

« 「ザ・ダイバー」日本語バージョン | トップページ | 箱根駅伝が舞台になった »

映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

とてもよい映画らしいので、迷っています(スケジュールとか、ね)。
チェコ語を勉強なさっているので台詞に気をとられる、ってわかります、わかります。私も時々ムリにフランス語を聞き取ろうとしてどっちつかずになってしまうことがあって しかしチェコ語って、とてもむずかしいイメージがあって、それを勉強しているきびだんご様はすごいなあと尊敬しております。
チェコの切手って、そういえば、ミュシャがデザインしたりしていたんですよね。
ところで、昨日の東京新聞夕刊文化欄に池内紀さんが「チェコの誇りと批判精神」というタイトルで批評を書いていますよ 出だしからして面白そうですね。

投稿: SwingingFujisan | 2009.01.15 08:33

SwingingFujisanさま
おーーっ 東京新聞情報、ありがとうございます 今日さっそく会社で読みます。いつも土曜夕刊はチェックするのですが、それだけなので・・・やっぱり購読すべきか。
映画って、ほんとなかなか見に行けませんよね。これも、去年のうちに行くつもりが行けず、このままではダメじゃん、と焦ってました 「ブーリン家の姉妹」も、準地元の下高井戸シネマには来るんですが、逃さずに行けるかどうか・・・。
チェコ語、予習復習を全くせず、1週間に80分のみの勉強では、ダメでござりまする 脳にちょこっと刺激を与えてるくらいのもので、語学ができる人は無条件に尊敬しちゃいます。

投稿: きびだんご | 2009.01.15 09:22

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 「ザ・ダイバー」日本語バージョン | トップページ | 箱根駅伝が舞台になった »