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2009.01.16

迫力の曽我対面

1月12日(月) 「壽初春大歌舞伎 夜の部」 16:30~ 於・歌舞伎座

壽曽我対面」吉右衛門(五郎)、菊五郎(十郎)、幸四郎(工藤)、魁春(舞鶴)、菊之助(化粧坂少将)ほか 「鏡獅子」勘三郎、千之助、玉太郎ほか 「鰯賣戀曳網」勘三郎(猿源氏)、玉三郎(蛍火)、染五郎(博労六郎左衛門)ほか

見に行ったのは月曜なので、なんとか今週中にと、さくっと感想をば。夜の部は3階3列から。対面は1階前方で見たかったけれど、まあいいか。しかし、3階から見ていても、吉右衛門丈の迫力がビシビシ伝わってきて、いやーすごかったです。私の中では、正月恒例の様式的な演目、という気持ちが強かったんだけど、それはちょっと違ってたね。昼の部の「三番叟」とこの「対面」、見ている側の心持ちはまさに静と動とでも言いますか・・・。

 というわけで、なんとなくいつものイメージとはまた違う吉右衛門に目を見張り、久々の美しい菊ちゃん(先月は女方ナシだったもの)にウットリして、眼福眼福。幸四郎って「俊寛」の時はそうでもなかったけど、工藤だとちょっと台詞がよくわかんないことも。

 「鏡獅子」。それはもうたっぷり楽しみましたワ。でも、前に勘三郎で見たときも3階からだったと思うんで、やはり1階で見なくちゃね・・・とは思う。2等でもいいから。次回こそ。胡蝶が千之助&玉太郎で、「あら、かわいい」。胡蝶って、上手いかこんな感じにチビッコで可愛いか、がいいわね。双眼鏡で覗いた瞬間、「おや、仁左衛門夫人に似てる」と思っちゃいました。不思議と化粧すると、親子兄弟(姉妹)で似てる部分が強調されるみたい。踊る時の手足の柔らかさとか、こういう年代でもハッキリ見えるものなのね、とも思った。

 けっこう胡蝶を真剣に見たからか(笑)、次の「鰯売」で一瞬になっちゃった。ほんの一瞬ね。これは勘三郎襲名披露で見たっけ、と思いつつ。染五郎の六郎左衛門がなかなか気に入ったのでした。おお、これをやるのか、という意外な感じもあったし。上演記録を見ると、この「鰯売」って、先代勘三郎-歌右衛門、現勘三郎-玉三郎いがいでは上演されてないのね。それもある意味ビックリ。

 今月は前半にしか歌舞伎座に行かない(はず)だし、記念だからと思って、初日に筋書を買った。いつも絶対「ほうおう」の100円引き券を忘れて定価で買うんだよねー。今月1300円也・・・って、いつもより高いんですけど、来月以降はどうなのかしら。「『歌舞伎座さよなら公演』特別連載」と銘打って、河竹登志夫「歌舞伎座ものがたり」が始まってます。

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歌舞伎・文楽」カテゴリの記事

コメント

私も、今月はもう歌舞伎座に行かないのですが、筋書きは断固として舞台写真が入ってから!と、まだ買っておりません(笑)

吉右衛門の五郎、良かったですよね、予想以上に若かった。対面って、ここんとこは花形や襲名ばかり見た気がして、そうすると五郎は絶対若手だから…五郎の芸って久しぶりに堪能した気がします。
鏡獅子も、勘三郎が当代一だってのはどこから見ても同じですが、近くで見ると震えます…やっぱり凄いの。で、胡蝶の千之助、私には「孝太郎にそっくり!」に見えましたが、そう、孝太郎がお母さんそっくりなんですよね!

投稿: 猫並 | 2009.01.16 23:12

猫並さま
筋書、迷ったのですが、私の場合、銀座はとても遠いので、買いはぐれるよりはいいか、と。

対面、ほんと花形で見てた印象が強いです。海老&菊ちゃん、とか。あ、去年の博多座も。
今回は、え、吉右衛門?と思ったけど、いやー、ちょっと忘れられない五郎になりました。
千之助くんは、双眼鏡の焦点が合った瞬間が、まさに、だったんですよ。なんで「孝太郎!」と思わなかったのか、不思議なんですけどね。坊ちゃん方は、あらあらと思うところも含めて目が離せませんでした

投稿: きびだんご | 2009.01.17 00:37

「鏡獅子」、すでに3回見ました(笑)。中日過ぎてから、幕見2回。豆胡蝶ちゃんたちが、日に日に変わっていくのを、親戚のおばちゃんのような気分で見守っております(笑)。

タテ唄が直吉さんだったら、もっとよかったんですけどねぇ・・・。

「対面」は、わたしも菊ちゃんの美しさに目を奪われましたよ! 工藤が他の人だったらよかったのになぁ、というのが正直な感想でございます(^_^;)

投稿: おまさ | 2009.01.22 12:15

おまささま
お返事が遅くなってしまい、ごめんなさいです。
豆胡蝶ちゃんを見守る親戚のおばちゃん ほんとそうですよね。というか何回も通われると、さらに「成長を見守る」という感じなのかな。
菊ちゃんは先月、国立で立役だったし、昼の部は千歳だし(どちらも勿論素敵だけど)、なんかとっても久しぶりにはぁ~綺麗、と思ったのでした。来月の二人道成寺が楽しみ

投稿: きびだんご | 2009.01.24 08:46

結局、幕見3回+3回も見ちゃいましたよ、夜の部・・・(^_^;)
千秋楽は、「対面」に間に合わず、日曜にきっちり見といてよかったわぁ~と(苦笑)。

25日の「鏡獅子」でトラブル発生! なんと胡蝶の鈴太鼓が壊れ、中から玉みたいなのがバラバラと毀れ落ちる・・・。一瞬「へ?!」となった千之助ちゃんでしたが、そのまま踊り続け、後見さんが持ってきた替りと途中で持ち替え、事なきを得ましたが、客席もその瞬間、凍りついてました・・・。

国立能楽堂で翁の三番叟の鈴がポロポロ落ちたときもびっくり!でしたが、今回は8歳の坊やですからね、踊っていたのが・・・。
「8歳にして、立派に役者根性がすわっていて、エラい!!」とおばちゃんは、思わず涙が出ましたよ(笑)。

千秋楽は合方2杯たっぷり獅子が毛を振ったので、最後は胡蝶ちゃんたちは、息も絶え絶えな感じでしたが、とにかく最後まで立派に踊り切り、いやはやハラハラドキドキの「鏡獅子」も終わっちゃったなぁ~なんて思いました。
毛を振っている最中に、上の方の席から指笛が何度も鳴ったのは、さすがに「いかがなものか?」とちょっと興ざめな気がしてしまいました。

2月は、昼の部は1回しか行けそうになく(涙)、わたしの分まできびだんごさん、見てくださいね!(もっとも、時間を盗んで幕見にはトライしたいと思っていますが・・・笑)

投稿: おまさ | 2009.01.28 12:08

おまささま
んまぁ、3+3=6回ご覧になったということは、ほぼ1/4ですわね(と、算数のお勉強もしつつ)。幕見でも通われるところがすごいです
ところで、胡蝶ちゃんのアクシデントにはビックリです。読み始めてすぐにあの三番叟を思い出しましたが、8歳の子ですものね。踊り続けるなんてほんとにエライ。そういう覚悟というか心構えの向こうに、「歌舞伎の子」の生まれてからこれまでの日々を想像してしまいます。そこに居合わせなかったオバチャンも、いっそう応援したくなります。
で、来月・・・。いつ行こうかとボンヤリしてるうちに、チケットが売り切れてたりしてるんですけど。直前には戻りますように。

投稿: きびだんご | 2009.01.28 23:13

おやおや、毎日マメに、Webでチェック!ですね・・・。

今月も、夜は結構戻りでいい席が出たりしてましたが、昼はかなり厳しいみたいに感じました(玉さま「鷺娘」のせいと思われ)
幕見も「鷺娘」だけは超人気でしたよ。

ちなみに、能の(っていうか狂言のっていうか)「三番叟」の鈴がとれちゃうアクシデントは、時折あるので、後見で出る方は、たいてい懐に替えの鈴を入れているそうです。

投稿: おまさ | 2009.01.29 15:09

おまささま
いまwebを見ましたら、昼の部は全て「売り切れ」赤色になってます これから何とかなるかなぁ。もう完全に戦略を間違えてしまい、それでも昼夜1回半は確保(半というのは音羽屋さんに捜してもらってる分。さて)。マメにチェックします

鈴が落ちちゃうのは、お能ではままあるアクシデントなんですか でもこちらはそう遭遇しないから、ドキドキもんでした。
鏡獅子の指笛は・・・吹いてる本人は気持ちいいのかもしれないけど、周りはちょっと水をかけられたような感じですよね。折角の千穐楽だったのに。

投稿: きびだんご | 2009.01.29 22:41

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