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2009.03.03

「又五郎の春秋」(池波正太郎)

 (前項より続く)図書館に行かねばならぬ、と思ったのは、本の返却もさることながら「又五郎の春秋」を借りたかったから。とにかく返さないことには貸してくれないのですから。当たり前か。

 ご逝去の報で、「貸出中」になってるんじゃないかと蔵書検索してみたら、全く動きはありませんでした・・・。すぐ手に入る本のうち、持ち歩きに簡単な中公文庫を借りてきた。明日から電車のトモにしようっと。

 又五郎丈による序文の一部:「かつて先代吉右衛門が、舞台でめだたなくとも、何百人かの観客の中のたった一人が、自分の芸をいいと思ってくれたら、それでいいといっていた事を思い出します。私はそういう役者です

 池波正太郎といえば、読み始めたら止まらず、「鬼平犯科帳」「剣客商売」などのシリーズを読破した時期もあったけど、今はそれもとんとご無沙汰。そういえば、5月の演舞場は「鬼平」がかかるんだっけ。

 又五郎丈の最後の舞台(口上をのぞく)は、「今昔桃太郎」とのことで、たまたまその千穐楽を見に行っていたので、懐かしいというか・・・。いま当時の記録を読み返したら、又五郎丈による手締めがあったのでした(それは忘れてた)。

 翌年の「歌舞伎手帖」で、又五郎丈の写真がその「今昔桃太郎」の犬の顔だったのが忘れられない。なんてことを、と一瞬思ったんだけど、それがまた素晴らしくいい表情だったっけ。

 ほとんどその芸には触れていない私だけれど、しばしこの「又五郎の春秋」でしのぼうと思う。

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コメント

そうそう、犬のお顔の「歌舞伎手帖」、い~いお顔でしたね
桃太郎は私は千穐楽ではなかったと思いますが、見ることができてよかった。
「又五郎の春秋」は私もいずれ読みたい、と思っています。

投稿: SwingingFujisan | 2009.03.03 08:53

SwingingFujisanさま
ほんと、あの犬のお顔はなんとも言えない、無垢って感じでしたね。「歌舞伎手帖」は家の中を探せばどこかから出てきそうなんだけど・・・。
当時は今ほど歌舞伎を見ていたわけでもなくて、千穐楽に見たのも偶然なんですよ。演目が「桃太郎」じゃなければ見に行ってないかもしれない、という程度の、きびだんごでした。

投稿: きびだんご | 2009.03.03 09:14

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