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2009.03.01

2日連続、人形町。その2

2月28日(土) 「人形町で『お富与三郎』を聴く会 第三回 玄冶店」 18:00~ 於・人形町翁庵

開口一番(立命亭八戒・権助魚)、ヴァイオリン演歌(楽四季一生)、隅田川馬石・素人鰻、市馬・雛つば&お富さん--仲入り--馬石・お富与三郎 玄冶店

 人形町の蕎麦屋・翁庵で、去年からあらたに始まった会。隅田川馬石師匠が「お富与三郎」を通しで口演するのである(3ヶ月に1回のペースで)。今回はクライマックスの玄冶店で、しかも市馬師匠がゲストとあれば、行きますとも 今まで2回は聴いていなくても、ストーリーは歌舞伎でわかっている・・・つもり。

 もちろん予約は早い時点で満員御礼。まず八戒くんの落語(時に上下が逆じゃなかった?)と、お初のヴァイオリン演歌の方。いつもは老人ホームで演奏されてるというからアマチュアなんでしょうね。市馬師匠の昭和歌謡よりももっともっと古い時代の歌が多かった。ヴァイオリンの音色って、もの悲しいのね。ちょっと長かった気もする。

 馬石さんは、今まで聴いたことがあるのかないのか定かではない。五街道雲助師匠の弟子というのは知っていたけど。真打ちを機に名前が変わると、前のお名前は何でしたっけ? そうそう五街道佐助さん、と、どうもまだ一致しない。この「「素人鰻」では鰻がなかなか出てこなくてしつこく催促したら「丸焼き」が出てきた。これは初めて。

 市馬師匠はやはり喉がねぇ・・・。でも、ホール以外のこういう小さな会場で聴く師匠というのは初めてなのだ。ネタもまさに時節にピッタリの「雛つば」。こうして季節が感じられるのが落語のよさ(と言っても、よく考えたら「お雛さまの刀の鍔」が出てくるけど、ひな祭りの頃とは限定しなくてもいいストーリーではある)。高座から降りて歌ってくださった「お富さん」だけど、多分に行き違いがあったもよう・・・。でも、ここ人形町で聴くことに意義があるわね。

 さて落語の「お富与三郎」。前回のおさらいという感じで、木更津のなれそめ(江戸一番のいい男と関東一番のいい女、だったかな)をさらっと言って、与三郎が34カ所も切り刻まれるちょっと残酷なシーンはたっぷり。私は歌舞伎のイメージで、もはや江戸から噺が始まると思ってたんで、ちょっと意外であった。

 助かった与三郎は、落語では改心してましたワ。でも、お富さんを見かけて後をつけるんだけどね。っで ラストにあの与三郎の啖呵。これは落語の本筋ストーリーではなくて、・・・と芝居で有名な、と後でくっつくのだ。だから、その台詞の中では「源氏店」なのね。

 通し口演は全6回だから、これでまだ半分終わっただけ。うーむ、後が気になる。きっちり演じられていて嫌みなところやくどさもなくて、かなり好印象。できれば続きも聴きたいものだけれど、次回(第四回 稲荷堀)は5月9日(土)だって。歌舞伎座が激しく気になる。

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コメント

ご来場、ありがとうございます。
市馬師匠、どうも体調が思わしくなかったようでして、ちょっと心配でした。
それでも、あれだけの高座をなさるんですから驚くばかりですね。

[どれ味]もお気に召してくださったようで、ホッとしました。

投稿: ケイジ | 2009.03.02 08:03

ケイジさま
どうもお疲れ様でした。私、初めて翁庵の温かいお蕎麦を戴きましたが、西の出身でもびっくりしないおつゆの色と味で、大変おいしかったです。
終演後、馬石さんの追っかけオバサマに、「初めて市馬師匠を聞いたけど、いい声ねぇ」と言われたので、「いや、ほんとはもっともっといい声なんですっ」と思わず言ってしまいました。

投稿: きびだんご | 2009.03.02 09:21

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