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2009.03.27

人形劇の「マクベス」は昆虫だった!?

3月27日(金) 「人形劇 マクベス」 19:00~ 於・俳優座劇場

Hitomi 「ひとみ座創立60周年記念作品」

作/W・シェイクスピア 訳/松岡和子 上演台本/友松正人 演出/藤田和人 キャスト/マクベス:中村孝男 マクベス夫人:篠崎亜紀ほか

 いや~、我ながら不思議なものを見に行っております。全く守備範囲になかったのだけれど、時々ネタにしている生協のチラシに載っていたので、つい「どんなのかな?」と買ってみただけ。割引があったし。なので「マクベス」はわかってるけど、「ひとみ座」に関する知識はゼロ。むかーし、ちょっとだけ「おやこ劇場」に参加していた時でも、人形だの被り物だのはパスしてたと思うし・・・。

 観客はどういう人たちなのか、いまひとつ不明。子供の姿もチラホラだけど、わりと年齢層が高いかな。入口で渡されたのが単なるチラシ類と思いきや、立派なカラーパンフレット(表紙を含めて16ページ)が入っていて、ちょっとビックリ。

 私はそもそも、マリオネットのようなのをイメージしてたんだけど、そうではなかった。ちょうど今日、NHKの「芸術劇場」でやってる「結城座」は見たことがあって、そんなのを思い描いてたかも。ま、こちらは等身大、といえばいいんですかねー。人形の説明はうまくできない。魔女は巨大だから3人が中に入ってるよう。メインのは2人だし(1人は介添え)、1人のもあるし。あ、マクダフの妻子はマリオネットか。

 最初と最後は、人形ではなくて人=コロス。この部分が、一人一人の台詞に比べれば弱かった気がする。出だしだから、きりっと迫力がほしかったな。美術、照明、そして生の音楽が印象的。特にマクベス夫人の声というか台詞は、すごくよかった。

 しかーし、上の写真(パンフレット内の人物相関図の一部)でもわかるように、マクベスやダンカン、マクダフたちは虫なのだ!! これって・・・。もちろん、あえてそうしてる、その意図をつかみかねている。衝撃的ではあったけど、感情移入を完璧に拒否してるかのよう。んで、虫なのに、殺されると血が出る。

 亡霊はどんな風に出るのか、マクベス夫人の夢遊病のところは? などなど、知っているからこそ、これはどんな風に?という楽しみは、人形劇だから余計に大きかったかな。途中、休憩をはさんで、正味の上演時間は110分ほど。いや、よく練られた面白いものであった。夢で、昆虫マクベスを見そうでちょっと怖いけど。

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コメント

いろいろなマクベスがあるんですねぇ(「マクベス」に限らないか、色々な料理法があるのは)。にしても、昆虫っていうのは予想もできなかった!!
華のんの「マクベス」はどういう感じになるんでしょう。昨日DMが来ていたので、早速明日、申し込もうと思っています

投稿: SwingingFujisan | 2009.03.29 22:41

SwingingFujisanさま
私がシェイクスピアを少し読んでみよう、と思ったのは、こんなふうにいろいろ料理されることが多いから、なんですよ。
この秋(9/18~11/15)には無名塾公演=仲代達矢、若村麻由美が、能登演劇堂であります。能登空港なんて知らなかったワ。行けないと思うけど、きっとその後に東京公演もあるでしょう。
華のん企画の「マクベス」も楽しみです

投稿: きびだんご | 2009.03.29 23:51

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