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2009.06.03

清水邦夫の戯曲も読んでみたくなった

6月2日(火) 「楽屋 ~流れ去るものはやがてなつかしき~」 18:30~ 於・シアタートラム

(シスカンパニー公演) 作/清水邦夫 演出/生瀬勝久 出演/小泉今日子、蒼井優、村岡希美、渡辺えり

 この女優陣でシアタートラム公演だなんて、さすがシスカンパニー。チケット取りにくくなるのねらってますか(と皮肉を言いたくもなるよ)。パブリックシアターの会員先行枠があってよかった。C列(2列目)中央で、前すぎて、最初と終わりに出る字幕がよく見えず、ちょっとイライラ(とにかく考えてる余裕なく席を選んだので)。でも立ち見もぎっしりだから、前の方で見てて贅沢言っちゃいけない。

 女優4人だけの、80分余の濃密な(だけど苦しくはない)舞台には、確かに大きなハコは不向きだと、今は思う。

 これまた何の予備知識もなく見に行った。チェーホフ「かもめ」を上演している楽屋、ということと、主演女優、プロンプターの若い女性が出てくる、ということくらいはチラシを見てわかっていたけど。

 まず、舞台の上手、あたかも客席が鏡であるかのように、2人並んでメイクを始める女優(小泉今日子、渡辺えり)。いっや~、狙ったんですかやはり、というくらい、顔の大きさの違いにまず笑ってしまう。気持ち的には1:4くらい。しかも、ヘアスタイルもそれを強調してるんだもん。最初は、主演女優と共同の楽屋?なんて思ったりするんだけど、??の挙げ句にだんだん様子がわかってくる・・・。この2人の掛け合いは、笑いもけっこうあって、おかしい。こんなふうに近くで小泉今日子の演技を見たことがなかったけど、いつの間にこんな存在感のあるいい女優さんになったの?という気がした。

そして主演女優の村岡希美と、彼女のプロンプターをしていて精神を病んだらしい蒼井優。うん、やっぱり主演女優だけが異質な感じはある。そしてそれはとても重要なこと。最初の2人が作り出す世界にはちょっと異分子っぽくて、どうなのかと思ったりしたけど、「この世界で生きていくんだ」というリアルなひたむきさとか現実が確かにあったように思う。対極にいるのが蒼井優で。またそれが雰囲気に合ってるんだよねー。彼女の抱えているマクラが変に汚れてたり、主演女優から頭を瓶でなぐられ瓶が割れて倒れるシーンなど、細部にも凝っているというか、妙に絵になるんだ。

 最後には、主演女優は出て行き(当たり前なんだけど)、残った3人で「三人姉妹」のラストシーンを。「三人姉妹」というところにまた意味があるわね・・・。

 たまたま6月16日~21日、下北沢OFF・OFFシアターでもこの「楽屋」が上演されるとのことで、チラシを貰った。そこには「演目は、女優なら誰もが一度はあこがれる名作、清水邦夫氏の・・・」とある。そうか、そんな作品だったのか。思い返しながら、戯曲を読んでみたくなっている。そして全くちがうであろうこの別の「楽屋」も(チケット料金がちょうど半額よ)、見てみたい気がしている。

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コメント

私もまったく予習してなかったので、状況を理解できたのは半分くらい経ってからでした(爆)
キョンキョンが帽子を踏んづけてるあたりは???がいっぱい飛んでました…

そうそう、字幕が見えにくいんですよね、前の方だと。しかも、私、しばらくの間「何語?ドイツ語?ロシア語?」とおろおろしとりましたよー私にとって顕著、というか、代表的なその言語の言葉が出てこなかったもんだから。

そして、これまた全然予備知識がないんですが、清水邦夫って凄かったんですねぇ(大爆)

投稿: 猫並 | 2009.06.03 23:29

猫並さま
猫並さんとは見に行った時期こそ違え、席も、(予備知識がなくて)途中でおや? そう??と気づいたりなんかしたのも、同じような感じですね。さっき、やっと猫並さんのレポも読んできましたよ。うん、先に読んでなくてよかった。
字幕はどういうおつもりで?という気がしました。そもそも何語を喋ってんのかもわからないのがキモチ悪いし、その上、字幕もよく見えないダブルパンチで。
清水邦夫についても全く同様。すっごい過去の人かと思ってましたぁぁ。

投稿: きびだんご | 2009.06.04 01:01

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