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2009.07.16

「プロペラ」公演に思う:舞台編

Propeller  画像は、公演パンフレットから(キャストページの一部)。パンフレットはA5サイズで表紙込み12ページ。2回見に行ったから、2冊手元にある。とにかく全員が、「ヴェニス」夏の夜」の両方に出演だから、ほんとよくやるなぁ、ではある。どうすれば頭が切り替わるんでしょ。

 視覚的には、前にも書いたけど、ヴェニス=シンプル、無機的で、夏の夜=ファンタジック、比べればゴージャス。その対照も交互上演ゆえに、より面白かった。どちらも、お芝居が始まる前に、役者さんが思い思いに、という感じで順次登場して、しばらーくそのまま客席の方を向いている。その時の衣裳は、ヴェニス=グレーの作業服っぽい上下(囚人服の感じ)、夏の夜=白のテキヤ・スタイル(これは前の席のオバサマが言ってたんで成る程!と。テロンとしたヘンリーネックの長袖シャツと股引みたいなの。ここに腹巻があれば縁日のオヤジだ)。その基本衣裳に、それぞれの役柄で上に羽織ったり(脱いだり?)のバリエーションが。

 でも、バリエーションの衣裳も、かなり奇抜なのもあるのよねっ。ヒポリタなんて、着るんじゃなくて尻尾みたくくっつけてたり。

 ああ、ヒポリタといえば、彼女(彼)はアフリカ系の人なので(ヴェニスではモロッコの大公ほかを演じた)、よそから連れてこられた人の感じがそれだけで出ちゃうんだな、なんてことも思った。あと、オーベロン-タイテーニアの妖精の国カップルは、やっぱりそれらしくて素敵だったなー。唯一、濃い化粧をしてたのがタイテーニア。オーベロン役者はヴェニスではシャイロックだったんだけど、カッコよかったよん。

 ただ、ハーミアが職人のスナッグも兼ねるというのは、なぜこうなったのかな、とは思った。最後に3組のカップルが職人たちのドタバタ芝居を見るシーンで、不在となっちゃうんだもん。パックは表情豊かでとても可愛くて、くりくりっぽい頭がまた似合ってる。ほかに両方の芝居で印象的だったのは、やっぱりアントーニオボトムを演じた人と、ポーシャスナウトあたりかな。

 音楽もみんな役者さんたちの「声」だったり「ハーモニカ」だったり、マリンバ?とかバイオリンとか・・・それがかなり心地よかった。結局のところ、こういう作りの舞台が好きなんだ、というのを認識した次第。

 12日の千秋楽では、開演前に田中傳左衛門家元を発見。この後、ザ・ダイバーが控えてますもんね。

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