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2009.08.17

お芝居のセットで、そのまま落語を

8月16日(日) 「』柳家喬太郎独演会 on 『斎藤幸子』」 18:30~ 於・ル テアトル銀座 (6列センター)

Saitou 喬太郎・お菊の皿、瀧川鯉橋・だくだく、喬太郎・ほんとのこというと--仲入り--紋之助(曲独楽)、喬太郎・心眼

 8月14日から30日まで、ルテアトル銀座で上演中の「斎藤幸子」に役者として出演中の喬太郎さんが、その舞台の上で落語をやっちゃうという企画。幸いにも、すごく見やすい席が貰えて、るるるるる~っと出かけた。

 お芝居と落語、両方のチケットを持ってる人には、写真の「もんじゃ焼」(4人分の粉とソース)が貰えた。私の両隣の人(どちらも知人)は、事前に情報を仕入れていたけど、私はそんなことは露知らず、「えーっ、チケット持ってきてない」(←そんな人にも救済措置は取られてたらしい)。私は、一人でお芝居のチケを2枚持ってる友人に1枚貰って、「もんじゃ」を持ち帰った。でもね、お好み焼き・たこ焼き文化圏に育っているので、もんじゃというものを食べたことがないの。ええ、世の中に「もんじゃ焼」という結構な物がある、ってことは知ってるんですけれど。

 んなわけで、この「もんじゃ」、いったいどうしたらよいのでしょう。あ、なぜ「もんじゃ」かというと、それはもちろん、もんじゃ焼の月島あたりが舞台だから・・・でありましょう。私もこれから見るので、よくは知らない。

 さて落語。舞台右手に、ちゃぶ台の置いてある茶の間と2階への階段、上には懐かしの物干しもある。まず、その階段上から、犬(ですか?)の着ぐるみを着た喬太郎登場。トントンと下へ降りて、特別に作られた高座の座布団に座ると、その着ぐるみを脱いで・・・と、中にはいつもの着物と羽織! ま、このシチュエーションに負けない、インパクトのある登場の仕方を、ということだったのかな。「お菊の皿」は、可愛さあまって憎さ百倍となった青山某が、お菊を竹刀、木刀、刀で責めさいなむあたりが、やっぱり演劇チック。というか、この部分をたっぷりやるのが喬太郎さんなのかなあ・・・。

 次の鯉橋さんが終わって、前座さんがメクリを「喬太郎」にすると、座布団をひっくり返すんじゃなくて持ち去ってしまった。??? 2席目の「ほんとのこというと」は、座布団の上ではなくて、この「斎藤幸子」のセットの茶の間で、長男とその恋人、両親、弟妹の6人を演じ分けるかたちで。これはまず、このセットでできる噺、というところから選ばれたんだよねー。弟を呼んだら、わざわざ階段を上がって、上から弟として出てきたり、なんでしょう、一人芝居に限りなく近いような、全然ちがうような。

 紋之助さんはいつもの芸と喋りなんだけど、受けてた。パッと気分を変えるにはなかなかいい感じと思う。お芝居に出ていた俳優さん方は、2階のバルコニー席からこの独演会を見てらして、紋之助さんがさいごに独楽を回しながら客席通路を移動してる時には、身を乗り出したりして喝采でしたわ。

 そんなこんなのにぎやかな独演会の、最後に「心眼」でじっくり聞かせる、なんてのがまた憎いじゃないの。前回聞いたときには、梅喜さんの女房、お竹が、あまりに不細工な(人間じゃないような)女というあたり、ちょっとというか相当イヤだったんだけど、今回は免疫ができてたのか、そうでもなかった。梅喜の台詞が、というのではなくて、そんな噺を作ってしまうような男一般のしょうもなさ(笑)が、ストレートに出てるようでもあり、いや己を戒めつつ笑い飛ばしているようでもあり。面白い、というタイプの噺ではないけど(私にとっては)、屈折した魅力があるのかもしれない。え? 噺に、なのか、喬太郎さんになのか??

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