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2009.09.13

落差の激しい一日:夜は落語で

9月11日(金) 「第三回北沢落語名人会 柳亭市馬・柳家花緑二人会」 19:00~ 於・北沢タウンホール

開口一番(林家しん歩・子ほめ)、ご挨拶・林家しん平、花緑・明烏--仲入り--二楽(紙切り)、市馬・大工調べ

 何が悲しくて、菊ちゃん天女を見たあとで、思いっきり庶民な噺で大笑いしなきゃいけないんだ、ほわほわほわっと余韻に浸っていればいいものを。・・・でもねぇ、こちらのチケットは随分前から買ってあったし。いや、相当迷ったのではある。このまま帰るかどうするか。最終的に、まだ発券してなかったので、セブン-イレブンを見つけて発券できたら見よう、という、アホな他力本願。そうしたら、諦める寸前にセブン-イレブンがあったんで、開口一番にぎりぎりすべりこみで見てきた。

 どうしてこの会に行ったかというと、久しぶりで花緑っちゃんを聞いてもいいかな、しかも市馬師匠との二人会なら願ってもない、という、それだけのこと。なので、どういう会なのかも全く知らなかった。プログラムに林家しん平さんの挨拶、とあるように、彼が北沢タウンホールの人の相談を受けて、プロデュースしているらしい。なので、ネタにも注文があったようで、挨拶の時点で「市馬は大工調べ。あまりやってない噺」とのことでした。

 しかーし、久しぶりの花緑ちゃんではあったけど、「明烏」は初めてではない。一度ならず、聞いているのかもしれない。本人のお坊ちゃんキャラ(変わらないねぇ)と、うまく合ってる噺だなぁ、と。それと彼は、ほんとにいろんなしぐさが上手い。「明烏」だと、夜があけて振られ組の町内のワル(?)が、歯磨きをしているところ。こういうのは、環境もあるのかしら。

 紙切りは、お題「お彼岸」「下北沢」「お月見」。やはり季節に合ったものは楽しいね(二楽さんを困らせることはできないけど)。客席には地元のお年寄りも大勢いらしたように思うけど、そういう方も素直に楽しめるネタだもの。でも、注文した人がちゃんとご祝儀を出していくあたりは、寄席のよう。土地柄ですかしら??

 市馬師匠の「大工調べ」は、久しぶりとはいえ聞いたことあるんだなぁ。やっぱ、あの啖呵ですわね、と。その前にマクラでなぜか「野球小僧」を三味線の伴奏で歌ってました。歌え、という注文も、しん平さんからついていたに違いない。
 棟梁たるもの器が大きくなくてはいけない、そういう人物を描く時の市馬師匠の安定感! それと気の短い江戸ッ子のぽんぽーんという啖呵の小気味よさ。前はあんまり与太郎がバカすぎる気がしたけど(それで腕がいいとは思えない)、まあそんなものかしら。今回は「序」だったので、また最後までみっちり聞く機会があればいいな。

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落語」カテゴリの記事

コメント

いままでに落語を聴きに行った回数はたったの2回。
その内の一回が花緑さんの独演会・・のはずでした。
ところが、花緑さんがインフルエンザにかかってしまい、急遽ピンチヒッターとして登場したのが市馬さんと談春さんでした。
落語家さんに疎い私、市馬さんと談春さんのお名前も知らず、「え~、花緑さんじゃないのね、がっかり」と落胆しておりました。
それがいざ噺が始まると、そんな落胆はどこへやら。
「これはもしかしたらすごくラッキーなことだったのかも」と(笑)
その後、きびだんごさんの日記で市馬さんのお名前をよく拝見するようになり、「やっぱり名人だったんだわ」と納得したわけです!(^^)!

投稿: 尚花 | 2009.09.13 21:17

尚花さま
わーい、落語ネタでコメントをいただき嬉しいです。
花緑くんは私の落語入門という感じなんですよ。
こういう人がいると、落語も敷居が高くない。
そこから芋づる式にいろんな人を聞くようになりまして。
尚花さんがいらした「花緑インフルエンザ」も
なんだか話題は聞いたことがありました。
談春人気はすごいし(寄席に出ないからチケットが取りにくい)、
ラッキーな代演に当たってオメデトウ、ですね。
市馬さんは、位置づけとしては「未来の名人」みたいですよ

投稿: きびだんご | 2009.09.14 09:14

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