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2009.09.08

名作と新作と:文楽9月公演 その2

9月7日(月) 第3部 18:30~

天変斯止嵐后晴(てんぺすと あらし のち はれ)」シェイクスピア作「テンペスト」より。山田庄一・脚本演出、鶴澤清治・作曲、望月太明藏・作調 (11列左ブロックから)

 これは後半にもう一度見る予定でもあり、さくっと印象を。またもや仕事の「魔の月曜」だったけど、無事に開演5分ほど前に到着。ふーっ。とにかく最初の、三味線(と十七弦琴)だけの「暴風雨」の場面を見逃してはいけないと思っていたので、ちょっとあせった。

 この冒頭シーンが印象的なこともあるけれど、全編通して「音楽」がおもしろかった。こんなに琴が活躍するなんて。パンフレットによると琴、半琴、十七弦など、さまざまな音色の琴を使用、とある。どの場面でどういう琴、というのがちょっとわからないんだけど、なんだかエレクトリックな感じもしたりして。ほかにも英理彦(エアリアル)登場の時とか、楽しめる。

 しかーし、文楽に移し替えるときには、いくらプロスペロー→阿蘇左衛門藤則などに置き換えても、「妖精」はいかんともしがたいのか、浄瑠璃で「妖精」と語られると、ムムムと思ってしまう。あと、キャリバン→泥亀丸(でかまる)というもともと島に住んでいた「化物」の首が、かわいいいたずら坊や、みたいなのがねぇ(首名は「かに」)・・・。近くで見ると違うかもしれないけど、遠目だと「あらかわいい」という感じなんだもの。

 新作らしく(?)、途中のオフザケ場面でのお楽しみもある。これは日によって変わったりしないのかな。そのあたりは公演が終わってから書くことにしよう。人形遣いの方々は出遣いじゃなくて皆さん黒衣。

 そもそもシェイクスピアの、理屈抜きの物語であり、それが文楽になっているのだから、最初に「わーっ、何これ」と思っちゃうと、最後まで立ち直れないかもね、とも思った。お隣さんが1分に3回くらい(感覚的に)、アクビしたり飽きてるふうだったので。

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歌舞伎・文楽」カテゴリの記事

コメント

これは、ナマの文楽を見たことのない私でも興味津々だったのですが(というか、逆に初心者向けな気もしないでもない)、行かれないのでレポをお待ちしていました。
浄瑠璃で「妖精」ねえ。不思議な感覚。かなり聞いてみたかったという気持ちです(^^)
でも、文楽でのチャレンジは歌舞伎のようにはいかなかったのかしら。
2度目のレポも楽しみにしております。

投稿: SwingingFujisan | 2009.09.09 21:58

SwingingFujisanさま
今回はどういうわけか、席にあまり恵まれてないんですよぉ。そんなに人気があるのか、という感じ。
歌舞伎では様々な新作の試みがありますが、文楽でもこんなふうにできるんだ、と。とにかく音楽の印象がやたら強かったんで、2回目はもっといろいろ見なくっちゃ。オペラグラスも持って行きます!
でも、もしも最初に見るんだったら・・・うーん、歌舞伎で馴染みの名作を薦めるかな。

投稿: きびだんご | 2009.09.09 22:32

週遅れで観てきました。
あー、これくらいだと遅れた感じでもすれ違った感じでもなく「違う日」らしい!

人形…私はどうも…でかまるのカシラなんてジュサブローに見えちゃって(爆)ペリカンちゃんも。
筋と音楽は楽しんだのですが、絵面が余り好きになれなくて残念でした。

おふざけは、私の日は携帯を取り出して、なぜか電話をかけるのではなく電卓機能を使って計算してたりしましたが…場内があまり沸かなかったので…

投稿: 猫並 | 2009.09.14 09:01

猫並さま
確かに、もっと「君の名は。嗚呼」でなくてはねぇ・・・。

おふざけ、そうなんです、携帯で計算。控えめに笑いが来てましたが、みんなビックリする方が先で反応できないんじゃないかしら。歌舞伎と違って共同作業だから、ずーっとこれなんですよね、きっと。次回、更に確認してきます。
実はそれよりも文字久大夫さんが「強いのは○○、住大夫」と語ったところに大受けで。だって私は文字久さんを見るたびに、テレビで見た住大夫さんに怒鳴られてる図、というのを思い出すから。
正直、2回見るなら第2部、とは思うけれども、いやいや、シェイクスピアあれこれを「老後」(もうすぐそこ)のテーマと決めたので。

投稿: きびだんご | 2009.09.14 09:22

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