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2009.09.19

珍しく文楽第1部を見る

9月16日(水) 「文楽公演 第1部」 11:00~

鬼一法眼三略巻」播州書写山の段/清盛館兵法の段/菊畑の段/五條橋の段

 金曜〆の仕事を抱えてあせりつつも(いつもだったらパスしてるかもしれないけど)、気分転換しようと行ってきた。なんかね~、先日パルコ劇場へ行き損なってから、持ってるチケットは極力自分で使わなくちゃ、という気分になってる。

 文楽公演は、3部に分かれている場合、第1部ってたいていこんな感じの演目だよね? で、いつもは朝早いからと(家が遠いもので)見ないことが多い。今回はおお「菊畑」!ということで、見ることにした。だって歌舞伎の場合、菊畑がどうも面白いと思えないし、一條大蔵とうまくつながらないし(独立してかかるから?)、苦手演目なんだもの。それを克服できるなら、というか筋がちゃんとわかればいいなー、と。

 平日の朝でもあり、人気は2部に集中ということもあり、空席も目についた。いや、私が取った席が8列3という、かなり左よりだったんだけど、6列の左ブロックがごっそり空席だったりして、今回の「席取り」の失敗を実感したから。今後はあせってwebで買わないで、チケットセンターで座席を見ながら買うことにするゾ。どうせ近くへ仕事に行ってるんだから、寄ればいいんだもーん。

 さてさて。で、結論を言えば、やっぱりよくわからないまま。今回は2、3、5段目の上演だったからかしらね。なんか、この「鬼一法眼」って、すっごい欲張りなストーリーにも思える。途中で時々となりつつ見てたンだから、何も語れない私ではあるんだけど。

 印象に残っていることを挙げれば・・・清盛館の段で、清盛が呵々大笑する場面で、前夜見た「中国の不思議な役人」の平さんを思い出した。そのこと自体、集中してない証拠かしらん。ンでもって、鞍馬天狗で大河ドラマを思い出すし(そのあとの五條橋でも)。

 浄瑠璃は書写山の津駒大夫さんがすごくよかった。最初の段で、私もちゃんと聞いてた、ってことかしら(cf菊畑)。この時の三味線・寛治さんと、菊畑の燕三さんは、風情が対照的。何があっても飄々と弾き続けます、ってイメージの寛治さんと、エネルギッシュな燕三さん。年齢もあるんだろうけど、なんか面白かった。「菊畑」では、ちょっと飽きてた頃に三味線でハッとなる、ということも。

 最後の五條橋では、掛け合いっぽい浄瑠璃なんだけど、あんまりバランスがよくない感じがした。イメージ的なものに過ぎないけれど。

 というわけで、菊畑攻略ならず・・・。一條大蔵を見ても、あんまりつながらないかも。これって単に苦手ということかいな。

 私のななめ前にいらした男性(リタイア世代)、書写山の奥で席に着き、菊畑の咲大夫さんに「待ってました」「大当たり」と声をかけて、五條橋を見ないでとっととお帰りでした。なるほど。

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コメント

どーでもいいのは捨てて、とっとと帰る…
それができるようになったら「悟った」ということでしょうか。
わが身には遠いことのように思えます。
今度の南座顔見世だって、どうみても夜の切りはいらないよねって思うけど、それでも、そこまでで疲れ果てお腹一杯のハズなのに捨てられないだろうなぁって、まだ遠征計画もたてないうちから悶々とする私。
悟りは遠く…

投稿: 猫並 | 2009.09.19 21:01

猫並さま
まあねぇ、若手の大夫はこのおじさんに聞いてもらえるまで精進してください、という気もしました。でも、さっと来てさっと帰る、一連の動きがムダがなくて(隣は知り合いだったみたいだけど)、それはそれで、はぁぁという感じでした。
私は歌舞伎座の3階だと、ついパスする演目もできちゃうんですが(まさに今日もやらかしました)、遠征してたり、一等席だったりしたら、何がなんでも見るぞ!!なのです。きっと永遠にこうだと思います。

投稿: きびだんご | 2009.09.20 00:08

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