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2009.10.09

カフカゆえに・・・

10月9日(金) 「世田谷カフカ ~フランツ・カフカ『審判』『城』『失踪者』を草案とする~」 19:00~ 於・本多劇場

脚本・演出/ケラリーノ・サンドロヴィッチ 出演/三宅弘城、村岡希美、植木夏十、中村靖日、横町慶子ほか

 このところナイロン100℃はあまり見てなかったかな・・・。でも、これは企画・製作のキューブの先行で買うという、自分でもビックリな意気込み。結果的には2列目の中央で舞台は見やすかったんだけど、ものすごく通路を使ってたんで、それには不利であった。そもそも、普通にチケットを買っても問題はなかったんだし。

 で、この意気込みは、ひたすらカフカ、「審判」「城」「失踪者」に反応したため。2年ほど前に、シアタートラムで松本修演出により、「審判」「失踪者」の交互上演があり、ガツンと来てたもので。しかし、世田谷カフカとは・・・?

 最初、素の役者さん(村岡希美、水野顕子、廣川三寛)が現れ、一人ずつ自分のこととして「理不尽」と思ったことを喋り始める。よく行く飲み屋で聞いたMさんの話(村岡)、自分の中学生時代のこと(水野)、大学時代クイズ番組に出演した時のこと(廣川)。結局、最後までそれはストーリーの中に出てくるんだけど。最初の村岡さんがやけに長く感じて、「それが何か?」と言いたいくらい。しょっぱなの展開の見えなさにあせりを感じた。3人の話が終わったところから、様々な混沌の世界がスタート! カフカの他の作品(たとえば「田舎医者」)のことなんかも出てきたよ。

 「審判」「城」「失踪者」、それぞれの主人公がいる。カフカもいる。彼らが同時に存在したりする。それが世田谷であったりもする・・・って、筋をちゃんと説明するのは不可能というもの。ただ、「審判」「失踪者」に関しては、以前見ていたからわかりやすかった、ともいえる。正直言えば、カフカ作品に忠実な場面では、松本修演出を彷彿させるものがあった、ということかもしれない。

 客演の2人(中村靖日、横町慶子)が、相当な存在感! 特に、フランツ・カフカの中村さんは、イメージがピッタリ。メイクのせいもあるでしょうが。

 シーンも手法も、さまざまなものがガチャガチャ入り組みながら、気がつけば、3人の主人公は各自の不条理な結末に導かれていた、というところかしらん。んじゃあ、世田谷は何なんだ? ぐるぐる(笑)。

 舞台上で村岡希美を見て、帰宅したらNHK芸術劇場「楽屋」がもう始まっていて、そこでも村岡希美を見たのでした。

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