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2009.10.28

言葉じゃ言葉じゃ

10月27日(火) 「MANSAI◎解体新書 その拾伍」 19:00~ 於・世田谷パブリックシアター

「ことば」~生命体としての存在論(オントロジー)
野村萬斎、穂村弘(歌人)、春日武彦(精神科医・作家)

 申込み(抽選)の、この解体新書。珍しく1階H列などというチケットが届いて、おやおや。3階しか当たらない、と思ってたよ。前回のエアー文楽こそ、こういう席で見たかったなぁ・・・とも思いつつ。

 今回のゲスト、穂村氏、春日氏ともに、旺盛な創作(文筆)活動をされていて、名前には馴染みがあった。読んだことすらあるなぁ(「にょっ記」「不幸になりたがる人たち」あたり)。

 ・・・が、タイトルからして難しいんですけれど。言葉というある種、社会的な記号化されているものが、ものすごく特別な意味をもつ瞬間がある、ということを、通貨になぞらえて話す穂村氏。「ぎざ十」(ギザギザのある十円玉)という言葉で表してました。この譬えがたいそうお気に入りのようで。

 ゲストのお二人が集めた「気になる言葉」の断片も、資料として配られていた。それは新聞に投稿された短歌であったり、ある場面での話し言葉であったり、宣伝コピーや百科事典などなど。言葉を扱う仕事をしている人の、日頃のアンテナ、と言えるものかしら。穂村氏のナイーブさと、春日先生の説得的な語りは、言っちゃ悪いけど患者と主治医、みたいにも見えますワ。

 扱うものが「言葉」であり、視覚化しての説明が難しいから(書かれた文字としては読むけれども)、いま一つとりとめがなかった気はする。というか、これってステージ上ではなくて、それこそ大学の講義室みたいなところで聞いた方が、いろんなものが拡散しないんじゃないかしら。

 次回は来年1月29日(確かそのように言われたはず)。ゲストが杉本博司、中沢新一の両氏で、テーマは「よりしろ」だそうです。

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コメント

難しそうな内容ですねえ 
解体新書にまではなかなか手が出ないので、最初から世田パブのインフォメーションも見なかったのですが、穂村氏がゲストだったんですね。私、穂村氏は苦手でして。でも苦手なだけに、どんな方なのか実際に見てみたかった気もします。

投稿: SwingingFujisan | 2009.10.28 23:08

SwingingFujisanさま
解体新書、けっこう楽しみなんですよ。曜日の関係でダメな時も間々あるんですが、できるだけ行くぞ、というつもり。
タイトルが小難しいですけど、きっと行く人は萬斎ファンが大多数だから(特に今回のようなゲストだと)、どんなに難解なタイトルもものともしないかも。

穂村さんが苦手とおっしゃるSwingさま。その感覚はわかる気がします。そして実際にお話を聞いても裏切られないというか、あぁいう感じなのですワ。

投稿: きびだんご | 2009.10.29 00:41

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