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2009.10.17

やっと市馬師匠を満喫

10月16日(金) 「市馬落語集」 19:00~ 於・日本橋教育会館

市楽・天災、市馬・巌流島、市馬・親子酒--市馬・王子の狐

 先月、下北沢と武蔵溝ノ口で市馬師匠を聞いたとき、なんとなく盛り上がるものがなかったの。それは会じたいの性格もあるし、会場のマイナス点もあるし、というわけで。そうそう、前者は花緑っちゃん、後者は三三さんとさん喬師匠との会だったんだけど、それぞれこの組み合わせゆえの相乗効果は感じられなかったのでした。それこそが魅力的と思えたから足を運んだのに。

 そこで・・・最初はパスしようと思っていた落語集に行くことにした。申込みが遅かったので、席は後ろだったけど、私は前の方で聞くよりもこのあたり(J列2番=後ろから2~3列め)で聞くのが性に合ってるみたい。客席で大阪のSさん、居酒屋仲間(笑)のN翁にご挨拶。

 ひっさびさの市楽くん。二つ目になって1年。きょうの「天災」はとてもよかった。高座姿が綺麗なのは師匠ゆずりかな。明るいし、なんだろう、まっすぐに落語に向き合ってる気持ちよさがある。こう言っちゃ失礼だけど、才におぼれるといったタイプじゃないからこそ(天才型じゃないってことね)、ゆっくりでも正面から進んでいってね、と思う。「天災」はあまり好きじゃないと思っていたけど、けっこうメリハリがきいてて面白かった。また違う噺を聞くのが楽しみ。

 次に高座に上がった市馬師匠が、「25分も喋って~」なんて嬉しそうに(?)愚痴ってましたワ。やっとなんとかなってきたかな・・・という思いも感じられた。弟子を抱える大変さはいろいろあるでしょうが、でもそのころから、ちょっと「突き抜けた感」があるのよね。勿論それだけじゃない、というか、弟子も要素の一つに過ぎないのでしょうが。

 今日の3席はどれもネタ出しされていたもの。今までにも1回は聞いていた噺だと思う。それぞれの噺のここがどう、ということではなくて、単純に笑って、お酒が飲みたくなって(塩辛とか玉子焼きでね)、あー面白かった、という、考えればほんとに贅沢な時間なのだった。こういう持ち味が、たぶん私にはピッタリくるんだと思う。

 個人的には、かつて市馬ファンのグループで「王子遊覧」に出かけた楽しい思い出があって、扇屋の玉子焼きを食べたなぁとか、お蕎麦も美味しかった、とかね(あっ、食べ物のことばかりだ!)。たぶんこの先、何年たっても、「王子の狐」を聞くと、その時のことを思い出すんだろうな、と思う。遊覧の企画者N翁も、事務方担当のサイト管理者Kさんも、その後、大病したにもかかわらずみごと復帰されている。いつかまた、ゆーくっりのペースでも、みんなであの辺りを歩けたらいいな、なんて思ったりして。

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