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2009年11月

2009.11.30

品川駅エキュートにて

品川駅エキュートにて
昨日、品川駅から新幹線でまずは実家へ。
南座へ行くのがホントの目的なのに、いったん京都を通りすぎちゃう。

お土産なんかを物色するのには、品川駅が気にいってる。

藤巻商店(藤巻・弟の店だよね?)では、出雲和紙のフェアー。
ついつい菊の懐紙を買ってしまったワ。

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2009.11.28

金曜夜の東博は大にぎわい

11月27日(金) 「皇室の名宝」展 於・東京国立博物館 平成館(11月29日まで)

2期「正倉院宝物と書・絵巻の名品」

 やはり会期末のギリギリになってから出かけるものだから、6時半すぎに入館したら想像以上に賑わってた。特に2期は、書だの絵巻だのが多くて、人の列がなかなか進まないの。ちなみに1期(10/6~11/3)は、近世近代の絵画がメインでした。

 私自身は特に2期をめざしたということはないけど、夫が、同伴者も入館可のチケットを持っていたので、どうせならとくっついて行くことにしたら、こんな時期になってしまっただけ。でもまあ歴史の好きな人は、2期に行くのかも(展示品は総とっかえだから、両方行けばもちろんいいのだけどね)。

 綺麗なのは正倉院宝物の螺鈿細工。ついそういうのに目がいってしまう。それと、「春日権現絵巻」「蒙古襲来絵詞」は色も綺麗で・・・。「蒙古襲来~」のあたりでは、閉館時間が迫っていたこともあって、人垣の間から(中へ潜り込んで)見る、という感じ。どちらの絵巻も、とびとびになんとか絵は見る、というくらい。ちょうど日曜美術館で「春日権現絵巻」を紹介していたのだけど、たしかに雪化粧の山の場面は、不思議な迫力があった(前後の絵と異質)。

 あと、意外というくらい「宸筆」が多くて(伏見天皇、後水尾天皇など)、マメだったんだねぇ。藤原行成、小野道風、藤原佐理、藤原定家などなど、さまざまな筆跡や、それが書いてある紙、表装・・・興味は尽きない、されど時間はない。というわけで、最後は「蛍の光」が流れる中、そそくさと引き上げたのでした。

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2009.11.26

演舞場の2等席をためしてみる

11月25日(水) 「花形歌舞伎 夜の部」

 はいはい。23日に行ったのに、またしても、なのです。呆れないで!!
 もちろん最初は予定してなかったの。だけど、25日の歌舞伎座・夜の部を人に譲ったものだから、演舞場へ、という気分になって・・・。ちょうどカンフェティで2等席が安く出てたし。ポイントがたまっていたから、それを使うとほぼ3階Bの値段になる。それなら、いつもは避けちゃう2等席はどんな見え方か、ためしてみるのもいいかと思ったわけ。くどくど書いてますが、ま、見たかったんですー。

 ネットで予約した時には席の番号などはわからず、発券したら2階の右30。これが私には「当たり」だったのよ。右だから花道が見えるのは勿論、3列目の一番舞台寄りで足は通路側に出せるし、ラッキー! ほぼ見切れるということもなくて(「紅葉狩」の竹本があまり見えなかったくらい)、よしよし、という感じで見たのでした。

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2009.11.24

2回目の演舞場・夜

11月23日(月・祝) 「花形歌舞伎 夜の部」

 7日(土)に3階から見た「夜の部」を、今日は1階5列から。前回は、まぁ予習がてら、ではあったのです。
 当初のもくろみでは、サントリー美術館で清方展を見てから演舞場、だったのに、好天のせいで大物を洗ったりしているうちに遅くなり、また後日ということに。ざんねん。でも実は前日22日にミッドタウンのイルミネーションを見たから、ちょっとほとぼりがさめてから行くとしよう。

 気の置けない友人たちと一緒で、それもまた楽しみの一つ。子どもの学校関係でも、仕事関係でもなく、のんきに舞台を見たり喋ったり(お酒を飲んだり)できるのは幸せだなぁと思う。

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2009.11.22

満腹の日曜日

お土産
11月22日(日) ホテルオークラ 平安の間にて祝賀会

 かな文字を始めて3ヶ月(まだ3ヶ月が終わってない)。お稽古初日に申込書を渡された、先生の祝賀パーティが本日でした。間違いなく、この日集まった社中の中で、私が一番の新参者。まあ、だからといって働くわけでもなく(受付などは古くからのお弟子さんたち)、暢気に端の方の席で、「桃花林」の中華をぱくつき、シャンパンをいただき・・・お腹いっぱい(紹興酒は苦手なのだ)。

 最初は立食かしら、と思ってたけど、やはり先生が80代半ばだし、平均年齢も高いから、普通に、結婚式のような感じのお食事でした。先生は芸術院賞の授賞式と同じドレスと仰ってたけど、ベージュ系のゴージャスなロングドレス(ヴァレンチノだそう)とジャケット。ほんとに若々しい。やはり芸術家というのは、たたずまいが美しくて情熱的、というのは必須条件だなぁ、などと思ったりした。

 私は、この間、お習字のためにけっこう散財しているので、パーティの会費以外は絶対にお金を遣わないゾ、と固く決心。となると、家で眠っている着物を自分で着ていくしかない。まぁどんなにグズグズでも、下っ端だからいいやね~、行き帰りは上にコートかなんかを着るから隠せるし、というあたりは我ながら度胸があるかも。着物ならなんとかなる、というのは、もしかしたら昔からの生活の知恵みたいなものかもしれない。

 画像はお土産。金沢の「愛香菓」というお菓子と、珊瑚のお守り。
 あとは・・・家でも練習に励まねば・・・これがなかなか大変なの~。ある程度まとまった時間がないとダメだもの。それに、いまだ墨のすり方さえも加減がわからず、この前はすりすぎてしまったり。こんなところで止まっていては、道は遥かかなたで今にも落っこちそう。ま、そのうちサラサラっと、綺麗な文字で手紙など書ける日が来ますように。

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ベルリンの壁崩壊から20年:舞台上で壁を作り続ける

11月20日(金) 「エドワード・ボンドのリア」 19:00~ 於・シアタートラム

作/エドワード・ボンド 翻訳/小宮山智津子 演出/白井晃 音楽/朝比奈尚行 出演/串田和美(リア)、緒川たまき(墓掘の息子の妻(コーディリア)ほか)、久世星佳(ボディス、農夫の妻ほか)、村岡希美(フォンタネル、スーザンほか)、水橋研二(墓掘の息子、亡霊ほか)、アサヒ7オユキ(老議員、囚人ほか)ほか

 串田和美と白井晃のプロジェクト4作目。(順番らしく)今回は白井さんの演出で串田さんが主役。私は第1作を見ていないが、あとは見ている。なにがなんでも見よう、とかいうことではなくて、トラムの小さな空間で彼らの空気に触れられたら・・・というところだった。初日観劇だったのはたまたま。

 題名から、どうやら「リア王」をモチーフにしたもの?というくらいで、ほぼ予備知識なし。女優さんが3人出るからこの3人が姉妹?と思ったら違ってた。久世さんと村岡さんが王様であるリアの娘。

 客席は、舞台に向かういつもの席のほかに、舞台横、左右に2列ずつ作られていて、私はその右サイドの1列目。目の前を役者さんがしょっちゅう通っていく。

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2009.11.20

見てから読むとよくわかる:ヘンリー六世

11月18日(水) 「ヘンリー六世 第3部 薔薇戦争」 14:00~ 於・新国立劇場中劇場

出演/浦井健治(ヘンリー六世)、中嶋朋子(王妃マーガレット)、ソニン(皇太子エドワード)、上杉祥三(ウォリック伯)、岡本健一(リチャード)、今井朋彦(エドワード)ほか

 第3部の席は19列のちょうどセンターあたり。すぐ後ろが音響ブースか何かで私の後ろにはもう席はないから気楽だった。全体がよく見えるし。中劇場ではこのあたりの席を狙えばいいのかも・・・と言っても、そんなに行かないから次には絶対忘れてるね。

 第3部ではヨーク公(渡辺徹)が王妃の軍隊との戦いに敗れて死ぬ。そしてまたその首が・・・。そのあたりから彼の息子たちの、エドワード、ジョージ、リチャードの活躍の場が多くなってくる。
 重臣たちによる権力闘争が印象的な第1部、戦いの中にもロマンスと笑いの場がある第2部、そしてダイナミックな動き(戦いのシーンが群舞のようだったりする)と若い世代に引き継がれた争いの第3部、というところだろうか。

 3部のすべてを見なくても、一つの部で完結はしている、とのことだったけど、やはりこれは全部見たほうがいいと思うな。そういう機会だったのだし。

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2009.11.17

戦利品、あるいは思いのこもった「首」:ヘンリー六世

11月17日(火) 「ヘンリー六世 第2部 『敗北と混乱』」 14:00~ 於・新国立劇場中劇場

出演/渡辺徹(ヨーク公)、村井国夫(サフォーク公)、上杉祥三(ウォリック伯)、中嶋しゅう(グロスター公)、立川三貴(ジャック・ケード)、浦井健治(ヘンリー六世)、中嶋朋子(王妃マーガレット)ほか

 第1部のイギリスとフランスとの戦い(百年戦争)から、第2部は英国内での権力争い。王の叔父(摂政)・グロスター公が葬り去られ、王妃マーガレットとイワクありのサフォーク公は追放の挙げ句海賊に殺され、内乱の中でヨーク公が公然と王位を主張する。ランカスター家とヨーク家の、赤薔薇・白薔薇の戦いに至る経緯が、なーるほど、という感じ。

 ・・・と、ちょっと歴史のおさらいっぽい気分になったのは、今日は高校生の団体がいたから。 開演直前までいつもとは違う雰囲気だったから、上演中がちょっと不安だったけど、杞憂に終わった。「○○高校受付」と学校名も明記されていたしねー。

♪ ♪ ♪ ♪ ♪

 今日のヘンテコなタイトルのこころは・・・
 第2部ではなんと、サフォーク公、クリフォード卿と息子、ジャック・ケードの4人もが首を切られる!! サフォークは王妃の胸に抱かれ、親子は無惨にさらされ、またジャック・ケードを偶然討ち取った男には彼の首は栄達の道具となる。
 そういえば今月、歌舞伎座では高師直、演舞場で小万、十三郎・おとせの首が・・・。なんだかぁ。ブルブル。

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2009.11.16

見に行けないよ~

新参者

 どんどんたまっていく書道展などの招待券。公募展なんかのは「出してない人にはあげるわよ」とのことで、入門ホヤホヤの私にも渡されるのです。いまだ何一つ行ってません。いやぁ仕事があるんで・・・(と心の中で)。

 それでも、成田山書道美術館には行った方がよさそうなのよねぇ。一日仕事だわ。こういうとき、タンゴちゃん(千葉在住)がご存命だったなら、お誘いしたのになぁ、などと詮無いことを考えてみたりする。どこへでもひょいひょい出かける私ではありますが、成田山で南座成功祈願というわけにもいきますまいて。

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【メモ】はぁぁ・・・と大満足の歌舞伎座・夜の部

11月14日(土) 「吉例顔見世大歌舞伎 夜の部」

通し狂言 仮名手本忠臣蔵」五段目、六段目、七段目、十一段目

 大阪の友人と一緒に、4列目のセンターあたりから。彼女は仁左ファンなので、菊五郎・勘平、仁左衛門・大星、という配役はお互いにウフフなのでした。でも、もともと市馬落語つながりの人だから、隣どうしで座っていると「中村仲蔵」だの「七段目」だのという落語がよけい浮かんできたりして。

 梅玉さんが斧定九郎と服部逸郎の2役。昼の部の桃井若狭之助も加えて、それぞれにすごくよかったなぁ。いきなりファンになってしまいそう。大序・三段目、五段目 、十一段目と、ほんと初・中・終(変な言い方だけど)に、全然違うタイプの役がいいんですもの。そういえば、先月の国立の悪役もあったわねー。

 勘平はほんとに一瞬たりとも目が離せない、というのか、一つ一つの動き、表情から、心情がこちらに迫ってくる。身じろぎもせずに見てしまった、という感じ。今でもお才の出した縞の財布を見た時や、おかやに打たれる時、千崎弥五郎らを迎え入れる時などなどの姿が、目に浮かぶ。
 時蔵・お軽がまたよくて。欲をいえば母おかや(東蔵)は、私の中ではもうちょっとしなびた老婆(笑)が好きかな。

 四段目の後もそうだけど、どしっと重いのを受け止めて、その後が華やかに賑やかに。仁左・大星のやわらかさと、しかし最後、斧九太夫(錦吾)に、よくもよくも・・・と言う憤怒とが鮮やか。平右衛門(幸四郎)-お軽(福助)は、意外と、というか頼りになる兄と甘ったれの妹という雰囲気がよかった。幸四郎丈ってほんと立派な顔(存在感!!)だなぁというのも改めて感じた。

 そして十一段目は今までのモロモロを鎮めてくれるようでした。首級をあげて正面から皆々が橋を渡ってくるシーンは圧巻。その前にトンカントンカンは大変そうだったけど。

 そんなこんなで、いい場所からたっぷり見て満足しちゃったので、千穐楽の3階は、歌舞伎好きでもっか「七段目」稽古中という若手噺家クンに回すことに。

 この日はいやに1階席から声がかかっていたように思う。特に私の真後ろ(つまり5列)と、6列のやはりセンターからは女性が。真後ろから聞こえるというのもビクッとするもんですねー。6列の声は、もしかしたら以前隣り合わせになったオバサマかも。先日、山川静夫氏の新著で声をかけるための訓練や勉強を読んでいたこともあり、ちょっとなーとも思った(影響されやすいんです、はい)。

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2009.11.15

歌舞伎座の12月、1月

 昨日、歌舞伎座へ行った時に12月の新しいチラシを入手。間違いなく注目を集めそうな宮藤官九郎の作・演出「大江戸りびんぐでっど」の役名を見ていると・・・佐平次、和尚実は死神、女郎喜瀬川と、落語ではお馴染みの名前があった。はてさて、どんなんでしょう。それよりもタイミングとしては、根岸肥前守! いまあせってやっている仕事に出てくるのがこのヒト(しかも主人公)なのよねー。あらまあ。
 ここに載っている松也くんの写真が、異様にキツネ目なんですけど・・・。

 1月は演目的にはてんこもりというか、ごちそうさまお腹いっぱい、というか? 雀右衛門丈がご出演なのね。いろんな意味で、夜の部が楽しみな私。ではあるけれど、とりあえず国立劇場へ通うんだろうなぁ(笑)。

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「ヘンリー六世」を、観る/買う

11月14日(土) 「ヘンリー六世 第1部」 11:00~ 於・新国立劇場中劇場

作/W・シェイクスピア 訳/小田島雄志 演出/鵜山仁 出演/浦井健治、中嶋朋子、ソニン、木場勝己、渡辺徹、中嶋しゅう、勝部演之ほか

 この秋の話題作。さすがに3部続けては絶対無理・・・と、バラバラに観ることにして、それでも1部~3部の順には見たいし、と思うとなかなか日にちを決めるのが大変。結局、もはや終盤の今日、第1部を見ることに。もともと、大阪の友人と歌舞伎座へ行く約束の日だったんだけど、それが「夜の部」でよかった!!(久々に劇場のハシゴでした)。

 しかーし今日は、来年3月~4月、蜷川演出の「ヘンリー六世」@さい芸、の一般発売日でもあったのよ。このために、さい芸のチケットサイトに登録したことだし、準備万端! と思いきや・・・混み合っていて入れません!! 10時10分には家を出ないと開演時間に間に合わないので、とっとと諦めて、ほかの手段も講じずに「なるようになるさ」と家を出た。そして案の定、帰ってくるまですっかり忘れてた。

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2009.11.12

友の会、あれこれ

 先日、「夏時間の庭」を見に下高井戸シネマに行ったとき、ついでに「友の会」会員になってきた。年会費3500円だけど、とりあえず招待券が2枚もらえて、会員料金1000円で見られる(しかも5回見れば招待券1枚)というので。
 上映スケジュールを郵送してくれる、というのもポイントが高い。ホームページを見ればいいんだけど、ついウッカリしていると「上映期間1週間」なんて、あっという間に過ぎてしまう。たまに京王線・下高井戸駅のホームに置いてあるのを持ち帰ったりもしてるけど、下高井戸に用があるのはこの下高井戸シネマに行くときか三軒茶屋の帰りくらいだもん。
 オマケが面白くて、「下高井戸商店街スタンプ35枚進呈」!! これは希望者のみで、「いらない」と言ったのにもかかわらず間違って入れてあった。今度行く時に返そうかしら(笑)。

 そうこうしていると「よいやよいや」の更新の時期。前にも書いたかと思うけど、もう更新はいいかな、と思っている10月に、「万作を観る会」でガツンとやられ、ウホウホ更新してしまうのですワ。今回もそのパターン。カレンダーが貰えて、それは週2回しか自分では使わない会社のデスク用。日付のうち、万作家の会(ござる、野村狂言座など)の日には色がついてるので、知らない人は「いったい何の日!?」と首をかしげる。ちなみに今年最後のカレンダーの写真は「靱猿」。

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2009.11.10

山城屋の底知れぬパワー

11月9日(月) 「国立劇場十一月歌舞伎公演」 16:30~

外郎売」團十郎、芝雀、翫雀、扇雀、彌十郎ほか 「傾城反魂香 土佐将監閑居の場」藤十郎(おとく) 彦三郎(土佐将監)、右之助(将監北の方)、團十郎(浮世又平)ほか 「大津絵道成寺」藤十郎、市蔵、亀鶴、翫雀ほか

 どういうわけか月曜日に国立へ行くことにしてしまっていて、なんでこんな日にしたかなぁ、などと思いつつ。ま、仕事の納品に近くまで来たから、結果的にはちょうどよかった。お昼を食べる暇がなかったので、3時半くらいに「ドーカン」にてチリご飯。・・・疲れ(解放感)とお腹がくちくなったのとで、「外郎売」で情けないことになってしまった。それでも、早口言葉のちょっと後くらいまではナントカ。團十郎丈は大病からの復帰の團菊祭で「外郎売」だったなぁ、などと思いながら見ていた。最初の口上で、そういえばお正月には「象引」を見たんだった、というのも思い出した。

 芝雀さんの大磯の虎が綺麗だったなぁ。あと、右之助さんが好きなので、今回(ここでは化粧坂の少将)は嬉しい。市蔵さんの茶道珍斎も軽妙で・・・もうちょっとちゃんと見てればな、と後悔するのでありました。

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2009.11.08

花形!!を堪能した演舞場・夜の部

11月7日(土) 「花形歌舞伎 夜の部」 於・新橋演舞場

通し狂言 三人吉三巴白浪」菊之助(お嬢吉三)、松緑(和尚吉三)、愛之助(お坊吉三)、松也(十三郎)、梅枝(おとせ)、歌六(土左衛門伝吉)ほか 「鬼揃紅葉狩」亀治郎、菊之助、亀寿、種太郎、吉弥、松緑ほか

 同じ3階から先に見た昼の部は、どうも乗れずじまいだったけど、その分はきっちり取り返した、という感じ。三人吉三だけでもすごく満足していて、その上、「鬼揃紅葉狩」も迫力で、これぞ花形歌舞伎というエネルギッシュかつ瑞々さにあふれた夜の部だった。

 今日は、会社の後輩の愛之助ファン(と言ってもそれほど歌舞伎を見てるわけではない)を誘って。愛之助ファンも夜の部の方がカッコイイ、と思えたのではないかしら。

 とはいえ、序幕の「大川端庚申塚の場」は、よくかかる有名な場でもあるだけに、上方の愛之助くんにはなかなか荷が重かったかも(しかも初役なんでしょ?)ちょっぴり不安も感じるスタートだったけれど、二幕以降はそんなことも忘れてた。仁左衛門系の色気なんかもそこはかとなく。

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2009.11.07

今年の「野村狂言座」も、これでおしまい

11月6日(金) 「第48回 野村狂言座」 18:45~ 於・宝生能楽堂

貰聟」三宅右近、右矩、近成 「柑子」万之介、石田幸雄--休憩--素囃子「楽」 「老武者」万作、萬斎、裕基ほか

 年4回の野村狂言座、今年の公演はこれがラスト。中正面席の「年間通し券」を買っていたのだけれど、諸般の事情で半分しか見なかった。来年はどうするかなぁ・・・。

 今回は三宅右近家がゲスト出演。これって「老武者」に総勢11人も出るから、というのがあるのかしら。「貰聟」は見た記憶があるようなないような。酒に酔った夫に追い出された妻が、実家に帰るものの、反省した夫に迎えに来られ・・・今も変わらぬ夫婦、酒、実家の父親、という感じ。少しテンポがまったるい感じで、も。聟の右矩さんは声の質が萬斎系だな、なんて思いつつ。

 「柑子」の太郎冠者のような「いたずらっ子」キャラには、万之介さんがほんとにピッタリ。石田さんがまた「おっとり」主が似合うから、いいコンビなのだわー。単純にアハハなのに、俊寛の島流しの壮大な話が出てくるところがミソですかしら。

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2009.11.04

演舞場・昼は3階B・・・にすればよかった

11月4日(水) 「花形歌舞伎 昼の部」 於・新橋演舞場

通し狂言 盟三五大切」染五郎(薩摩源五兵衛/家主弥助)、菊之助(笹野屋三五郎)、愛之助(八右衛門)、亀治郎(小万)、亀蔵(ごろつき勘九郎)、竹三郎(了心)ほか 「四変化 弥生の花浅草祭」松緑、愛之助

 歌舞伎座の初日の感想にコメントを頂いて以来、頭の中は辨松のお赤飯だったので、今日は地上に出るとまっすぐ辨松へ。そこで大発見! なんと(同じビルか隣のビルに)、岡山の某社の東京支社が。いや、友人の旦那さんがもっか単身赴任で来てるのはここなのか、と。速攻メールしちゃったワ。なんで今まで気づかなかったんだろ。

 それはさておき。こんなことをまず書いてるくらいだから、感想ははかばかしくないのですー。菊ちゃんの三五郎って?と思いつつ、一応3階Aにしていたんだけどな。なんと、演舞場って歌舞伎座よりも3階は値段が高いじゃないの。早く気がつけばよかった。(悪口雑言は隠れて言う)

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【メモ】シス・カンパニー公演

11月3日(火・祝) 「バンデラスと憂鬱な珈琲」 19:00~ 於・世田谷パブリックシアター

作/福田雄一・マギー 演出/マギー 出演/堤真一、高橋克実、小池栄子、村杉蝉之介、中村倫也、高橋由美子、段田安則

(相変わらず芝居の内容よりも、あれこれメモです)
 休日出勤の帰り、三軒茶屋に向かう半蔵門駅で何人もの和服の人が降りてくるのに遭遇する5時半。国立劇場小劇場で何か会があったもよう。

このお芝居は出演者がそれぞれ魅力的なのと、パブリックシアターだから見に行った、という感じ。パブリックシアター=仕事帰りには行きやすい&会員なのでチケットを取りやすい。まだ2日目だったのか。11月の終わり頃まで公演は続く。

 先日見た「印獣」はホラーっぽくてびっくりしたけど、こちらは最初からコメディとわかっていた。そのわりにオープニングのシーンは、高橋-小池が何やらシリアス・・・。いやはや一人5役6役当たり前なので、公演時間100分の間、めまぐるしい。そのめまぐるしさ込みでおもしろいんだ。いや~、うまく作ってあるね。そして俳優さんたちも揃って上手。なんていうのかな、「なりきる力」みたいなものを感じた。だってほんとに、空軍の総帥から芝居一座の座長まで(これは高橋さん。途中の小ネタのあれやこれやも)。キャストの妙もあるかもね。

 ハチャメチャで訳のわからないようなネタが、最後につながったりもするし。主役の堤さんは「カッコイイ」担当ではあるけど、それがヘナヘナ状況になる面白さ、かなあ。別に何かが残るわけじゃなくても、あははーで楽しい100分でした。それとオマケのようにシェイクスピアものが出てくるのも、ちょっとしたツボ。タイトル、バンデラスは堤さん扮するネゴシエイターの名前だけど、「憂鬱なコーヒー」って・・・? 

 席はL列のほんとにセンター。全体を見るのにはJ~Mくらいのセンターがいいね・・・なのに、12月の「国盗人」はうっかり前の方を取りすぎてる。しかもあれは「バンデラス」よりも更に中央へ舞台が張り出してるんじゃなかったかな。がっくり。

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2009.11.02

【メモ】顔見世初日の歌舞伎座

11月1日(日) 「歌舞伎座さよなら公演 吉例顔見世大歌舞伎」昼の部

「通し狂言 仮名手本忠臣蔵」大序、三段目、四段目、道行

 初日が日曜だったので、特に初日狙いということではなくチケットを取っていた。先週水曜、金曜あたりだったか(つまり一度ならず)、web松竹で、初日の夜の部、3階1列が出ていて、ものすごく迷った。もう決済寸前までいったことも。折角通しなんだから続けて見るのがいいな、と思いつつ、いやそれは疲れるだろ自分、と。他にも夜の部は、昼ほど好きに日にちを決められない諸事情があるし。で、結局、昼の部だけにした。

 大序を見ながら、やっぱり夜も続ければよかった・・・と思ったものの、だんだん疲れてきちゃって、このままずっといたら息もタエダエだな、と納得して帰って来た。

 10分ほど前に東銀座駅に着いたから、演舞場側の出口から地上に上がって、道路の向かいから櫓をじっくり見た。櫓はこの後、ずっと上がってるらしいけどね~。途中の駅でお茶を買い、お弁当は岩手銀河プラザの「とりめし」600円也。うーん、とても顔見世初日とは思えない締まり屋なのであった(自宅からお茶を持ってくるのをいつも忘れちゃう)。

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2009.11.01

舞台+テレビ(情熱大陸)で、2日続けて古田新太

10月31日(土) 「印獣」 14:00~ 於・パルコ劇場

作/宮藤官九郎 演出/河原雅彦 出演/三田佳子、古田新太、生瀬勝久、池田成志、岡田義徳、上地春奈

 古田、生瀬、池田の3人=ねずみの三銃士による、第2回企画公演。評判のよかった前回「鈍獣」は、なんとなく見る気になってなかったんだなぁ・・・。今回は、三田佳子が出演するというのが、前々からすごく話題になってた。が、誰が出ようと相変わらずお馬鹿な古田さんたち、なのでした。

 古田がルポライター、生瀬がケータイ作家、池田が絵本作家で、この3人が「大女優」の別荘に軟禁状態となり、自伝を書くことを強要される。その顛末。(以下、多少ネタバレあります)

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