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2009.11.15

「ヘンリー六世」を、観る/買う

11月14日(土) 「ヘンリー六世 第1部」 11:00~ 於・新国立劇場中劇場

作/W・シェイクスピア 訳/小田島雄志 演出/鵜山仁 出演/浦井健治、中嶋朋子、ソニン、木場勝己、渡辺徹、中嶋しゅう、勝部演之ほか

 この秋の話題作。さすがに3部続けては絶対無理・・・と、バラバラに観ることにして、それでも1部~3部の順には見たいし、と思うとなかなか日にちを決めるのが大変。結局、もはや終盤の今日、第1部を見ることに。もともと、大阪の友人と歌舞伎座へ行く約束の日だったんだけど、それが「夜の部」でよかった!!(久々に劇場のハシゴでした)。

 しかーし今日は、来年3月~4月、蜷川演出の「ヘンリー六世」@さい芸、の一般発売日でもあったのよ。このために、さい芸のチケットサイトに登録したことだし、準備万端! と思いきや・・・混み合っていて入れません!! 10時10分には家を出ないと開演時間に間に合わないので、とっとと諦めて、ほかの手段も講じずに「なるようになるさ」と家を出た。そして案の定、帰ってくるまですっかり忘れてた。

 さて、新国立の「ヘンリー」。今日の席は17列のかなり右寄り。最前列が10列くらいだと思うんだけど、17列と聞いたら、すっごく後ろみたいなイメージになっちゃうなぁ。冷静に考えれば前から7、8列目なのに。

 シンプルな広い舞台の上手側・手前にけっこう大きな池(ほんとに水が入ってる)が作ってあって、その水面に映るものたちも美しい。実際にその水が使われたりもする。・・・シンプルであまり色がなく力強い舞台美術(島次郎)が印象的。やっぱり島氏の事前レクチャーの日に行けばよかったかな・・・。

 最初に、無人の舞台で椅子が倒れる、それがヘンリー五世の死を意味し、そこから物語が始まる。(でもちょうどその時、私の前の人が席を間違えてるのに気づいて左方向へ移動したので、視界がふさがれたんだよぉ)。

 本も第1部だけは(汗)あらかた読んではいたけど、読んでる最中でも人物がよくわからなくなっちゃう。だから初めのうちは、えーっとこれは、なんて思いつつ見ていた。でも見てればなんとかなるもんだわね。劇評の類をちょこっと見た時、勇敢な武将・トールボット役の木場勝己さんがいい、とあった。・・・確かに。最後、フランス軍との戦いで、援軍が来ずに(白ばら・赤ばらの諍いの結果)息子とともに死ぬ、その父と子のやりとりでは涙してしまった。まさかこれで泣くとは思わなかったなぁ。この親子、そして処刑されるジャンヌ・ダルクとその父の対比が、印象的。

 いかついオジサンだらけのイギリス人(服装も暗い色)、皇太子シャルルをはじめ妙に伊達男なフランス人(もちろん白色)、重厚-軽薄のイメージで、フランス・パートがちょっと息抜きになる。個人的には、この第1部では使者、弁護士など小さい役をいくつか演じる今井朋彦さんが出てくる度に、あっ今井さんとなってしまった。

 ヘンリー六世の浦井健治くんはノーブルででも弱々しく(なにぶん若年である)、でも王の存在感があった。それほど出番は多くなかったので、第2部以降にさらに期待。

 この後、歌舞伎座へ行って、あれこれ喋ったりして日付が変わる頃に帰宅。それから、さい芸のチケットを取ったけどまだ余裕だったからやれやれ。・・・でも、冷静になってみると、新国立劇場のは「通し割引」+あぜくら会員割引だったから、さい芸よりは安かったんだ! 

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