« 歌舞伎座の12月、1月 | トップページ | 見に行けないよ~ »

2009.11.16

【メモ】はぁぁ・・・と大満足の歌舞伎座・夜の部

11月14日(土) 「吉例顔見世大歌舞伎 夜の部」

通し狂言 仮名手本忠臣蔵」五段目、六段目、七段目、十一段目

 大阪の友人と一緒に、4列目のセンターあたりから。彼女は仁左ファンなので、菊五郎・勘平、仁左衛門・大星、という配役はお互いにウフフなのでした。でも、もともと市馬落語つながりの人だから、隣どうしで座っていると「中村仲蔵」だの「七段目」だのという落語がよけい浮かんできたりして。

 梅玉さんが斧定九郎と服部逸郎の2役。昼の部の桃井若狭之助も加えて、それぞれにすごくよかったなぁ。いきなりファンになってしまいそう。大序・三段目、五段目 、十一段目と、ほんと初・中・終(変な言い方だけど)に、全然違うタイプの役がいいんですもの。そういえば、先月の国立の悪役もあったわねー。

 勘平はほんとに一瞬たりとも目が離せない、というのか、一つ一つの動き、表情から、心情がこちらに迫ってくる。身じろぎもせずに見てしまった、という感じ。今でもお才の出した縞の財布を見た時や、おかやに打たれる時、千崎弥五郎らを迎え入れる時などなどの姿が、目に浮かぶ。
 時蔵・お軽がまたよくて。欲をいえば母おかや(東蔵)は、私の中ではもうちょっとしなびた老婆(笑)が好きかな。

 四段目の後もそうだけど、どしっと重いのを受け止めて、その後が華やかに賑やかに。仁左・大星のやわらかさと、しかし最後、斧九太夫(錦吾)に、よくもよくも・・・と言う憤怒とが鮮やか。平右衛門(幸四郎)-お軽(福助)は、意外と、というか頼りになる兄と甘ったれの妹という雰囲気がよかった。幸四郎丈ってほんと立派な顔(存在感!!)だなぁというのも改めて感じた。

 そして十一段目は今までのモロモロを鎮めてくれるようでした。首級をあげて正面から皆々が橋を渡ってくるシーンは圧巻。その前にトンカントンカンは大変そうだったけど。

 そんなこんなで、いい場所からたっぷり見て満足しちゃったので、千穐楽の3階は、歌舞伎好きでもっか「七段目」稽古中という若手噺家クンに回すことに。

 この日はいやに1階席から声がかかっていたように思う。特に私の真後ろ(つまり5列)と、6列のやはりセンターからは女性が。真後ろから聞こえるというのもビクッとするもんですねー。6列の声は、もしかしたら以前隣り合わせになったオバサマかも。先日、山川静夫氏の新著で声をかけるための訓練や勉強を読んでいたこともあり、ちょっとなーとも思った(影響されやすいんです、はい)。

|

« 歌舞伎座の12月、1月 | トップページ | 見に行けないよ~ »

歌舞伎・文楽」カテゴリの記事

コメント

大満足とのことで、何よりです!(^^)!
私は今週末に。期待が膨らみます。
花形歌舞伎は綺麗な若手を拝めてシアワセですけれど、大御所揃いの顔見せは芸の厚み・深さが違うのですよね。
いつぞや頻繁に声を掛けていたあの恰幅の良いご婦人のことを思い出しました。
凄かったですよね。。(笑)

投稿: 尚花 | 2009.11.17 10:11

尚花さま
はいっ。もう大満足でした。
尚花さんも、お楽しみにね。
こういう舞台を見ると、ちょっと無理しても、いい席にしてよかったと思うんですよ。「これだ!」という時には頑張ろう、・・・来年の目標にします。
と言ってるそばから、演舞場のリピーターとなってる私。夜の部を買い足してしまった(応援の気持ちで)
あの迫力オバサン・・・たぶんそうだと思います。あの時ほど頻繁でなかったのは忠臣蔵だからかなー。

投稿: きびだんご | 2009.11.17 20:49

夜の部、私も大満足しました。きびだんご様とは逆に、大満足したから千穐楽にもう一度見てもいいと思ったほど。でも、千穐楽は演舞場とぶつかってるんですものねえ(どうして、そういう日程にするの)。

先日の昼の部、お隣のオバサマがかなり低めの声で、さかんに声をかけておられました(最前列で!)。仁左様の夏巡業でも隣のオバサマが(こちらは高い声で)やはりさかんに声をかけ、女性もなかなかやるものだなあと思いました。でも自分にそういう勇気がないひがみのせいか、やっぱり男性の掛け声のほうがいいな。

投稿: SwingingFujisan | 2009.11.24 23:55

SwingingFujisanさま
来年、歌舞伎を見る上でのテーマは、どのタイミングでどの席から見るか、かもしれません。いつも1等で見るわけにはもちろんいかないし・・・。このあたりが「歌舞伎が観劇の中心」ではない私の問題点(?)ですかねー。ま、とりあえず音羽屋からは、ぶれないようにしようっと。
この「歌舞伎が中心」じゃない、というところで、私には(歌舞伎)観劇体力が多少欠けてる気がします。だから、この忠臣蔵をもう一度ズシッと受け止めるのがつらくなるのかも(しかも3階からだと尚更)。
かけ声は「女性はダメ」とも言い難いんだけど(同じ女性としては)、やっぱりかける場所とか(最前列ってぇぇ)、タイミングとか発声とか、納得させてほしいとは思いますね。全体として容認されてない(?)分、ハードルは高いと自覚してからやってほしいな。

投稿: きびだんご | 2009.11.25 00:39

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 歌舞伎座の12月、1月 | トップページ | 見に行けないよ~ »