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2009.11.07

今年の「野村狂言座」も、これでおしまい

11月6日(金) 「第48回 野村狂言座」 18:45~ 於・宝生能楽堂

貰聟」三宅右近、右矩、近成 「柑子」万之介、石田幸雄--休憩--素囃子「楽」 「老武者」万作、萬斎、裕基ほか

 年4回の野村狂言座、今年の公演はこれがラスト。中正面席の「年間通し券」を買っていたのだけれど、諸般の事情で半分しか見なかった。来年はどうするかなぁ・・・。

 今回は三宅右近家がゲスト出演。これって「老武者」に総勢11人も出るから、というのがあるのかしら。「貰聟」は見た記憶があるようなないような。酒に酔った夫に追い出された妻が、実家に帰るものの、反省した夫に迎えに来られ・・・今も変わらぬ夫婦、酒、実家の父親、という感じ。少しテンポがまったるい感じで、も。聟の右矩さんは声の質が萬斎系だな、なんて思いつつ。

 「柑子」の太郎冠者のような「いたずらっ子」キャラには、万之介さんがほんとにピッタリ。石田さんがまた「おっとり」主が似合うから、いいコンビなのだわー。単純にアハハなのに、俊寛の島流しの壮大な話が出てくるところがミソですかしら。

 さて「老武者」は全く初めて。曽我の里から鎌倉へ行く途中の藤沢の宿にて、の物語。地名を聞くと歌舞伎がイメージされますワ。んでもって、武器をもっての若者vs.老人のグループ対決がある。
 裕基くんが美しい稚児、萬斎さんはお供の三位。若衆(遼太、中村修一、岡聡史)が尋ねてきての宴での、あどけない子どもらしさなんかは(はしゃいで歌ったり眠ったり)、今も変わらないか。そこへ加わりたいと言ってきた祖父(おおじ。血縁ではない)が宿屋(深田博治)に断られたことから、武装老人たち(月崎晴夫、高野和憲、竹山悠樹、石田幸雄)を伴い襲撃する、というストーリー。老人たちの武器が迫力だし、面をつけているから尚更、それが増幅される。
 なにぶん初めて見る曲ではあり、いろんな場面で、おおっと思っているうちに終わっちゃった、というのが正直なところかな。稚児はなぜに手車に乗っかって引っ込むのか、とか。地謡が先の三宅家の3人+高澤祐介。お囃子の4人もいたから舞台の上は相当な人数なのに、出演が2人の時も大人数の時も、空間密度としては印象があまり変わらないところが、能舞台なのかしら??

 「柑子」の後見に(私は)久々、野村艮作さん。

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