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2009年12月

2009.12.31

生誕百年の作家の「自画像」

 今年2009年は「生誕百年の作家」の当たり年、だったそうで。特に話題になったのは、太宰治と松本清張かしら。1909年は元号でいえば明治43年。ほんとに明治も末期で、翌年には大逆事件、韓国併合・・・そして大正デモクラシーを経て・・・満州事変(1931年)から日中戦争へ至る道に、青春時代という感じかなぁ。

 そんな作家たちの一人に中島敦がいる。「山月記」を残し33歳で没した作家。きまじめそうな写真と漢文イメージが、そのまま今に伝わっているのだと思う。今年縁あって「山月記」の全文(短いよ)を読む機会があって、改めてその若さと自負心と屈折と・・・さまざま思い描くことになった。

 全集には彼の描いた「自画像」が載っていて、その「痛ましく思えるほどの叫び」(と私には思えた)が、画家・高島野十郎(1890~1975)の若き日の自画像とそのままつながっていった。それはあのちょっととりすましたふうな中島のイメージとはまったくかけはなれていたものだった。
 最近、テレビ東京「美の巨人たち」で小出楢重の自画像を見たけど、見た目だけからは、中島・高島と全く対極にあるものだった。全くの偏見と思うが、小出の自画像にある「満たされた」部分が、彼らには見事に欠落しているようだから。

 ま、「山月記」のイメージのみを彼の「自画像」を重ねた、というだけの気もするけれど、それが一般的なイメージではないかしら。

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2009.12.30

今年の〆は「のだめ」であった

のだめカンタービレ 最終楽章 前編」

 あんまり家にくすぶっていてもねぇ・・・と、自宅から歩いて行ける地元映画館にて、のだめを見た。ここは常時1000円で見られるのに(カード特典)、たまたま今日は水曜日で「誰でも1000円」の日だったのさ。さすがに、こんな時期だからか、客席はちと薄かったです。17時20分の回を見て、食事をして帰るのがちょうどいいな、というところで。

 漫画は1~23まで全部持ってる。先月、23巻が出て完結したところ。なので、この映画の舞台となったパリでの千秋くん&のだめのエピソードも、「おさらい」という感じで見ていた。

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2009.12.29

2009年も暮れてゆく

冬も夕暮れ

Mt 2009年12月29日の午後5時くらいですかね~。
あんまり画像は良くないけれど、我が家から見える夕焼けと富士山(ほぼ中央)。携帯で普通に撮ると、こんなにちっちゃくしか写らないの。

Cd ←で、こちらは私の仕事机の上。掃除もせずに遊んでる・・・んじゃなくて、これでも仕事中なんだなー。昨日、あせって図書館に借りに行ったりして。千代田図書館は31日まで開いてるようだけど、なかなかそんな所は少ないからねぇ。

気分転換にチョコチョコ片付けなんかをしながら、でも、やっぱり年末の実感には乏しい私。うーん、志ん朝「富久」でも聞こうっと。年が明けたら「御慶」だなっ。

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2009.12.28

本を買ったら、とりあえず書棚に並べましょう

 昨夜、amazonで本を買おうとしていた。ぜひ欲しい(近くの書店には置いていそうにない)のは文庫1冊だったんだけど、ついでに・・・という感じで、「野田秀樹」をば。それはもう「野田版 鼠小僧」の印象を引きずってるわけで、相変わらず単純なんである。つつつーっとクリック、購入手続きをして就寝。
 今朝、メールを開けてみたら「重要なお知らせ」として、カードの認証ができないよ、というのが来ていた。ひー、またやってしまいました。

 あらあら。と思いつつ・・・ここで何かがひらめいた。この本、地元リブロで手に取って、買わずに戻したつもりだったけどもしかして買ってたんでは。そういえば、「演劇界」を買った時、5000円近くカードを使った気がするけど。

 ジャーン。まだリブロの袋に入ったまま放置されていたのを無事発見。カード情報をミスするという粗忽のおかげで、同じ本を2冊買うという粗忽は免れたわけか。
 そういえば、「演劇界」と、新潮文庫の「しゃばけ」シリーズ最新刊と、「野田秀樹」を買ったんだったと、めでたく(笑)詳細まで思い出せましたワ。前記2冊はすぐに読んで、「野田秀樹」は置き去りにして忘れてたの・・・ごめんね。

 ちなみにこの本の巻末には略年譜がついていて、うちの息子は野田さんの父親と同じ名前ということを発見。しかも息子が生まれた年に、亡くなられてました。いや、単にそれだけのことですが。

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2009.12.27

今年の本

 今さら・・・の感はありますが、やっぱり2009年の本といえばこれ、ですよね。
 我が家へも最近、到来。と言っても、同僚に「お正月休みに読むから」と貸してもらったもの。リビングの目立つ場所に鎮座してます。

 でも、結局しばらく読めそうにはない。私は読み始めると止められなくなっちゃうタイプなんで、時間的に厳しい情勢の今、下手に手を出してはイカンと自制中。

 さっき久しぶりに地元図書館の「予約が多い本」一覧を見てみたら、相変わらずこの本が1位、2位を占めてるんだけど、さすがに1000超ということはなくなっていた(とはいえ、BOOK1で960人くらいだから、やっぱり「どのくらい待つの?」ではある)。

 うーむ、話題の本に限らず、なかなか自宅で読書の時間が取れないのが悩みのタネ・・・。あっ、PCに向かってる時間を使えばいいのか

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2009.12.25

「2009年は芝居一色でした」by宮藤官九郎

*年内、観劇の予定がないので、雑誌方面のネタや、テレビ方面、回顧ものとか・・・を書いていくことになりそう。得チケなどなどで気になるものはあるんだけど(三越寄席を筆頭に)、いやいやそんなことをしてる場合じゃないの。大掃除すらできそうにない、仕事優先の私(というか、さんざん遊んだ分の借金を払ってる心境のキリギリス)。

 さて、タイトルに挙げたのは、最新号(12・31/1・7合併号)の週刊文春、宮藤官九郎「いま なんつった?」の冒頭部分。

 なになに、「蜉蝣峠」「R2C2」「印獣」「大江戸りびんぐでっど」の4本の新作を書き、うち2本は演出も(ほかに俳優として出演したものもあり)。こうして並べてみると私はクドカン芝居とはそんなに相性がよくないのかも(なーんて、今知ったわけじゃないか)。それなのに、今年はこの4本を全部見てる、ってどういうこと? 中では「R2C2」を一番楽しんだ・・・ような気がする。

 その前の週、12/24号の連載では、「大江戸りびんぐでっど」に対する反応について書いてありましたっけ。この回は韓国映画についても触れてるんだけど(ガッツ溢れる作品は観る方もガッツが必要、とか)、つい深読みをしたくなっちゃった。

 宮藤官九郎の映画は全然見たことなくて、テレビドラマはかなり好きな私。来年以降、それでも舞台はやっぱり注目しつつ、テレビドラマをやってくれるのを待つかな。

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2009.12.24

国立演芸場にて、買い物2つ

 昨日の国立演芸場、終演後にロビーでゆっくりコートを羽織ったりしていたとき、壁の演芸場カレンダーの写真に気がついた。おや、これは市馬師匠じゃありませんか! ンまぁ、買わなくちゃ(自分用じゃなくて、大阪で会を主催している友人へのプレゼントに)。

 そう思っているところへ、後ろの売店からは 「東京かわら版 ありますよ!」の声。おお1月号が出たのか、ちょうどいいや、一緒に買って行こうっと。売店のおばちゃんによると「さっき届いたところ」なんだそう。昔は定期購読していたんだけど、最近はどこかで買おう、というくらい(ゆえに買わないことも多いかな)。
 カレンダーは売店じゃなくて受付で、と言われて、「カレンダー下さいっ」「何部ですか」「えっ・・・1部」。

 このカレンダー、ざっと見たら、表紙はおめでたい玉川スミ師匠。市馬師匠は3月で、4月は遊雀さん。爆笑問題もいるのねー。

 そういえば、国立劇場カレンダーは、今年の分まで4年ほど続けて買って義母の部屋にかけていたのでした。ちょっと地味な演目が多かったし、復活狂言なんかでは「思い出話」とはいかなかったけど、でも月が変わって新しい写真になるのを楽しみにしてたっけ。

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円朝つながりの一日:美術館の巻

清方ノスタルジア 名品でたどる鏑木清方の美の世界」 於・サントリー美術館 2010・1・11まで

 今週は私が企画した忘年会が2つあり(もちろんテーマは「おいしく飲むゾ!」)、月曜の日本酒に続き、今日はワインだもんね、という日だったのです。
 国立演芸場が4時ころに終演となったあと、6時に渋谷までどうしよう・・・サントリー美術館だ、というわけで。和服割引が使えるし。いやそもそも、忘年会を企画していなければ演芸場へも洋服で行ってるはずで、ま、初めに忘年会ありきの一日だったとも言えるのか イルミネーションも見えるなー。

 が11月でも休日は大にぎわいだったミッドタウン、さらにすごいことになってました。「イルミネーション 直進」というプラカードの人が立ってたり、食べ物屋さんが長蛇の列だったり。ふーっ。そんな喧噪を抜けると、美術館は適度な密度で気分良く見ることができた。

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2009.12.23

円朝つながりの一日:落語の巻

12月23日(水・祝) 「圓丈の『死神』を楽しむ会」 13:00~ 於・国立演芸場

トーク 司会╱白鳥 圓丈 喬太郎 小ゑん 彦いち  彦いち・初天神 クリスマス編 喬太郎・インドの茶碗 小ゑん・レプリカント 昇太・短命--仲入り--白鳥・新ランゴランゴ 圓丈・死神
 人気の会だから、ちょっと力を入れてチケット取りに参戦・・・と言っても、ネットだから10時01分にはカタがついていたのだけれど。国立演芸場のキャパくらいが、ほんと落語を聞くのにはいいよねー。通路には立ち見の人もいっぱい。
 最初は全員によるトーク。といってもここには昇太さんは間に合わなかったのかしら。圓丈さんを呼び入れるまでは、主に白鳥さんの司会ぶりなんかをネタにしたりして。
 
 彦いちさんはけっこうマクラが長かったかな。いやそれも面白かった。やはりスピード感というか臨場感というか、「喋りたおし」などで鍛えているもんね。初天神も、彦いちさんにかかると、金坊じゃなくてお父さんがこわれてます!! クリスマス・バージョンで、団子じゃなくてクリスマスケーキをねだるんだけど、生クリームかあんこか、なんて、あんこのケーキを想像しちゃうじゃないの(笑)。

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2009.12.22

MIHO MUSEUMの謎

若冲ワンダーランド」 於・ミホ ミュージアム 2009・9・1~2009・12・13

Miho ←12月1日に載せた画像だけれど、もう一度。これを見ただけでも、すごい山の中、という感じがするでしょう。

ちなみにホームページはこちらですが、「路面凍結のため」3月12日までは休館中。

 行く前に、一応このサイトを見て、交通機関などをチェックしたのだけれど、住所もきちんと把握しないまま(滋賀県甲賀市信楽町)。とにかくJRの石山駅から、1時間に1本のバスに乗って1時間弱。ほんと、山道をぐるぐる登って行った。
 行った日は平日だったのに、「若冲」のせいかバスはかなり混んでいて、座れない人も多数。私は本来なら座れてないけど、2人がけの座席の2/3を占めてるような体格のいい男性の隣が空いていたので、残り1/3に腰掛けた。小さいのはこういう時、便利。

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2009.12.20

仕事帰りにサザンシアターで画家のトークを聞く

12月19日(土) 「第63回紀伊國屋サザンセミナー  山口晃トークライブ 『年忘れ!山愚痴屋感謝祭・弐』」  19:00~ 於・紀伊國屋サザンシアター

 紀伊國屋書店と、↑この本の版元・羽鳥書店、そしてもともとの「すゞしろ日記」を連載している「UP」の東京大学出版会、三社共催でのトークライブ。「弐」ということは「壱」があったということだけど、私は初めて。サザンシアターが9割方、埋まってる感じかなぁ。

 よくも言ったり、「腰の低い偏屈者」の山口さん。ほんとお喋りも面白いんだけど、その偏屈の片鱗が、そこここに現れるのがまた面白い。彼の今年は・・・大山崎山荘での個展、妻有トリエンナーレへの参加、「すゞしろ日記」刊行、さし絵を描いた新聞小説「親鸞」(五木寛之)の完結、あたりに代表されるものだったらしい。

 実はこの表紙も山口さんなのだけれど、どうもこれは好きじゃないの。今年は、新潮文庫「風が強く吹いている」(三浦しをん)の表紙絵もあって、それは単行本の絵とは全く雰囲気が違っていて、好みでしたー。

 8時半すぎにトーク自体は終了して、サイン会。開演前に、ロビーで著書を何種類か売ってたっけ。私はそれはパスしてそそくさ帰宅。新宿タカシマヤ~サザンテラスあたり、イルミネーション見物なのか、かなりの人出でありました。

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2009.12.18

再演・鼠小僧は面白かった

12月16日(水) 「十二月大歌舞伎 夜の部」

「双蝶々曲輪日記 引窓」三津五郎(与兵衛)、橋之助(濡髪長五郎)、扇雀(お早)、右之助(母お幸)ほか 「雪傾城」芝翫、勘太郎、七之助ほか 「野田版 鼠小僧」勘三郎(棺桶屋三太)、福助(お高)、橋之助(與吉)、三津五郎(大岡忠相)ほか

 今月は「大江戸りびんぐでっど」は気になったけど、実のところ夜の部はそうでもなかった。なぜならば・・・初演の時の「鼠小僧」はどうもあんまり乗らなかったから。夏だった、という季節感もあるかもしれないし、鼠小僧、実は・・・? という近いアイディアを先に新作講談(by神田山陽)で聞いていたからかもしれない。それでも、やっぱり見ておこう、というくらいな気持ちで出かけた。ゆえにもちろん3階から。

 開演は4時45分だから余裕だなぁ、と思っていたら、何時から始まるにしてもギリギリな私 お弁当も買わずに3階まで急いで上がったら、600円也の赤飯弁当があったので、それにしてみた。お茶は途中で買ってきたし、幕間に何も買わず、すんごいケチケチ大作戦、なのでした。舞台写真は出てたけど、あんまりよく見なかった。

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2009.12.16

時にはこんな芝居も見たくなる

12月15日(火) 「グリング 第18回 活動休止公演 jam」 19:30~ 於・東京芸術劇場小ホール1

作・演出/青木豪 出演/萩原利映、中野英樹、小松和重、佐藤直子、永滝元太郎、松本紀保、廣川三憲、澁谷佳世、遠藤隆太

 何回かチラシを貰って、青木豪が気にはなれどもなかなか・・・と思っていたら、東京芸術劇場のメルマガ購読者割引、みたいなのがあって、よーし、と行ってきた。カンフェティよりも安かったのだ(いろいろ集客の努力がなされてるね)。

 会場に足を踏み入れたら、中央に舞台があって、それを挟むように前後に(ほぼ対称に)客席がつくってある。客席からは舞台を見おろすかたち。その舞台は、軽井沢の辺鄙な場所にあるペンションの食堂で、どうやら妻を事故で亡くした男が息子を育てつつ妻の妹(料理上手)と、きりもりしている。

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2009.12.15

3階から見てよかった!?

12月13日(日) 「十二月大歌舞伎 昼の部」

操り三番叟」勘太郎(三番叟)、獅童(翁)、松也(後見)、鶴松(千歳) 「野崎村」福助(お光)、孝太郎(お染)、彌十郎(久作)、橋之助(久松)ほか 「身替座禅」勘三郎(山蔭右京)、三津五郎(奥方玉の井)ほか 「大江戸りびんぐでっど」作・演出/宮藤官九郎 出演/染五郎、七之助、勘太郎、三津五郎、扇雀、勘三郎ほか

 今月の目玉は間違いなくクドカン作・演出の「大江戸りびんぐでっど」なんだけど、どういうのかわかんないしなぁ・・・と、とりあえず3階を確保。面白かったら追加してもいいや、というのは甘い考えでしたわねー。でも、結論から言えば、「キレイなのが好き」な私としては、3階でよかった。染五郎とか七之助のファンだったらまた別だろうけど。

 「操り三番叟」は初めて見る。いっやー、操られる勘太郎くんの踊りを堪能。関節がすごく柔らかいの?と思わせる。上から見てるとそのままくるっと宙返りでもしそうな雰囲気の時も。すんごく楽しいじゃないの。昼の部の最初の演目は、ついパスしちゃったりもするんだけど、いやいやちゃんと見なきゃ、と反省したのでした。

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2009.12.14

今年も忠臣蔵がテーマの独演会

12月12日(土) 「柳家喬太郎独演会 ~師走、忠臣蔵にて御機嫌伺い候」 14:00~ 於・三鷹市芸術文化センター星のホール

さん若・真田小僧、一龍斎貞寿・講談(赤穂義士銘々伝・武林唯七 粗忽の使者)、喬太郎・聖夜の義士、市馬・七段目--仲入り--市馬・俵星玄蕃(歌)、喬太郎・俵星玄蕃(落語)

 今年も三鷹で喬太郎の忠臣蔵、ですわよ。去年は「カマ手本忠臣蔵」なんてのを聞いちゃったわけですが、今年は「カマ手本」はやりません、とのことで 昼夜、同一演目での2回公演。会員先行発売の前日、「明日は頑張る!」なんて言ってたくせに、当日ころっと忘れていて、あせった~。自分だけならまだしも、大阪の友人の分があったから、一瞬まっさお。でも、なんとか2枚別々にG列を確保(それで会員先行分の最後の1枚だった)。そうしたら怪我の功名というべきか、F列から後ろが階段状だから、とても見やすくてよかった~。これからも星のホールはFから後ろにしよう!(でも、すぐに忘れてしまうのだ)

 ただし、会場まで、バス停での待ち時間>バスの乗車時間、という不運な目にあって、遅刻を覚悟。奇跡的に、さん若さんの出の何秒か前に席に着けたけど、あぶないあぶない。

 まずは2つ目のさん若さんが開口一番。いきなり(あいさつのところで)噛んじゃったけど、さらり、いやみなく聞ける「真田小僧」であった。こういう濃そうな(笑)会の開口一番だから、このくらいのがちょうどよかった。

 講談の貞寿さんはまったく初めて。女流の講談は何度か聞いてるけど、みんな神田ナントカさんだったからなぁ。プロフィールによるとキャリア7年とか。ちょっとキンキンした声が苦手な部分もあるけど、わざわざは聞かない講談で、こういうネタが聞けてよかった。

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2009.12.13

新聞、読まなくっちゃ

いま我が家では朝日新聞と東京新聞を購読してる。
朝、読まないから、夜「うへへ、2紙の朝刊と夕刊読まなきゃ」となると、なかなか苦しい。つい超ナナメ読み。

だものだから、
「をちこち」休刊(東京新聞)も
「大江戸りびんぐでっど」批判の投書が、声欄に(朝日新聞)
も知らず、友達に教えてもらう始末。ダメじゃん。

両方読もうと思わず、一つをきちんと読むべきね。

今日はその「大江戸りびんぐでっど」を見てきた。感想は明日以降に。

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2009.12.10

萬斎さんの目ヂカラ

12月9日(水) 「国盗人-W.シェイクスピア『リチャード三世』より-」 14:00~ 於・世田谷パブリックシアター

作/河合祥一郎 演出/野村萬斎 作調/田中傳左衛門 美術/松井るみ 衣裳/コシノジュンコ 出演/白石加代子(女・杏・王妃・政子・皇太后)、野村萬斎(悪三郎)、山野史人(一郎)、泉陽二(善二郎)、大森博史(左大臣)、石田幸雄(久秀)、若松力(理智門)、じゅんじゅん(影法師)ほか

 午前中、小田島先生の「テンペスト」の講座(全5回の最終回)。そこで知り合ったオバサマをお連れして三軒茶屋へ。せっかくキャロットタワーの展望レストランに行こうと思ってたのに「定休日」でざんねん! で、1時半すぎにパブリックシアターに行ったら、あらま小田島先生もいらしてましたわー。

 今日の席はF列=前から3列目の中央。これ、座席表で見たとき「前に通路があって足が楽そう」と思って、つい取ったんだけど、後ろのG列から階段状になるのよね。おまけに舞台の位置が割と高いからなぁ・・・。でも、心配してたよりは見やすくてよかった。しかも、萬斎さん扮する悪三郎は、この舞台の一番前までしばしばやってくるから、ドキドキするくらいでしたっ

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2009.12.08

「この人、落語も上手なのよ」

12月7日(月) 「柳亭市馬独演会」 19:00~ 於・横浜にぎわい座

市楽・道灌、市馬・禁酒番屋、川柳川柳・大ガーコン、お楽しみ(市馬・俵星玄蕃)--仲入り--市馬・淀五郎

 お習字で六本木まで行く月曜日だから、日比谷線に乗ってそのまま横浜へ行っちゃえ~。しかーし、行きはよいよい帰りはナントヤラ。やっぱり遠かった。帰りの東急東横線で、つい武蔵小杉でJR南武線に乗り換えてみたのが失敗だった。武蔵小杉から登戸・稲田堤あたりって、5つか6つ駅があるだけだと思ってたのさっ。なら横浜線に乗ってた方がまだマシだったのか・・・? 次はやっぱり「急がば回れ」の渋谷コースだなぁ。

 さて、久々のにぎわい座。独演会でわかってたのはゲストが川柳師匠というのと、「淀五郎」がネタ出しされてたこと。・・・つまり歌うんだろうな、というのと、時節柄忠臣蔵ね。この2つのみ。

 緞帳が上がったら、メクリに市楽とあって、あらら~。今日も明るく「道灌」をば。ほんとになんか急に上手くなった印象。そしてそのまま自分で座布団をひっくり返してメクリの前に座って場内を見てる。二つ目なのに。市也くんはどうしたの?←次からは市也くんであった。

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2009.12.07

秋・冬はドラマっ子?

 出社仕事+自宅での(ながら見の)賃仕事+家事ちょこっと・・・のために、なかなかドラマを1時間続けて見る、などということができない。それなのに、この10~12月シーズンは、わりとよく見ている。昨日も、ついつい「坂の上の雲」を見ちゃったさー(←お習字しながら

 ほかに見てるのをちょっと挙げてみると(と言っても、欠かさずにとか、1時間全部などではない)
 「ロメス 空港防御システム」大倉&安田という関ジャニの子を初めて認識。最初はたまたまNHKをつけていたら始まったというだけなんだけど、ストーリーにぐいっと引き込まれた。
 人形劇「三銃士」これ、始まる前のNHKの番宣がすごくなかった? いかにも三谷流の三銃士。バッキンガム公のことを「ねぇ、バッキン」などと呼ぶもので、ヘンリー六世でバッキンガムの名前が出てきたときに、一瞬笑ってしまった。タイトルを口にするとき、つい「さんごくし」と言ってしまったことが何回か。やっぱり人形劇=三国志という刷り込みがあるのかも。もちろんこれは録画で見てます。1時間続けて見るのはツライけど、このくらいならよいのだわ。
 
 ・・・あっ、この次に挙げるものがない NHKの回し者みたい。
 「東京DOGS」は、ちょこっと見てたこともあるけど、小栗旬くんを見るだけではツマランと挫折。逆に、全然見る機会がないけど評判がいいなぁと思っていた「JIN-仁-」を、先週・今週と、後半のみ見たら、それだけでもけっこう面白かった。キャストが魅力的だわー。

 朝の連ドラ「ウェルかめ」も、とびとびで見てる。「坂の上の雲」は松山だけど、こちらは徳島。やはり西日本の土地には多少、馴染みがあるし(そういえば大学の研究室の同級生、愛媛2、徳島1でした。全員で6人くらいなのに)。知らないうちに、いきなり長塚圭史が出ていて、初めて父親に似てる、と思った。声のせいかも。舞台で見るときにはそんなこと思わなかったのに。「相棒」も覚えてたら見ることもあるけど、つい放映日を忘れてNHKにチャンネルが合ってるなぁ。

 いうわけで、タイトルに偽りあり、かしら。・・・まぁ、こんなにドラマを見てるというのは私にしてはとても珍しい、ということで。

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2009.12.05

本屋に並んでます

本屋に並んでます

 午前中に地元の本屋さんに行ったら、雑誌のコーナー(なぜか音楽とか映画のところ)に、けっこう並べてあった。12月4日発売の新刊、落語のムックです。

 このところ、落語のDVD、CD、書籍など、あふれかえっていて、きっとこの反動はくるに違いないとも思ってる。が、・・・とりあえず、523人によるアンケートで「今おもしろい落語家」がランキングされている。

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2009 南座顔見世 その4

12月2日(水)「昼の部」つづき

第三「お祭り」仁左衛門

 仁左衛門と「お祭り」といえば、病い癒えての復帰公演での拍手、まさに「待っていたとはありがてえ!」のエピソードがしばしば語られる。私はそのころ(1994年)、全くと言っていいほど歌舞伎を見ていないので、ほんと話に聞く(本で読む)だけですが。でも、千之助くんの初舞台の「お祭り」は充分記憶にあるよ。それだって、はや5年も前のことかと、今更ながら驚いてしまう。

 ・・・で、やっぱり、あの鳶の衣裳もすごく似合ってカッコイイし、ちょっと照れたような表情やそぶりなんかが、あそこまでサマになるとは

第四「封印切 新町井筒屋の場」藤十郎(亀屋忠兵衛)、秀太郎(梅川)、左團次(治右衛門)、玉三郎(井筒屋おえん)、仁左衛門(八右衛門)ほか

 藤十郎では「河庄」の記憶が新しいところへ、今度は「封印切」。まだ「封印切」の方が好きかな、なんて、そういう問題じゃないですねっ。じっさい、あんまり歌舞伎では見てない(ついパスしてしまう)。でも! 今回は八右衛門vs.忠兵衛が見応えがあったのよー。

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2009.12.04

2009 南座顔見世 その3

12月2日(水) 「昼の部」 10:30~

 この昼の部は、前にも触れたけれど「花街総見」の日に当たったのがラッキー。毎日新聞によると、この日はどうやら先斗町で、これからも、華やかに総見は続くらしい。舞妓・芸妓さんたちは桟敷にズラリなんだけど、その皆さんが三々五々、開演前や幕間などに、客席に挨拶にいらしてた。その場所は右側通路の右、つまり相当右側の席なんだけど・・・。だれ? という感じ(そのあたりの何人もの方に挨拶)。もしかしたら、京舞の井上八千代さんなどもいらしたか? 私は相当物見高いとは思うんだけど、こういう時、わざわざ前方へ見に行ったり、撮影したりはできないのよねー。

第一「佐々木高綱」梅玉(高綱)、翫雀(馬飼子之介)、愛之助(佐々木小太郎)、薪車(家来鹿島与一)、梅枝(高綱娘薄衣)、東蔵(僧智山)、秀太郎(子之介姉おみの)ほか

 これは岡本綺堂作の新歌舞伎で、平成に入ってからは歌舞伎座では1回(平成14)しか上演されていない。だから・・・私が知らなくても不思議じゃない!? 舞台はもはや頼朝の世になってからの、高綱の在所(の館)。

 たしかにこれは近代人による歌舞伎なんだなぁ、というのを実感する。台詞劇だし、高綱、子之介たちの「心理」が主だから。その中では、娘の薄衣と、甥(盛綱の息子)小太郎のカップルが、すがすがしい存在だった。愛之助くんはやっぱりこういう役がカッコイイのさ~。

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2009.12.03

2009 南座顔見世 その2

12月1日(火)「夜の部」つづき

第三「助六曲輪初花桜 三浦屋格子先の場」仁左衛門(助六)、玉三郎(揚巻)、左團次(くわんぺら門兵衛)、翫雀(通人里暁)、松緑(福山かつぎ)、菊之助(白玉)、愛之助(朝顔仙平)、竹三郎(遣手お辰)、團蔵(若衆艶之丞)、東蔵(満江)、我當(髭の意休)、藤十郎(白酒屋新兵衛)ほか

 今回の顔見世、間違いなく大注目なのはこの「助六」ですよねぇ。いつもなら遠征まではしない友人も、いそいそと出かけるんですもの。・・・と、他人事のように書いてますが、もちろん私も待ち遠しかったよん。

 ちゃりーん、ちゃりーんと、茶屋廻りの2人が行き合って・・・このあたり、静かな緊張とでもいいますか。そして、パッと浅黄幕が落とされるとそこは絢爛豪華な三浦屋の格子先。「わぁっ」「綺麗」、というどよめきが来ましたワ。揚巻は最初から、ここにおりますです。

 私は今回の南座で、一番気に入ったというか感じ入ったのは、玉三郎の揚巻かなぁと思う。美しいのは当然として、徹頭徹尾、誇り高き花魁、お金をいくら積まれたってそんなもんにはなびきはしない、という強さが、ほとばしるようでありました(髭の意休にとってはまさに「美しく、ざ・ん・こ・く・な方」でもあるわけだが)。

 仁左衛門ももちろん美しくて、ほぉっ、なのではあるけれども、無条件で惹きつけられたか、というと、そこまでではない気がする。10年前に見ていたらまた違っていたのか、それともどこかしら「考えている」ふうだからなのか、そのあたりはよくわからないけどね。

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ついに音羽屋ホームページ!

南座レポの合間ではありますが、びっくりニュース。音羽屋もついにホームページを作ったのね。→こちら

永遠にアナログなら、それもまた楽し、と思ったりしてたんだけども。・・・と、あんまりビックリしたんで、ご飯作りを中断してアップしちゃいました。

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2009 南座顔見世 その1

12月1日(火) 夜の部 16:15~

 南座前で待ち合わせていた友人から、「先に着いたけど、ごった返しているから道の反対側にいる」とのメール。確かに、あの作りでは歌舞伎座のような短時間での入れ替えは不可能だわねー。「まねき」を見ながらお喋りして、頃合いを見計らってた。でも、よく考えたら、間近から「まねき」を見るのを忘れてた~。

 第一「天満宮菜種御供 時平の七笑」 我當(藤原時平)、進之介(判官代輝国)、亀三郎(頭の定岡)、亀寿(藤原宿祢)、薪車(三好清貫)、亀鶴(春藤玄蕃)、竹三郎(左中弁希世)、彦三郎(藤原道真)ほか

 幕が開くと、そこには亀三郎、亀寿、薪車の3人。おお、揃って美しい 第一声が亀三郎さん。いつもながらのいいお声。それだけで楽しくなっちゃうから単純さぁ。赤っ面の亀鶴さんも登場して、一段と気分

 この「時平の七笑」といえば我當さん、ということだけは知っていたのだけれど、ストーリーなども全く知らないまま。だから白塗りのお公家さんの姿で現れた時には(ほんとは当然なのに)、あら~!?と思ってしまった。しかも(歴史的には)自ら追い落としたはずの道真に同情的というかすんごく立派な人なんですもの。

 結局のところ、見るからに悪人という時平ではなくて、策略家の、顔は白塗りでもお腹の中は真っ黒な時平。心理的な側面は、あら近代に入ってからの作かしらん、と思えるほど。実は18世紀後半の並木五瓶らの手による。この七笑は序幕の最後だそうで、全体はどんなストーリーなのかしらん。そうそう、道真の娘は「紅梅姫」という名前でしたー(名前のみ登場)。 

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2009.12.02

南座あれこれ(雑談の部)

南座

↑とりあえず今年の写真です(笑)。
 南座の顔見世、昼の部は10時30分開演(!)、15時30分まで。夜の部は16時15分開演、21時10分まで。いっや~、歌舞伎座で10時30分開演と言われたら、ハナから1本目をパスしそう。

 私は12月1日(火)の夜の部と、12月2日(水)の昼の部を見たのだけれど、この昼の部は「花街総見」とやらで、まぁまぁ、左右の桟敷は舞妓さん芸妓さんがズラリ。壮観であった。前日の夜の部は、お着物の方は多いものの、ちょっと地味?という感じがしていたのに、打ってかわった華やかさ。うぅむ、眼福でございました。こんな日に行き当たってラッキー。

 私は昼の部も夜の部も、10列から。昼の部は、斜め前の女性(60代か)がいかにも粋筋というか・・・。地味だけどキレイにまとめた髪とシックな着物、特に「なで肩」の具合に、後ろから感嘆しましたです。これは身体が、着物を着るかたちになってる、ということでしょうか。そして同じ昼の部、右隣は一人で来ているオシャレな若い男性。細身の長身。けっこう熱心に見ていて、いったい何者?という感じ。

 とまあ客席ウォッチングにもいそしんだというか、楽しかったというか。ただでさえ、南座は入口が狭くて昼夜の入れ替え時が大変なのに、今日は舞妓ちゃんたちがいるものだから、よけいにギャラリー(にわかカメラマン)で賑わっていたみたい。

 私は1泊2日の京都で、観光はほぼゼロ。鴨川のおだやかな風景と遠くの山を見たくらいかな。入ったお店も、スターバックスと、南座近くのサントリーのバー&カフェだけ(しかしやっぱり飲んでる)。四条通りは2日ともよく歩いたけど。
 でも、お天気にも恵まれて、満足!の南座遠征でありました。歌舞伎の感想は別項にて(の予定)。

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2009.12.01

もひとつ寄り道

もひとつ寄り道
京都駅から琵琶湖線にて石山へ。そこで近江八景を…楽しんだわけじゃなく、バスに50分も揺られて、

ミホ ミュージアム。

と、遠い! でも来た甲斐はあった。

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