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2009.12.14

今年も忠臣蔵がテーマの独演会

12月12日(土) 「柳家喬太郎独演会 ~師走、忠臣蔵にて御機嫌伺い候」 14:00~ 於・三鷹市芸術文化センター星のホール

さん若・真田小僧、一龍斎貞寿・講談(赤穂義士銘々伝・武林唯七 粗忽の使者)、喬太郎・聖夜の義士、市馬・七段目--仲入り--市馬・俵星玄蕃(歌)、喬太郎・俵星玄蕃(落語)

 今年も三鷹で喬太郎の忠臣蔵、ですわよ。去年は「カマ手本忠臣蔵」なんてのを聞いちゃったわけですが、今年は「カマ手本」はやりません、とのことで 昼夜、同一演目での2回公演。会員先行発売の前日、「明日は頑張る!」なんて言ってたくせに、当日ころっと忘れていて、あせった~。自分だけならまだしも、大阪の友人の分があったから、一瞬まっさお。でも、なんとか2枚別々にG列を確保(それで会員先行分の最後の1枚だった)。そうしたら怪我の功名というべきか、F列から後ろが階段状だから、とても見やすくてよかった~。これからも星のホールはFから後ろにしよう!(でも、すぐに忘れてしまうのだ)

 ただし、会場まで、バス停での待ち時間>バスの乗車時間、という不運な目にあって、遅刻を覚悟。奇跡的に、さん若さんの出の何秒か前に席に着けたけど、あぶないあぶない。

 まずは2つ目のさん若さんが開口一番。いきなり(あいさつのところで)噛んじゃったけど、さらり、いやみなく聞ける「真田小僧」であった。こういう濃そうな(笑)会の開口一番だから、このくらいのがちょうどよかった。

 講談の貞寿さんはまったく初めて。女流の講談は何度か聞いてるけど、みんな神田ナントカさんだったからなぁ。プロフィールによるとキャリア7年とか。ちょっとキンキンした声が苦手な部分もあるけど、わざわざは聞かない講談で、こういうネタが聞けてよかった。

 さて喬太郎さんの登場。なんと出囃子は「ジングルベル」あらまぁ。また、いつものようにマクラが暴走気味といいますか・・・マクラも有名な小三治師匠の次世代トップバッター、というところかもしれない。ま、2日もすぎた今となっては、いろいろ喋ってたなぁ、というくらいしでしかないんですが。
 「聖夜の義士」とは、後で張り出された出演者のネタにそう書いてあったので、聞くのは初めて。現代ものの新作。クリスマスイブに突然、残業でサンタクロースの格好をして「紙で作るオモチャ」を配る羽目になった毛利くん。一応、恋のライバルが上杉で、残業を命じた部長が大石。部長の名前はかなり後まで出てこなかったけど、途中できっとそうだろうな、なんて思ってた。サンタクロースの衣裳を着るところで、いきなり立ち上がって着物を脱いで・・・あらま、下にはSWAの真っ赤な着物(背番号入り)。サンタの持つ白い袋は、ぬゎんとステテコ 芸がコマカイ。なんか応援したくなるキャラの毛利くんでした(毛利=討ち入りに参加できなかった一人)。

 市馬師匠は、忠臣蔵テーマだと七段目かなぁ、という予想通り。月曜に横浜では淀五郎を聞いていたし、季節よねぇ。若旦那が2階に上がって、芝居の妄想で夢中になるところで「あの口上ってのがまたいいなぁ」・・・團十郎の睨みをかなり本格的に。その後で、「麻央ちゃんのお父さんになる」などという台詞も入ったりして(しかし耳でマオちゃんと聞くと、スケートの浅田真央みたいだ)。
 その後、大旦那に言われて注意しにきた定吉を七段目のおかるにするところで、後ろの箪笥から取り出した妹の赤い長襦袢には、背番号が入ってました(笑)。全く、こういう芝居ものは、やってる本人がすごく楽しそう。

 仲入りの後、耳慣れぬ出囃子に??? だってプログラムは喬太郎なのに、「まかしょ」じゃないよ。・・・と思ったら、スタンドマイクに袴姿の市馬師匠。この週2回目の俵星玄蕃 ミラーボールぐるぐるの特別バージョンで、これまためちゃくちゃ気持ちよさそうに歌ってました。

 そして喬太郎師匠のトリネタが、この俵星の落語バージョン。珍しく、客席を暗くしての口演・・・なんだけど、私はどうもそういうのは好きじゃないの。これはネタおろしなのか、もうちょっと整理されれば、というところもあった。でもまあ、この時期に、この豪華な顔ぶれで「忠臣蔵」テーマの落語会、というところに大きな意味があるんだよね。

 終演後、地下のレストランでお喋り。集まった3人がみんな、すでに南座で助六を見てる、というの、考えればすごいことでは。

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コメント

「聖夜の義士」とは時代を飛ぶ噺でしょうか?もしそうであれば、以前三太楼が三太楼だった時代に彦いちとあわせた忠臣蔵三人会で初演をきいたことがあります。「ハワイの雪」とともに好きな噺なのですが、なかなかきく機会もなく。。。今年は暮恒例の扇遊の二人会の相手も正朝ではなく(もっと洒落のめしてくれるのかと思っていましたが)、聞納めは円丈の死神です。

投稿: クヮン | 2009.12.15 23:20

クヮンさま
聖夜の義士・・・時代を飛ぶ噺と言えるのかどうか自信ないです(何を聞いてたんだ) 私は文春ムックの落語家アンケート、喬太郎で好きなネタに「ハワイの雪」と「孫帰る」を挙げたんですよ。クヮンさまにもアンケートを回したかったのですが、アドレス不明で叶いませんでした
そうそう私の知人(扇遊ファン)も、今年の末広亭はパスしたようです。・・・んでもって、私も一応聞き納めは円丈「死神」の予定なり。落語バブルのおかげで年末年始、仕事で落語漬けではありますが。

投稿: きびだんご | 2009.12.15 23:52

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