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2009.12.08

「この人、落語も上手なのよ」

12月7日(月) 「柳亭市馬独演会」 19:00~ 於・横浜にぎわい座

市楽・道灌、市馬・禁酒番屋、川柳川柳・大ガーコン、お楽しみ(市馬・俵星玄蕃)--仲入り--市馬・淀五郎

 お習字で六本木まで行く月曜日だから、日比谷線に乗ってそのまま横浜へ行っちゃえ~。しかーし、行きはよいよい帰りはナントヤラ。やっぱり遠かった。帰りの東急東横線で、つい武蔵小杉でJR南武線に乗り換えてみたのが失敗だった。武蔵小杉から登戸・稲田堤あたりって、5つか6つ駅があるだけだと思ってたのさっ。なら横浜線に乗ってた方がまだマシだったのか・・・? 次はやっぱり「急がば回れ」の渋谷コースだなぁ。

 さて、久々のにぎわい座。独演会でわかってたのはゲストが川柳師匠というのと、「淀五郎」がネタ出しされてたこと。・・・つまり歌うんだろうな、というのと、時節柄忠臣蔵ね。この2つのみ。

 緞帳が上がったら、メクリに市楽とあって、あらら~。今日も明るく「道灌」をば。ほんとになんか急に上手くなった印象。そしてそのまま自分で座布団をひっくり返してメクリの前に座って場内を見てる。二つ目なのに。市也くんはどうしたの?←次からは市也くんであった。

 禁酒番屋のマクラでは、川柳師匠の話題から。初めて高座を見た時には、円生の弟子として古典をやってたんだって。歌&声のよさ、などなど、尊敬してる風がありあり。まぁ川柳師匠には、尊敬などという言葉は一番似合わないけれど。で、川柳師匠が飲んべえであるというところから、酒のネタで、すっと禁酒番屋へ。番をする侍が、だんだん酔っぱらって呂律もあやしくなってるのがおかしいさ。

 川柳師匠は、ま、いつもの「ガーコン」。歌でたどる昭和史(戦時中~戦後)、というところ。軍歌というだけで拒否反応の人もいるかもしれないけど、けっして戦争賛美じゃない、というのは明らか。だって苦労した庶民だもの。しかしまあ、80近いというのに異様に元気であかるい歌声! 円楽師匠とは同じ円生の弟子だけど、2歳ほど川柳師匠が年上だそう(入門は後)。

 これで仲入りかと思ったら、「お楽しみ」と書かれたメクリが出て、マイクがするするっと伸びていった。そして袴姿の市馬師匠の登場とくれば、これはもう「俵星」でしょう。ほんらいは予定になかった・・・そうですが。フルコーラスたっぷりと。歌い終えて仲入りになったとき、お隣の年輩の女性が連れの人に「この人、落語も上手なのよ。何をするのかしら」と話してた。ネタ出しされてますよ、などという余計なおせっかいはせず、ああ「落語も上手」という認識になるほど歌は認知されてるんだなぁ、と、ちょっとおかしくなった。

 「淀五郎」。今シーズン2回目だけど、やっぱり12月に聞くのは格別か。俵星の後でもあるしね。いつものように丁寧な語り口、そして後進を育てるという点での中村仲蔵、市川團蔵のあり方に、ホロリとしつつ、すっかり満足なのでした。

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コメント

きびだんごさま、横浜遠征お疲れ様です。
今年こそ、紅白歌合戦に市馬師匠が初出場かと期待しておりました。

この前昇太師匠がまくらで、王楽師匠の真打ち昇進パーティーで市馬師匠が「俵星」をご披露されてたそうですが、昇太さんも涙を流さんばかりに感動したそうです。そして歌丸師匠が初めてその歌声を聴いて、びっくりしたそうで、思わず割り箸に1万円札をはさんでもっていったそうです。(笑)

投稿: maroon6 | 2009.12.09 20:56

maroon6さま
あいっ。にぎわい座は遠かったです。一人で行くもんじゃないかも
紅白歌合戦・・・残念でした(あはは)。でも、年忘れ市馬落語集で歌いまくる予感←私は行きませんが。
昇太さんからの情報ありがとうございます。川柳師匠くらいの年になっても、同じように朗々と歌ってらっしゃったらいいなー。

投稿: きびだんご | 2009.12.09 22:54

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