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2009.12.04

2009 南座顔見世 その3

12月2日(水) 「昼の部」 10:30~

 この昼の部は、前にも触れたけれど「花街総見」の日に当たったのがラッキー。毎日新聞によると、この日はどうやら先斗町で、これからも、華やかに総見は続くらしい。舞妓・芸妓さんたちは桟敷にズラリなんだけど、その皆さんが三々五々、開演前や幕間などに、客席に挨拶にいらしてた。その場所は右側通路の右、つまり相当右側の席なんだけど・・・。だれ? という感じ(そのあたりの何人もの方に挨拶)。もしかしたら、京舞の井上八千代さんなどもいらしたか? 私は相当物見高いとは思うんだけど、こういう時、わざわざ前方へ見に行ったり、撮影したりはできないのよねー。

第一「佐々木高綱」梅玉(高綱)、翫雀(馬飼子之介)、愛之助(佐々木小太郎)、薪車(家来鹿島与一)、梅枝(高綱娘薄衣)、東蔵(僧智山)、秀太郎(子之介姉おみの)ほか

 これは岡本綺堂作の新歌舞伎で、平成に入ってからは歌舞伎座では1回(平成14)しか上演されていない。だから・・・私が知らなくても不思議じゃない!? 舞台はもはや頼朝の世になってからの、高綱の在所(の館)。

 たしかにこれは近代人による歌舞伎なんだなぁ、というのを実感する。台詞劇だし、高綱、子之介たちの「心理」が主だから。その中では、娘の薄衣と、甥(盛綱の息子)小太郎のカップルが、すがすがしい存在だった。愛之助くんはやっぱりこういう役がカッコイイのさ~。

 そうそう、この昼の部の「第一声」は薪車さん。夜の部の亀三郎くんとともに、貌よし声よしで。(*最新号のオール読物、関容子さんの連載はこの薪車さんのこと)
 

第二「一條大蔵譚 檜垣 奥殿」菊五郎(一條大蔵卿)、松緑(吉岡鬼次郎)、菊之助(お京)、吉弥(鳴瀬)、團蔵(八剣勘解由)、時蔵(常盤御前)ほか

 菊五郎の一條大蔵卿、初めて見たけど、すごくよかった!! こういう役はお似合いなんだろうな、と思って上演記録を見たら、あらま、ほとんど演じてはいらっしゃらない(平成11年の公文協中央コース以来とのこと)。一條大蔵=つくり阿呆、だけれども、その阿呆ぶりに品があって、でも無邪気さも感じられて。
 見ながら頭の中に、「アホな利口者より、利口なアホたれ」、捨助が出てきましたワ。ついでに大河ドラマの蛭子さんも出てきたけど、今後は出てこないに違いない(笑)。

 菊ちゃんのお京。私はこの南座の3役の中では一番好き、かも・・・。初めて見たから、というのもあるかしら? キリリとしたところがピッタリ。時蔵さんも、格の高いこういう女形の方が好きだなぁ。

 というわけで、今までそれほど好きじゃないと思ってた一條大蔵譚が、けっこう気に入っちゃったのでした。

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コメント

こちらにもお邪魔いたしますm(_ _)m

今回はパスしちゃおうかなと思っている「佐々木高綱」ですが、なんと私観てました(^_^; 仁左衛門さん襲名のときの南座で。しかぁし、まるで記憶にない。。。團十郎さんの「鳴神」や「外郎売」はすごくよく憶えてるんだけどなぁ。

「一條大蔵譚」は何度も見ていますが、私も菊五郎さんでは未見です。きびだんごさまがおっしゃる『品のある阿呆ぶり』が目に浮かびます(^_^)楽しみ、楽しみ♪

早く来週の木曜日がこないかなぁのからつぎでした。

投稿: からつぎ | 2009.12.04 10:59

(゚ー゚)からつぎさま
まぁ、仁左衛門襲名の時に、南座にいらっしゃったのですか!! 私はその頃・・・まさか自分がこんな風に遠征するなんて、夢にも思ってませんでした。
確かに、昼夜続けてというのは、かなりハードですものねぇ(しかも10時半からですし)。「高綱」と「石橋」は、パスもやむなしでしょうか。
来週の木曜日。私は仕事しながら「からつぎさまは今頃・・・」と、思うことにします。感想などお聞かせくださいね

投稿: きびだんご | 2009.12.04 23:37

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