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2010.04.04

名残の「三人吉三」

4月4日(日) 「御名残四月大歌舞伎 第2部」 15:00~

「菅原伝授手習鑑 寺子屋」幸四郎(松王丸)、玉三郎(千代)、勘三郎(戸浪)、彦三郎(春藤玄蕃)、仁左衛門(武部源蔵)ほか 「三人吉三巴白浪 大川端庚申塚の場」菊五郎(お嬢吉三)、團十郎(和尚吉三)、梅枝(おとせ)、吉右衛門(お坊吉三) 「藤娘」藤十郎

 まず業務連絡。今日、番頭さんに聞きましたら、巡業は音羽会での取り扱いナシだそうです。自分で取れ、ってことですね。もっと早く聞けばよかった。

 ふだん休日に一人で見に行くってことは殆どないんだけど、今回はなぜ、こんな日程にしたんだっけな・・・。すでに理由すらわからない。でも、音羽屋つながりのオトモダチと隣同士ということはわかってたんで、ウホウホと出かけましたワ。とにかく今日は「三人吉三だ」と思っていて、「寺子屋」の配役の確認すらしていないんだ。

 その「寺子屋」は、やはり先月「筆法伝授」を見ていてよかった。自分の中で気持ちのつながりがあるんだよね。なんとなく梅玉さんの源蔵のような気がしてたくらい。で、意外に、というくらいサラサラ見たんじゃないかな。特に感情移入などということもなく。金太郎ちゃんの菅秀才に「がんばれ~」ってトコはあったけど。
 終わってみれば、松王の存在感と、時蔵さんの園生の前が登場して、サッと空気が変わった、この2点が強く印象に残っている。この園生の前は、ちょっと忘れがたい。

 そしてお待ちかねの「三人吉三」。もう、どっぷりと黙阿弥の世界に浸っておりました。そういえば、先月の「弁天小僧」も、ほぼ同じような席で見たんだっけ。花道の近く。
 なんというか、父親世代の貫禄? たぶん余計な力が入ってなくて、その余裕の部分で豊かに遊ばせてくれるような感じかなぁ。これはやっぱり、新・歌舞伎座でもこの3人でぜひ演じてほしい! ところで今日は、3人が血さかずきを交わすために腕を傷つける場面でちょっとしたハプニングが。和尚→お坊→お嬢と順に小刀を回していって、お嬢がなぜかじっと傷を押さえてるなぁ・・・? と、隣の和尚に「ちょっとすみません」と腕を差し出す。そうよ、これって和尚が巻いてあげるんだったよね。あれ、さっき和尚はお坊の方を巻いてあげた?(すでに忘れてる) というような、4月4日スペシャル・バージョンなのでありました。うん、土産ばなしさ。

 そして「藤娘」。前に見たのをすっかり忘れてるんで、パッと灯りがついた時の美しさは、常に新鮮な驚き。ちょうど田中兄弟はじめお囃子のみなさんがよく見える席だったから、それも楽しかった。鼓や太鼓だけじゃなくて、いろいろ叩くのねー。藤十郎丈は、新・歌舞伎座でもきっと今と変わらない若々しさで踊ってるに違いない!

Kororo  珍しく音羽会観劇日に当たっていたので(知らずに申し込んだ)、京都・俵屋吉富の「糖菓子(さくら味)」を頂きました。フタを開けたら、二度とうまく閉まらない・・・食べるしかないのか。

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コメント

昨日はお隣の席で、幕間のお喋りも楽しませていただき、ありがとうございました。
体調さえ良かったら、もっともっとお話したかったのに~とそれが心残り。

重要な業務連絡ありがとうございます!
音羽会で手配してくださるものだとばかり思って、のんびり構えていました。
先程調べたら、立川市公演は3月中旬から売出しているじゃないですか!!
これから発売の大田区公演に賭けようかしら。

投稿: 尚花 | 2010.04.05 16:40

尚花さま
こちらこそ、ありがとうございました! その後、回復されたでしょうか。1週間前だったら、私が体調を崩してたんですよねー。早く暖かくなってほしいものです。また次の機会を楽しみにしてます。その時にはぜひ猫並さんにも加わっていただきましょう・・・と勝手に言ってるぅ。
巡業、立川はほんと早くから発売してましたよね。なんと、今日、大田区文化振興協会から会報が届きました!!(落語チケットの関係でDMが来る) 4月発売おすすめ情報が、歌舞伎です。でもねぇ、木曜日の昼・夜では厳しいですワ。グスン。土地カンのある八王子に行くかなぁ。一般発売はあるのか、やきもき。
あ~、三鷹に来てほしかった(コース違いなのです)。

投稿: きびだんご | 2010.04.05 20:46

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