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2010.04.28

雨の日には国芳を見よう!?

歌川国芳-奇と笑いの木版画」(後期) 於・府中市美術館 5月9日まで

 さて、世間では歌舞伎座・千穐楽で賑わっておりますが(ニュースなどでも)、それは皆々様にお任せして・・・雨の平日は美術館に行くのにピッタリ! というわけで、またまた片道電車賃130円(+小糠雨の公園散歩)で、府中市美術館に行ってきた。今日を逃すと、もはやダメかも、ということもあり。折角、前期から勢い込んで行ったんですもの。

 前回買えなかった図録も、めでたく入手。この先、ゴールデンウィークあたりは混みそうな感じだけど、今日はゆったりノンビリ見て回った。ほんとに盛りだくさんの絵の中で、やはり芝居に関係するものが面白い。「近江の国の勇婦於兼」なんかは、あの「お兼さらし」の人だけど、馬はいやに洋風だし、下から上にたなびく白雲(?)は晒を手に踊る舞台を思い起こさせる。野田秀樹の「ザ・ダイバー」や能「海士」で見た「玉取り」の話も昔はポピュラーだったんだろうな、とか、土蜘蛛退治の話、岡崎の化け猫で、踊るチビ猫の姿。エトセトラ。

 前も思ったことだけど、それぞれの絵についている解説がかなり長い。ちょっと珍しいんじゃないかな、というくらい。それは諸刃の剣で、注目すべきところを見逃さないですむいっぽう、感じ方まで限定される気もする(たとえば美女に抱かれている猫のことを、迷惑そうだ、などなど)。

 忠臣蔵のパロディ(ほんとに蝦蟇手本~、化物~はケッサク=七段目、手紙を読むお軽はろくろっ首など)や、役者絵が禁止されたがゆえの「似たか金魚」=金魚や亀の顔が役者の似顔絵などなど、国芳の生きた時代と合わせて考えると、よけい面白そうだな。

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