« ヘンテコ、旅のお供 | トップページ | 郊外で、市馬・喬太郎 »

2010.05.08

團菊祭が大阪へ

團菊祭五月大歌舞伎」 於・大阪松竹座

昼の部/「摂州合邦辻 合邦庵室の場」「勧進帳」「河内山」 11:00~
夜の部/「本朝廿四孝 十種香」「京人形」「髪結新三」 16:15~
(5月6日・夜の部・6列センター、5月7日・昼の部・1列センター)

 満足満足の松竹座観劇を終えて、実家→大阪→自宅の長い旅(? ゴールデンウィーク)が終わった。仕事がたまっていて、ちょっと感想を書いてられないので、軽くメモのみ。

 昼も夜も充実した演目だったけど、一番印象に残っているのは、なんといっても菊之助初役の玉手御前。花道に、あの紫の袖を頭巾にした姿で現れた時から、不思議な緊張感を感じた私・・・美しいからよけいに客席がハッとなってるのかな。

 三津五郎の合邦、東蔵のおとくも、すごくよくて、それぞれに娘を思う気持ちに溢れていて、いやはや胸を打たれましたです。「親の情」というのを感じるって、私がそういう年齢になったということかしら。

 時蔵が俊徳丸という配役を聞いたときには、・・・?と思ったけど、高貴な身分の若、という雰囲気が似合うのねー(白子屋の手代よりも)。

 娘お辻としての姿、義理の息子への恋情を語り嫉妬に燃える姿、そして・・・。なるほど、みずみずしく美しい玉手ならでは、と思ったのだった。芸達者な三津五郎とのコンビを、これからも長く続けてほしいな。あー、今月、絶対にもう一度見たい!!

 次にはやはり、「髪結新三」。これはもう、他の誰でもなく菊五郎の役だわね、と思うのみ。文句なく浸れますワ。「かつおかつおっ」と魚売りの菊十郎がまた、いい味出してるし。下剃勝奴も菊ちゃん初役だけど、どうもこの役は松緑のイメージが強くて。あと、團十郎の弥太五郎源七には、最初、セリフなんかに一人だけ違う空気の中にいます、という雰囲気を感じてたんだけど、だからこそ、面目をつぶされた親分らしさがものすごく出ていて、閻魔堂橋で復讐のために待ち受けるのが納得できたなぁ。

 というわけで、大満足の大阪遠征。夜の部、昼の部ともに、オトモダチと一緒で、あれこれ喋り合うのもまた楽しかったなぁ。

|

« ヘンテコ、旅のお供 | トップページ | 郊外で、市馬・喬太郎 »

歌舞伎・文楽」カテゴリの記事

コメント

お帰りなさ~い。
内緒の(笑)大阪一泊、「満足満足」とのことで何よりでした。
「あー、今月、絶対にもう一度見たい!!」って、それが実現したら羨まし過ぎです。
菊ちゃんの玉手御前、写真だけでもいいから見たいな~
いや、やっぱり写真じゃダメだわ。
あの声を聞かなくちゃね~

投稿: 尚花 | 2010.05.08 22:21

きびだんごさま
早速松竹座へお出ましでしたのですね。
菊之助さんの玉手御前、ますます楽しみです!
私が観るのはもっとずっと先なのですが。
その頃は舞台写真も出てるかなぁ。

今日(5/8)お昼前にたまたまTVつけたら
NHKの「ぐるっと関西」という番組で
團菊祭の特集をやっていて、團十郎さん、
菊五郎さんの豪華インタビューが流れていました。
菊五郎パパは「新地に行くのに忙しい」と
おっしゃっていました。
相変わらずですよね~(笑)。

投稿: スキップ | 2010.05.08 23:21

おしゃべりとおやつと、ご馳走様でした。
ふと、菊之助は雪姫みたいなんはやらんかいな?と思ったりもしました(笑)亀治郎だってやったんだからなぁって。その時には雪舟もなかも思い出します、きっと!

菊五郎の狐忠信の時、義経に時蔵が出てきた時のことを、俊徳丸を見て思い出しました。そういえば私は、時蔵の惟盛@すし屋も好きだったっけと、続けて思い出しました。
なのに、帰りの新幹線では、思い出したことを思い出しませんでした(大爆)ぜったい話があったのになぁ…無念じゃぁ

投稿: 猫並 | 2010.05.09 00:02

尚花さま
ただいま~。実家に内緒なものですから(夫と息子にはやむなく申告)、夜の部を見ている頃に姉から電話があったんだそうです。ゴニョゴニョとごまかしてくれたらしい(爆)。
合邦を昼ゴハンの後くらいにしてくれれば、問題なく再見できるんですけど・・・でも、苦手な早起きも辞さない覚悟。それが成功した暁には写真をお土産に。なーんて、捕らぬ狸のナントヤラ。
いやはや、まだ浮かれてます。
そうそう、あの「声」よね!!

投稿: きびだんご | 2010.05.09 00:25

スキップさま
はいっ。早くからカレンダーとにらめっこして、予定を立てました ほんとは実家への行きがけに「夜の部」を見て、帰りに「昼の部」なら、宿泊費もいらないんですが、そううまくはいかなくて。
菊パパ、「新地に行くのが忙しい」なんて、ほんと声が聞こえてきそうです(笑)。勧進帳をかぶりつきで見て、首が痛くなったんですが、富樫のすごく美しいナナメ45度の横顔に、惚れ直しました。
うーん、やっぱりまだ浮かれてます。

投稿: きびだんご | 2010.05.09 00:32

猫並さま
・・・ことほど左様に、まだ浮かれまくっております。
しかーし、新大阪~東京が、あんなに近く感じたことはなかったです。でも、まだまだ喋り足りない。ほぼ音羽屋話に終始したので、時蔵とか、他の人にまで話が及ばず、ってところでしたよね。

そう、雪姫。菊ちゃん、やってくれないかなー。すんごく見てみたいんですが。その際には、雪舟もなかを買い占めて、みんなに配っちゃうワ。
「思い出したことを思い出さない」で、後からって、よくあるんです。全くなー、ですよね。

投稿: きびだんご | 2010.05.09 00:44

ただただ、羨ましい。。。

投稿: クヮンニン | 2010.05.09 23:19

クヮンニンさま
むふふ。たまにはこんなこともなくっちゃ。
ならぬクヮンニン、するがクヮンジン あっ、違うか。

投稿: きびだんご | 2010.05.10 01:07

お疲れ様でした。
私もついに決めましたよ、松竹座行き
大阪で團菊を見るなんて、ちょっと自分に自慢したい気分だったりして

投稿: SwingingFujisan | 2010.05.11 18:48

SwingingFujisanさま
きゃーん。松竹座遠征決定、おめでとうございます。
ほんと何回でも見たくなること、間違いナシ!!
いついらっしゃるのかしら。楽しんでいらしてね。

投稿: きびだんご | 2010.05.12 01:57

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« ヘンテコ、旅のお供 | トップページ | 郊外で、市馬・喬太郎 »