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2010.05.27

三夜連続落語・第一夜:帰り道で迷う

5月26日(水) 「皐月恒例 市馬落語集 三夜」 第一夜 18:45~ 於・日本橋劇場

開口一番(市也・たらちね)、市馬・子ほめ 市楽・漫談、市馬・だくだく--仲入り--吹き寄せ(二女囃子・益田太郎冠者「ところかわれば」)、市馬・佃祭

 いつの間にかプログラムに「皐月恒例」という言葉が入ってた。市馬師匠の三夜連続独演会の初日である。午後2時くらいに東京着の新幹線で実家から帰ってきて、長らく(といっても5泊6日)留守してたから家で夕食の支度だけはして、また出かけた。ほら、食べ物に不満があるとみんな機嫌が悪くなりがちでしょ。とりあえず、食べさせとけ、みたいな

 日本橋劇場(日本橋公会堂)は、久しぶり。無事に行けるのか?・・・水天宮駅でしっかり地図をチェックして、ぶじ到着した。「チケットぴあ」あたりでもチケットは扱ってたけど、直接、主催者のミックス寄席氏に頼んだから、3日間通しで同じ席。後ろの方の通路際、という好みの席を貰えましたです。

 市也くんは「第一夜はわたくし市也で」ということで、落ち着いたスッキリした噺っぷり。時間の制約か、いきなりの縁談話~長ーい名乗りまで。ここで切ったのは初めて聞いた気がする。市馬師匠の1席目は何かなーと思ってたら、あらまっ「子ほめ」とは。こういう前座噺を聞くのもまたいいものよね。たとえば「お若く見える」と褒めるときに「50の人は?」「しじゅうご、ろく(と言いなさい)」「60の人は?」「ごじゅうご、ろく」・・・途中から、答えるご隠居の声の感じが変わる(いいかげんにしろよ、みたいに)あたり、前座さんでは決して味わえないもん。

 ここで一旦、高座からおりて、代わりに現れたのがプログラムにはない市楽くん。仲入り前に師匠がもう1席喋るため、(着替えタイムを)つなぎの役だとかで、当日いきなり「着物持って行け」と言われたんだそう。「持ち時間5分です」と、師匠のことなどを話し始める。途中で太鼓が鳴ったのは、もうおりていい、という合図でしょうね。こういう漫談というかちょっとした喋りも、さりげなくて(くどくもなく、客席を冷やしもせず)、成長ぶりがうかがえた。そして「だくだく」。たぶん師匠で聞くのは初めてだと思う。オンボロ長屋の様子が目に浮かぶようで、楽しかった!!

 仲入り後の「二女囃子」は、いつもは寄席の下座として三味線を弾いてる太田そのさんと松本優子さんのコンビ。そのさんのいい声の「ご当地めぐり」端唄、素敵でした。

 「佃祭り」みたいな、いい人(人を助ける)の噺が、いやみが全くなくゆったり聞ける、というのは、市馬師匠の魅力の一つだろうな、と思いつつ。そして、脇役である佃の船頭さんの江戸前なところも、ピリっとアクセントだわね。

 後方の通路際の席ということは、出やすい、ということで、すばやくエレベーターに乗って・・・いざ、帰宅。先頭切ったばっかりに、出口で方向を間違えて、雨が降るのにしばし迷子になっておりました(かんぺきに逆方向へ向かってた)。比較的、傷が浅くて助かったけど。

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