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2010.06.14

おネエ言葉が飛び交う舞台

6月11日(金) 「―初恋」 19:30〜 於・三鷹市芸術文化センター 星のホール

作・演出/土田英生 出演/今井朋彦、奥村泰彦、片桐仁、田中美里、千葉雅子ほか

金曜にはこれを見に行ってました〜。7時半開演は助かる。その上、私は早めに着いてたけど、「中央線ダイヤ乱れのため、開演を10分遅らせます」なのでした。不便な場所だから(でも私にはすごく便利)、これくらいしないとねー。

さて、これは今井朋彦&片桐仁ということで、楽しみにしてた。土田作品だし。場所はどこかの島の、ゲイだけが住むアパート。管理人をしている女性(田中美里)の亡父がそうしたのである。
居住者のうちリーダー的存在が今井。二言めには「(亡くなった)結城さんはね」と言って、ゲイとして誇り高く生きることを皆にも要求して、煙たがられもする。
しかし、このアパートの存在は島の人からすれば受け入れがたいので、立ち退き要求が出たり、すぐ近くの高校の生徒に、ガラスを割られたり……。(そして徐々に激しさを増す)

シチュエーションはともかく、この住人たちの「おネエ言葉」の台詞の応酬が面白い。
前はここに住んでいて出て行った片桐と今井の対立なんかも含めて、根っこの部分では分かっているけど互いに譲れないあれこれ。

初演は1997年とのことで、10年以上が過ぎる間に、TVなんかでおネエのキャラは珍しくはなくなった。
しかし、自分の身近にそんな場所があったら……? 地域の中の圧倒的マイノリティーの痛み。「卑屈になるか開き直るかでしか生きていけないのよ!」という叫びに圧倒された。

役者さんも、(役柄として)今井―片桐が、白―黒、頭脳―肉体、陰―陽…という感じで、取り巻く人たちもよかったなあ。

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