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2010.07.24

こおりようかん、ピクピク~

7月23日(金) 「市馬落語集」 19:00~ 於・日本橋教育会館

市也・出来心(まぬけ泥)、市馬・宗論 (おはなし) 市馬・船徳--仲入り--市馬・猫忠

(↑なんのこっちゃい、なタイトルでごめんね。これ「猫忠」から)

 なんとか仕事を完了させて、心おきなく日本橋。・・・と言っても、最後の追い込みのため昼抜きだったので、開演前におにぎりをパクリ。やっぱりちゃんと食事を取らないとダメねー。(前日は有楽町線・市ヶ谷駅での人身事故に遭遇して←乗ろうとしたその電車がホームの途中で止まって、これまた昼食の時間を失ってたの。暑い時期だからこそ、何はさておき食べることだけは、だね)

 今日の客席は、N翁と大阪のSSさんくらいしか知った顔を見かけず。いつもにまして高齢の方が多い印象。エレベーターで乗り合わせた女性グループは、地元の方々みたいでしたワ。

 市也くん。出だしがなんかおっかなびっくりという感じがした。喋っているうちに調子が出てきたようだけど、この噺への自信のなさ(?)を勝手に受け取っちゃいました。やっぱりまずは愚直にお稽古してください(とエラそうに言ってみる。別に間違えたとか絶句したとかってことはないけどね)。このところ市也くんに辛口なわたくし。

 さて市馬師匠は本日もごキゲンで。「猫忠」と「宗論」はネタ出しされてたけど、プログラムは(順番が)なかったから、どっちからかなーと思いつつ。
 マクラは「出来心」を受けて(市也くんがやった「出来心」の前半は「まぬけ泥」とも言うとのことで、へぇー)、小さん師匠宅の泥棒事件など。これ、何回か(何回も)聞いてるけど、持ち時間とか会の趣旨、客層なんかで、取り出す部分を変えるんだろうな。今回は短めで、翌日に小さん師匠の代演に出た馬生師匠の粋なコメントを紹介、いかにも落ち着いた客席向けに上品にまとめてました。

 「宗論」、落語ではたい平さんや玉の輔さんで聞いたことがある。なんとなくハチャメチャ系の爆笑もの、という感じがしてた。口演後のおしゃべりで、自分には縁のない噺と思ってたけど、小三治師匠の「宗論」を聞いて(←三之助さんの真打ち披露興行中、楽屋で馬風師匠が小三治師匠に「‘お父さま’を、やってよ」とリクエストして、久しぶりにかけたらしい)、やってみる気になったとのこと。確かに、キリスト教にかぶれた若旦那と、バカ息子に頭が痛い父親の雰囲気が、くどくなくて楽しい。喉も披露できるし(笑)。ただ、ネタが「宗教もの」だから、そういう配慮というか遠慮(?)めいたものが感じられるところが、市馬師匠らしいところでもあるのかしらん。

 というわけで、「宗論」が終わって、一度、緞帳が下りかけたのをさえぎって、そんないきさつ話をした後、「今、何時?」 「7時50分? では季節の噺を軽く」・・・で、始まったら、えっ、ここで「船徳」かけますか、なのでした。こちらも困った若旦那、お暑いさかりの隅田川。風情だわねぇ。

 「猫忠」を初めて聞いたのは、忘れもしない、浅草で獅童くんの狐忠信を見てさほど経たないころ。この2つがセットになってる。なんでも取り入れちゃう落語の面白さ。と言っても細部はほとんど忘れてた。
 私はたいていの落語で若い衆の名前をすぐ忘れるけど、これは大丈夫・・・かな。だって「じろう」と「ろく」は、最後に駿河次郎と亀井六郎になるんだもーん。本性を現した狐、じゃなかった猫が打ち明けるところは、下座の三味線や太鼓も効果的で、でも、くだらなくって好きだなー。

 終演後はSSさんとビールを飲みつつ、落語よもやまばなし。上方では「猫忠」はかなり違うそうで、それも聞いてみたいと強く思ったのでした。人形町からの帰りは、やはり、の午前様・・・なのに、あいかわらずじとーっと暑かった。

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