« 久々に「和楽」を買ったら・・・! | トップページ | 追悼・つかこうへい »

2010.08.18

新橋演舞場へは、5月以来!?

8月17日(火) 「八月花形歌舞伎 第三部」 18:00~ 於・新橋演舞場

通し狂言 東海道四谷怪談」序幕・浅草観世音額堂の場より大詰・仇討の場まで
勘太郎(お岩/小仏小平/佐藤与茂七)、獅童(直助権兵衛)、七之助(お袖)、市蔵(宅悦)、家橘(伊藤喜兵衛)、海老蔵(民谷伊右衛門)ほか

 なんだかんだで、あれれ、6月も7月も演舞場には行ってないのっ? 不思議だ。3階B(正面右サイド)の席となると、もっともっと久しぶり。たまたまなのか、メインが歌舞伎座からこちらに移ったからかわからないけど、お喋りとかガシャガシャ音とかも殆どない、お行儀のいい客席。おまけに大向こうさんもゼロ。これはちょっとさびしかったなぁ。だからなのか、いっとう最初に獅童・直助が花道に立った時、なんだか間が抜けた感じでした。獅童くん、ワルっぽい台詞を喋るといいんだけど・・・。

 久しぶりの小山三さん(おいろ)もお元気で、ついいっぱい拍手しちゃった。 

 私は歌舞伎座で見た勘三郎・お岩が、(私にしては)けっこう記憶に残っている。今回の勘太郎くん、ほんとに声が父親そっくりだわー。でも、初役らしくというのか、とても丁寧に演じていてすっごくよかった。隣の伊藤家から貰った血の道の薬を飲むときに、ほんとに何度も何度も感謝して飲み(また、この飲みきり方が細かいのね)、だからこそ真実を知った時の恨みが納得できる。

 海老蔵の伊右衛門も、さすがに華があって、ほほーってなものでしたワ。でも、病気の妻から着物を奪い、赤子のための蚊帳まで持って行ってしまう極悪非道ぶりが、そんなもんかな・・・という感じもあった。これって、お岩にすっかり見とれていたからかしらん。市蔵・宅悦がよかったな。あ、私の記憶とは違う部分もあったんだけど、記憶違いなのか、今回の演出なのかはわからない。

 今回は通し狂言とはいえ「三角屋敷の場」がないので、そのストーリーを舞台番・猿弥さんが説明して、大詰へ、となる。この時、納涼らしい趣向もあった(今日初めて、今月は「花形歌舞伎」であって「納涼歌舞伎」ではないことに気づいた)。

 夏の夜、四谷怪談をたっぷり楽しめて、3階席だとお値段も安いし、やっぱり歌舞伎ってよくできてるなぁ、なんて思いながら、帰宅したのでした。

|

« 久々に「和楽」を買ったら・・・! | トップページ | 追悼・つかこうへい »

歌舞伎・文楽」カテゴリの記事

コメント

この「四谷怪談」は勘太郎さんについては大方好評(私などは絶賛してしまいましたわ)なんだけど、海老蔵さんのことはプロの批評家でも意見が分かれていたりして、そこが面白いなあと思っています。私はやっぱり海老蔵の「悪の華」に1票()入れたい。
獅童さんは私はよかったと思いましたが、日によって(というか、雰囲気によって?)違うのかなあ。
大向こうさんゼロっていうのはな~んかね

演舞場と歌舞伎座はやっぱり空気が違いますね。

投稿: SwingingFujisan | 2010.08.23 09:32

SwingingFujisanさま
今回の四谷怪談は、どうしても勘太郎くんに意識がいっちゃって・・・。「悪の華」海老蔵もじゅうぶんに堪能しましたが、全体として、後半にいくにつれて薄味になったような気がするんですよ。
獅童くんも、最初の出のところが惜しいっ。やっぱりあそこでもっと引きつけてほしかった。えっ、萬屋って声がかからないのぉ?と思いました。成田屋!もなく、ガマンできなかったのか一度だけ女性の声で「中村屋」が聞こえました。寂しかった!!

投稿: きびだんご | 2010.08.23 22:42

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 久々に「和楽」を買ったら・・・! | トップページ | 追悼・つかこうへい »