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2010.08.01

結局、予習せずの「黙阿彌オペラ」

7月30日(金) 「黙阿彌オペラ」 18:30~ 於・紀伊國屋サザンシアター

(こまつ座&ホリプロ公演・紀伊國屋書店提携)井上ひさし追悼公演
作/井上ひさし 演出/栗山民也 出演(登場順)/熊谷真実、吉田剛太郎、藤原竜也、大鷹明良、松田洋治、北村有起哉、内田慈、朴勝哲

 ほんらい、藤原竜也、吉田剛太郎、北村有起哉の出演で、井上ひさしの新作「木の上の軍隊」が予定されていたが、井上氏の病気によりそれが叶わず、代わりにこれをという同氏の希望だったよう。結果的に追悼公演となってしまった。会場には幻となった「木の上の軍隊」のスチール写真とポスター(和田誠)が掲出してあった。

 以前、このサザンシアターで井上作品を見た時に、なぜか単行本「黙阿彌オペラ」を買ってはいたんだけど、積ん読のままで今に至る。てなわけで、相変わらず何の知識もなく見る私。そして有起哉くん目当てなのに、藤原竜也が出るんで(しかも追悼公演)チケット取りにくかったじゃん、でもある。

 で、最後列から見た。追加席が放出された時に、つい見てみたらもっともっといい席=中央通路のすぐ後ろ、が出ていて「見なければよかった」とガックリ。だからと言って買い直すほどの熱意はなく・・・。 あえてオペラグラスは持って行かなかったけど、やっぱり遠かった。後ろ何列かは安くしてほしいくらいだ。

Mokuami_2 会場ではいろいろグッズを売っていたけど、公演パンフレット(1500円)は稽古場写真入りの白い表紙のと、舞台写真入りの紺色の表紙の2種類。エコバッグがついてプラス500円。舞台はこれから見るんだから・・・と、稽古場写真入りの方(売れ残り?)を買ってみた。藤原竜也くんの生写真5枚セット1000円もあったよ。

 シェイクスピア劇なんかで「剛の者」のイメージがある吉田剛太郎さんが、河竹新七のちの黙阿弥で、ちょっとナヨっとした役どころ。むしろ周囲のもっと底辺にいる単純な庶民たちにかきまわされてる。藤原竜也は・・・台詞の感じなんかは正直いつもの竜也くんなんだけど、動きのしなやかさには目をみはる思い。有起哉くんは、出だしはなんか固い感じもしたなぁ。単細胞(笑)の浪人者がピッタリ~。

 出演者みんな芸達者で、密度の濃い舞台だったけど、内田慈の成長を実感。いや、これは彼女をよく知らないから、か。初めて見た何年か前には、チラシの名を「内田滋」と見間違えてたくらいで・・・。

 劇中で井上戯曲の「台詞の美しさ」を実感するところまではいかなかった(たぶん心地よく耳を通り過ぎた)が、幕末から明治への時代のうねりと、そこをしたたかに生き抜く庶民のエネルギー、生命賛歌はしかと受け止めたと思う。

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コメント

ホントーに取りづらい公演になっちゃいましたよね、これ。ここんとこ、取れないものはめったにないってんで、プレなんとかには目もくれず、ついでに発売日も忘れていて(爆)
見損なったものを惜しむことはめったにない私ですが、これはちょっと悔しいです。
最後列でも羨ましい!
いや、実際に取れていたら、そうは思わなかっただろうけど(大爆)

投稿: 猫並 | 2010.08.01 18:40

猫並さま
こまつ座+ホリプロ、ちょっと予測できないところがありますよね。前に銀河劇場でやったのなんか、安くなったりしてたはずなのに。「追悼」のブームが去って後、どれだけ上演してくれるのか・・・。
私もチケットが取れなかったのはわりとアッサリ諦めます。大金を出してまでなんとか、などとは思わないし。でも、取れたら取れたで、「もっといい席で見たかった」になるんですよ。特に今回は偶然、追加放出を見てしまったから。でもまあ、すべて巡り合わせですもんね。
とりあえず7月は「椿組 天保十二年~」に出会えたことの方が嬉しいです。

投稿: きびだんご | 2010.08.01 22:09

きびだんごさま
>有起哉くん目当てなのに、藤原竜也が出るんで(しかも追悼公演)チケット取りにくかったじゃん
いきなりココ、ウケました(笑)。
確かに、一時ほどではないにしても、竜也くんがらみはチケット取り難いですよね。

私もあまり予習するタイプではないので、全く予備知識なしに観たのですが、とても楽しく、心にしみた舞台でした。
何なら単行本買って読もうかしら、という勢いです(笑)。
あ、内田慈さんの名前、私も内田滋さんと間違えていて、「ひょえ~『ガラスの仮面』とかけもち?!」と思っていました。(スケジュール的にあり得ない)
大阪ではプログラムは紺色の表紙の舞台写真入りのみでした。トートバッグつきも完売だったのですが、もしかして紺色のプログラムにはトートバッグも紺色だったのでしょうか。

投稿: スキップ | 2010.09.20 22:16

スキップさま
えへへ~。私はヘソ曲がり、なのかも。なんか藤原竜也くんには、パッと踏み出せないものがあるんです。(そのわりにここ数年はよく見てるけど
「黙阿彌」はほんと偶然、単行本を買っていて(今回のチラシと同じ表紙の画に惹かれたのもある)、持ってるのに読んでないなぁ・・・と。

トートバッグは大きさと丈夫さがいいですね! うーん白か、汚れそうだな、とも思ったんですが、勢いで買っちゃいました。でも、パンフレットに合わせて2色、ということはなくてこの白だけ・・・だったと思います。
内田滋/内田慈、字面が似すぎてる上に、うちだ・しげ/うちだ・ちか、と意外な読み方も共通ですよね。私はその昔、滋くんが出てるもんだと思ってお芝居を見て、???出てないのは何故?と最後まで気づかなかった、それが慈さんを初めて見た時でしたよー

投稿: きびだんご | 2010.09.21 09:07

きびだんごさま
まぁ、私ってば、内田滋くんと月川悠貴くんを取り違えていたことに今さらながら気づきました。(「ガラスの仮面」に出ていたのは月川くん)
私の頭の中でオールメールつながり?(笑)
内田慈→内田滋→月川悠貴 なんて、誰も似ていない3段活用です。
お恥ずかしいワ。
何度もお邪魔いたしました。

投稿: スキップ | 2010.09.22 01:07

スキップさま
あら、わざわざありがとうございます!
このところ内田滋くんチェックをすっかり怠ってまして、「ガラスの仮面」にご出演だったのね、と納得してました
でも、月川悠貴くんと頭の中で入れ替わってた、というのは、わかります。私も、なんで?というこの手の「活用」を、よくやっちゃいますもん。月川くん、来月「じゃじゃ馬馴らし」で久しぶりに見ます

投稿: きびだんご | 2010.09.22 08:01

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